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爆上戦隊ブンブンジャー37話感想・考察『二人のスパイ』

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エンタメ
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2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

37話感想『二人のスパイ』

裏切りのシャーシロ?

予告で描かれていたシャーシロと大也の対決シーンを冒頭に持ってくるというなかなか大胆は話の始まり。ここまでのお話を見ていると、シャーシロが大也を裏切るわけがない、という前提をもって話を見てしまいますが、ばっちり戦っている二人を前に、果たしてどのような事情がそこにあるのか、なかなか気になってしまいました。

一番ありそうだと思ったのは、何らかの理由でシャーシロと大也が敵対するフリをして敵を騙すというもの。果たしてどのような答えが出てくるのかと思って見ていたら、単に偽物が基地に忍び込んでくるというエピソード。

正直、思ったほどひねりのない展開で、冒頭の流れから色々予想していた身としてはは少し期待しすぎたかなという気持ちもちらっと浮かぶ。しかし、異なる場所、違う相手に戦う二人が、相方はやられてしまっただろうな、という問いかけに対して迷いもせず否定するというなかなか熱い展開が挟まれ盛り上がる。最後互いを信じるを口に出す瞬間、二人の言葉が重なっているというのも実によい演出で、まさにシャーシロと、大也、二人の絆が描かれたお話でした。

今回は、二人の生身でのアクションシーンもばっちり描かれ、なかなか迫力があるシーンが多い。ブンブンハンドルのハンドル部分を生かしたアクションなんかもきれいに決まっていて面白かったです。ただ、今回偽物と本物二人を生身で演じるシャーシロの俳優さんは、どちらのシーンでも格闘戦が描かれており、なかなか大変そうだなとちょっと笑ってしまいました。

地球人内部の諍い

今回のお話で登場したカメラグルマーは、サンシータ―がイグニッションしたものではなく、シャーシロのかつてのスパイ仲間がイグニッションして生み出された苦しみ魔獣。当然このイグニッションキーの出どころは常槍本部長という事で、ISAとブンブンジャーとの関係がより複雑となってきたことが描かれる。

ISAの狙いは、ブンドリオを捕らえること。しかし、ブンブンジャーは当然そんなことは許さない。しかし、常槍本部長に対しては、大也の恩師である内藤雷太も技術を提供している。今回、大也に対してもそのことが語られ、大也がなかなか複雑そうな表情を浮かべているのが印象的でした。

今回のラストでは、そんな事実を皆が知る中、特に深く思い込むシャーシロ、それに対する未来の行動は、彼女らしさが出ており、重苦しい空気になりそうな中で、いつも明るさを取り込んでくれる彼女のありがたさを感じさせるお話でした。

大也の心に根差す悲鳴

今回のお話では、大也の今を形作る根っこにあるものが語られる。幼い日の大也は、隣の部屋から聞こえた悲鳴に何もできなかった。子供である以上仕方ない、大人がやらなければいけなかったこと、と周りの人は言うけれど、それでも聞こえていたのに動けなかったのは自分を許すことはできない。

誰かを助けようとするその気持ちの根っこにある部分が今回語られましたが、ここにきて大也の過去が語られたというのは、今後の展開に向けた伏線でもあるように思える。今はブンブンジャーとして活躍し、誰かを助ける力を得た大也、まさにその力を使い人々に悲鳴を払う時が来ているのかも。

個の悲鳴という単語を考えているうちに頭に浮かんだのは、ハシリヤンが集めるギャーソリンは、まさにその悲鳴が形になったものだという事。幼き大也に根差したこの過去の悲鳴、地球に今迫るのは人々の悲鳴をエネルギーに変えるワルイド・スピンドー。人々の悲鳴を打ち払うという大也自身の願いがまさに終盤で重なろうとしているように思えるお話でした。

次回38話 三下の誓い

ウェイウェイヤルカーなる新キャラクターが登場。てっきり、ヤルちゃんがちょっとイメチェンでもしたのかと思いきや、ちゃんと別個体の様子。以前からスピンドーと連絡を取っていた、ハシリヤン一家の大番頭、スピンドーの右腕グランツが登場とのことで、強敵登場となる様子。年末のこの時期に出てくる新たな幹部、最後のスピンドーとの戦いの前の大きな壁となりそうです。

とはいえ、次回の本筋はタイトルを見るにサンシータ―の方にある様子。色々と思うところもありそうな彼らですが、果たしてどのような道を今後選ぶのか。

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