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アストロノオト アニメ7話感想

アストロノオト7話感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、 総監督:高松信司 監督:春日森春木 脚本:うえのきみこによるオリジナルアニメ『アストロノオト』の7話の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

7話

あおいちゃんと宮坂君

あおいちゃんと宮坂が一緒に昆虫祭り向かうというエピソードでしたが、その中で大きく語られたのは、あおいちゃんがなぜ宮坂にそこまで強い想いを持っていたのかという過去の話。

話は宮坂があすトろ荘に来た時から始まり、元々同じホテルで働いていたことを知っていたあおいは、心が爆発するかと思ったとのこと。1話でのシーンから始まり、まさかの梯子から落ちそうになっていたミラさんの件も、驚いたあおいちゃんが足を引っかけていたことが原因だったと判明。奇しくも、二人のファーストコンタクトを衝撃的なものにしてしまったというのは、なかなかに皮肉なお話。

さらに、本格的に登場するまでのエピソードの中でも、ちらちらと背景に映りこんでいる様子が描かれ、ずっと宮坂君の事を見ていたあおいちゃん。あすトろ荘でのそのあたりは、髪の長さもありホラーっぽさも強かったですが、宮坂に対する想いについては、やはりホテルで働いてた時代に会ったことも語られる。

ホテルのウェイトレスとして働いていたあおいちゃんは、何もうまくいかず知り合いも出来ず、一人で屋上でおにぎりを食べていた。そこに偶然やってきた宮坂が、話しかけ、同じラジオを聞いていると話しかけてくれたことが、宮坂に対する想いの始まり。何やら今回の昆虫祭りに誘って昆虫食をしようと言い出したのも、その時食べたエスカルゴに由来するものだったようで、今のあおいちゃんの行動の原点はほとんど宮坂にあることが明かされる。

しかし、ラジオにも投稿して、やっと採用されステッカーを手に入れ宮坂に話しかけようとした際にはホテルが倒産というタイミングの悪さ。そのまま、ゆく当てもなくなったところを太助さんに拾われたのが、今のあすトろ荘にいる理由だった様子。

宮坂にデートに対するミラさん

宮坂とあおいちゃんが二人で昆虫祭りに向かう中、当然、その仕込み人であるナオスケは宮坂があおいちゃんとデートに行ったと伝える。

このあたりでのミラさんの対応は、ふーん、へー、とぶつぶついいながら、過剰なまでに穴を掘ってしまう。これと似たようなシチュエーションをめぞん一刻でも見たような気もしましたが、やはり、気にしていなさそうでも、その心の内が無意識に現れてしまう演出として非常に魅力的でよい展開。予想通りながらもこのポジションのキャラならこうなるよなという安定感のある動きでした。

きちんと前回の宮坂がラブホだと思っていたショーインの家に、二人で来ていたというあたりも拾って、根掘り葉掘りちょっと嫉妬深そうな感じも出ているのが面白かったです。

探していた鍵?

この昆虫祭り、何やら太助さんが用意していたものだという事が明らかにあり、その会場にて行われるワンコハチノコ大会の報酬に、大きなカギがあるとのことで、ショーインとミラは会場へと向かう。

祭りの会場では、宮坂たちと遭遇。何やら互いに思うところありそうなひと悶着がありましたが、ミラがワンコハチノコの報酬の鍵が欲しいという事がわかると、宮坂は積極的にそちらに協力。

ハチノコをわんこそばのように食べるちう、なかなか奇抜なイベント。流石に宮坂もハチノコを食べるのは苦手といった感じを出していましたが、一度食べておいしいとわかるとパクパクいけるあたりは、流石料理人といったところでしょうか。

今回、何やらショーインはその光景を不気味そうに眺めていましたが、何やら学友であった宇宙人がハチノコと似た姿をしていたとのことで、流石にそれを食べるのにはドン引きだった様子。しかし、おそらく同じ宇宙人を知っているだろうミラさんは、そのあたりまったく気にしていなかったのは、本人の性格のずぶとさ故なのかちょっと気になる所でした。

そんなこんなで、ワンコハチノコは進み、ミラさんとペアを組んで出場した宮坂が勝利を獲得する。しかし、何となく予想はついていましたが、その鍵はあくまで、報酬である電動カーもの。車を納車するときに、お店の人が用意する大きなカギのようなもので、あくまで手作りのダンボールでミボー星とは一切関係ないというオチ。

いろいろあすトろ荘も改造していたりして仕込んでいる太助さんなら、こういう祭りにも何かあるんじゃないかとちょっと思わせてくるあたりがずるいお話でした。

あおいちゃん

宮坂を元気づけようと祭りに誘ったあおいちゃんでしたが、結局お祭りでは宮坂君はミラさんにつきっきり。ラジオのステッカーの件を伝えても、宮坂からすると昔聞いていたラジオのステッカーというただけで、あおいの事を覚えているわけでもないという事がわかってしまう。

宮坂からすれば、あおいちゃんは所詮は前の職場で一言声をかけただけの存在というだけ仕方ない話ではあるのですが、非常に寂しい結末となってしまったこのエピソード。悲しむあおいちゃんに対しては、動くように仕向けたナオスケは何やら思うところがありそうでしたが、今後もあおいちゃんに協力していく関係となるのでしょうか。

再び動き出すゴシュ星の刺客

そんなラスト、地下の梅酒の裏から再び姿を見せる以下のようなゴシュ星からの刺客。予告には、ゴシュ星のスパイは皆の中にいる?という一言が書かれていたのはちょっと気になる所。一番可能性高そうなのはショーインだと思うのですが、もしかしたら他の誰かが関係している可能性もあるのでしょうか?

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