2024年10月より放送開始した、原作・ストーリー・キャラクターデザイン：鳥山 明、監督：八島善孝による、ドラゴンボールDAIMA8話『タマガミ』の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方は注意してください。
第8話「タマガミ」
タマガミとのバトル
今回はいよいよタマガミとのバトル。ダーブラですら相手をできなかったとのことで、これまでの相手とは比較にならない強さ、どのようなものになるか楽しみにしていましたが、かなり盛り上がる戦いになっており良い感じ。
如意棒を使った戦いも、相手の足を狙い体勢を崩したりと、棒の強みを生かしている感じがしてよかったですし、相手のハンマーに乗って接近するシーンなんかは、単に接近するよりもお互いの技量が出ているようでよい。
さらには、今回はこれまでは少しずつ見せてきていた超サイヤ人での本格的な戦闘が繰り広げ羅えっる。これまでの戦いは、ドラゴンボール初期の頃の雰囲気が強かったですが、いよいよ最近のドラゴンボールらしく空を飛びあい気弾を打ち合う様はなかなかの迫力。そして、ついに今作初のかめはめ波は、これまでの戦いとの規模の違いがはっきりと見て取れるようでよかったです。
界王神様もいっていましたが、いよいよ魔界の空気にも慣れ、これまでのバトルはウォーミングアップ的なものだったというのがよくわかりました。
とはいえ、本気を出した悟空であればタマガミ相手ですら普通に倒せてしまうというのは本作における敵の強さを少し心配してしまう要素でもありました。悟空一人でもタマガミは倒すことができ、更にベジータ・ピッコロまであとから合流。そこに加えてそもそも魔界の人々はタマガミ一人すら倒すことが不可能というレベルとなると、もはや敵はなしと言っても過言ではなさそうな状況。ここからの展開、ちょっと心配にもなっていましたが、後半パートでそんな不安も吹き飛ぶ要素がきっちり用意されていたのが良かったです。
アリンスの作る新たな魔人
無事ドラゴンボールをゲットした悟空達一行、そんな中グロリオに対してアリンスからの通信が届く。これまでも匂わされていましたが、いよいよ、アリンスとグロリオがドラゴンボールを狙っていることがはっきりと明らかに。そして、今回アリンスの目的が判明したとで、ゴマー・アリンスとの陣営での魔界の王を巡る戦いの様子がわかってきました。
そして、今回一番のサプライズとなったのは、アリンスが新たな魔人を作っていたという事実。何やら魔人ブウとの戦いの最中、地球を訪れ魔人ブウの欠片の一端を回収していたことが今回明らかになり、その欠片を使って新たな魔人を作りあげていることが明らかになる。
新たな魔人制作にあたり、今回は魔人ブウを作った魔女が登場し、魔人ブウはびびでぃに頼まれ彼女が作り、偶然完成してしまったものだったことがわかる。更に、魔人ブウのせいで魔界はめちゃくちゃになったとのことで、第1～3の魔界が分断されている件や、グリンド人や、ナメック人が魔界から脱出することになったのも、魔人ブウが魔界で暴れたことが関係していたのかもしれません。
そういえば、アリンスのが語っていた以前も魔人を作ったけど、自分より弱っちい奴だったというのは、ちょっと気になる発言。今のところグロリオがなぜアリンスに協力しているのかというのは謎のままですが、もしかすると、過去に作った魔人がグロリオだったりするのかもしれません。
また、魔人を制御するためにアリンスの唾液も材料として入れたというのも、後々の展開で響いてきそう。アリンスと魔人の思考をよせ制御しやすくするための材料の追加だったようですが、もしかすると、アリンスの思考を読んだ新たな魔人がアリンスの立場を逆に乗っ取るなんてことも今後ありそうに思えます。
今回はまだ姿を見せなかったこの新たな魔人、魔人ブウ並みの力を持っているとするなら、ドラゴンボールDAIMAの敵としては十分な強さを持っていることが予想される。正直、これまでは悟空達の力が強すぎたことで、逆に先の展開が不安もあった本作によいスパイスが投入されたように思えるお話。
あくまでこの魔人のサブプランとして準備しているドラゴンボール、果たしてこれがどのような願いを叶えることになるのか気になるところ。次回は、何やらトウゾクとのことで、また何か盗まれてしまうようです。今の状況で盗まれて一番困りそうなのはドラゴンボールですが、ここからドラゴンボールの争奪戦的なものも始まってしまうのでしょうか。
S.H.フィギュアーツ ドラゴンボールDAIMA 孫悟空(ミニ)
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