2025年1月8日配信開始、週刊少年サンデー2025年6号で連載された龍と苺222話『今も昔も』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
今も昔も
アッコの正体
昨年最後のお話でいよいよ苺ちゃんの目的も明かされ、いよいよ本当の意味で100年後編もスタートした感もある新年一発目のお話。
志水会長が辞職を綺麗に決めようとする流れは、流石に世間の興味はそんなものより生きる伝説である苺ちゃん本人の方に向いていてちょっと笑ってしまう。
そんな中、苺ちゃんとは一度対局していた三段の子たちと苺ちゃんが再開。以前から、かなり気になっていた丹生アッコが丹生心子の子孫なのでは?というあたりに触れられる展開に。
ここまでの話でも、知り合いの子孫たちと再会して話すことはありましたが、心子の子孫が三段に入っている件は格段に驚いているようで流石に想定外だった様子。心子は、将棋を始めた時期を考えればかなり実力を伸ばしていましたが、流石にプロになることはできなかった様子。とはいえ、子供は7人作り、結婚相手はあの時の将棋部のどちらか一人、さらに将棋を10歳まではやらせるという家訓まで作り将棋の才能を探していたりと、あの頃の突拍子のなさはそのままの続いてたようで微笑ましい。昔は後輩、今の苺ちゃんからしても親友だったと関係がずっと続いていたのもよかったです。
今回の子のアッコの件、心子の100年間の執念がアッコの将棋の才能を見つけ出したとも言え、このあたり同じく打倒AIに向かう今の苺ちゃんの背中を押すような出来事とも取れる気がしてよい展開でした。
いよいよ対AIへ
いよいよ対AIとの戦いへ向かう苺ちゃんですが、人間との戦いはもはやただのエキシビションマッチ。プロの面々も誰一人として苺ちゃんの勝利を信じておらず、未来編で最初に遭遇していた末端のAIからすらも、そんなことは不可能と言われる。
周りが不可能と思う中でも、ただ一人戦いに向かう様をかつての自分と重ねていく展開、いよいよ対AIとの対局が始まりそうですが、果たしてどのように立ち向かうのか今後の展開が楽しみです。
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