ニエルヴと酸賀研造には関係あり？仮面ライダーガヴ 6話変身はビターチョコ感想・考察

2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』6話『変身はビターチョコ』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

6話『変身はビターチョコ』
次回7話『仮面の下はどんな味？』

6話『変身はビターチョコ』

冒頭から衝撃の展開

前回ラスト、絆斗の師匠がグラニュートに襲われる流れから、今回は師匠を巡り絆斗の変身までのエピソードを描くのかと思いきや、まさかの冒頭師匠を探しに行く中で師匠を発見してしまう。

グラニュートにより闇菓子のスパイスにされているところまでは予想できましたが、そこにあったのはすでに二つに割られてしまったもの。前回ショウマが語った通り、割れてしまえばその人物は死亡。まさかの冒頭で師匠の死亡が確定してしまうという衝撃のスタートとなりました。

絆斗は、師匠を助けてもらうためにグラニュート研究科である酸賀の元を訪れる。しかし、そこで伝えられたのはもはや師匠は助からないという事実と、復讐を果たすための力を与えるという取引。それは、グラニュートのみにある体液を生成する器官を体に埋め込むことで、グラニュートと戦う力を得るというもの。師匠への復讐と、未知の改造への恐怖、その二つの間で悩む絆斗は、本当に辛そうでした。

しかし、それでも絆斗は師匠のために復讐を選択。仮面ライダーヴァレンへの改造手術は、何やら血も映る生々しい物。相変わらずこの作品、重い部分は描ける限りはっきりと描いてくるのがすごいですね。

初変身は、手術を終えたばかりでボロボロのまま戦うという泥臭い戦い。しかし、それが逆に絆斗の復讐の始まりをより印象的に描いているようでした。ひとまず師匠の復讐を果たした絆斗でしたが、それを指示したのはおそらくニエルヴ、彼の復讐はまだ続き、最後には自分の母を殺したグラニュートへつながっていくのかもしれません。

叔父に協力を仰ぐショウマ

今回つらいパートを全て絆斗が引き受けたからというわけではないのでしょうが、今回のショウマはこれまでで一番幸せな時間を過ごせていたように思える。そんな中で、今回はゴチゾウの名づけが行われる、もうゴチゾウはそういうものだと思っていましたが、改めて思うと名前はまだついていなかったんですね。何やら町のパトロールも行ってくれるようで、ショウマが仮面ライダーとして人々をストマック家から守る上で大事な役割も果たすようです。

さらには大叔父であるデンテ=ストマックに、お菓子を与えることで協力関係まで提案。人々の幸せを守るためにできることを全てやろうとする姿もショウマの覚悟を感じさせるようでした。しかし、軽いノリで承諾してくれるデンテ、素直に味方と思っていいのかまだまだ悩ましくも思えます。

新たに住まう場所は決まり、お手伝いの仕事もきっちりこなすショウマ。ラーメンのチラシ配りのバイトも、持ち前の美味しいものを喜ぶ姿がプラスに働いていたのがよかったです。ショウマの興味はお菓子だけでなく色々な料理にまで広がっているというのは、ちょっと気になるポイント。ゴチゾウもその内お菓子の幅を超えて様々な料理にまで広がったりするのかなとも思えてきます。

しかし、そんな中、絆斗の師匠の仇であるグラニュートと遭遇。何やら人体消失マジックに見せかけて人を攫うという悪質な方法を取っている。いざ戦闘をするも、粘液という特徴で攻撃を回避し逃げられてしまう。

今回はヴァレンがグラニュートを倒しましたが、その裏で酸賀はチョコレートのゴチゾウをまたしても誘拐。ガヴと同様に、ゴチゾウは消費しなければ変身できないライダーであるがゆえに、ゴチゾウを必要としているようです。

ニエルヴと酸賀との関係？

今回の話で気になったのは、ニエルヴと酸賀の関係。そもそも、今回師匠が襲われた理由がよくわからなかったのですが、何やらニエルヴはその手に師匠のヒトプレスされた半分を握っており、指示を出したのがニエルヴだったことははっきりとしました。

師匠のヒトプレスからの死亡、そしてわざわざ現場にその半分を残していたという事実は、絆斗が復讐のためグラニュートの手術を受けさせる後押しをさせるためのようにも思える展開でした。

さらに何やらニエルヴは、既にショウマが変身できたことも把握しており、新たな研究への興味を意味深に語った直後のシーンで、絆斗の手術が行われていたというのもちょっと意味深。人とグラニュートのハーフのショウマや、今回の絆斗にグラニュートの力を与える手術は、人をグラニュートにする研究という意味では共通点があるようにも思えますし、ニエルブと酸賀の研究は同じ方向を向いており、互いに協力関係があるのかなとも思えてきます。