仮面ライダーガヴ 19話プリンのほろ苦隠し味ラーゲ9の本名はラキア・アマルガ感想・考察

2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』19話『プリンのほろ苦隠し味』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

19話『プリンのほろ苦隠し味』
20話突撃、闇菓子工場

19話『プリンのほろ苦隠し味』

仮面ライダーヴラム

前回ラストヴラムによりヴァレンを変身解除まで追い込んだところから続き、ヴァレンにとどめを刺そうとするヴラムに対して、ショウマが間に入り何とか身を隠す。ちょうど、ランゴの眷属がその様子を見ていたが故に、ヴラムは念のため撤退、近くに隠れていたショウマと絆斗は何とか無事に切り抜けることに成功しました。

ランゴの眷属はランゴに対して新たな仮面ライダーの登場を報告。何も知らないランゴは驚き、兄弟に話を聞くも、グロッタは当然知らず、ニエルブは知らないふり。そもそも裏で勝手に動いているニエルブですが、やはりストマック社よりも自分の研究を優先させているようです。しかし、知らないところで勝手に動くニエルブに、目をかけているラーゲ9は裏切者と、だんだんとうまくいかなくなりつつあるようにも思えてきます。

そういえば、今回のOPクレジットにてラーゲ9の本名がラキア・アマルガであることが明らかに。この本名をショウマ達に名乗ることも今後あるのかもしれません。

酸賀にバレる仮面ライダーガヴの正体

ボロボロになった絆斗を連れてショウマは、絆斗の傷を治すために酸賀の研究室へと向かう。そこで、酸賀と出会ったショウマですが、酸賀のちょっとした君が仮面ライダーガヴだろ？という問いかけに思わず、はいと答えてしまう。

以前、一度遭遇していた酸賀ですが、今回改めて本人であるショウマに出会ったことで興味津々。さりげないボディータッチの中で、髪の毛を摂取。もしかするとコーヒーをあげたのも、唾液の摂取が狙いなんてこともありそうです。

ニエルブともつながりのある酸賀ですが、そもそもショウマがストマック家の血を継いでいる事や、グラニュートと人間とのハーフという事まで気付いているのかはまだ謎。ただ、今回ショウマの髪の毛を手に入れたあたりからグラニュートと人間のハーフであるという事に気付くなんてことはあるのかもしれません。

なかなかそこが知れない酸賀、果たしてここからどのように動くのか、色々と気になるところです。

ラーゲ9の目的

今回の話では、ラーゲ9がなぜストマック社の上層部に近づこうとしているのか、その理由が明らかとなりました。

優しかった弟コメルが、闇菓子に手を染めてしまい、だんだんと変わっていってしまう。ラーゲ9と再会したコメルは背中に大きな傷を受け死の間際。コメルの死の真相を探る中で、闇菓子とストマック家の関係に気付き、復讐のために動き出したというのが事実だった様子。昔のラーゲ9は、今のだるいといった口癖もなく、真っ当なお兄ちゃんといった雰囲気なのが彼に落ちた影の深さを感じさせてきます。

そんな中、コメルが最後に言っていたとんでもないことをしてしまったという発言は気になるポイント。当時はまだショウマも絆斗も仮面ライダーにはなっておらず、コメルを殺したのは仮面ライダーではなくストマック家に絡む人物という可能性が高い。何らかのストマック家に対する裏切りによりコメルが処分されたと考えるなら、もしかすると、元は優しかったコメル、闇菓子のために人間をスパイスにするという事に対するという事実に耐え切れずに逃げ出したなんてこともあるのかもしれません。

しかし、そんなコメルの復讐に燃えるラーゲ9は、手段は一切選ばない。しかし、今ラーゲ9がやっていることは、まさにストマック社がやっていることと同じ。次回、ショウマと二人でストマック社の闇菓子製造工場に襲撃をかけるようですが、このあたりある意味彼の禊として自分が襲った人間たちを助けるということになるのかもしれません。

これまでのグラニュート達は、闇菓子に魅入られ人間などあくまで材料というスタンスを取り続けており、そもそも一般的なグラニュートが人間を知っているのか、そして、人間に対してどんな感情を持つのかというのは謎でした。今回のラーゲ9やコメルがそのあたりを埋め、今後のグラニュートと人との関係に関する話を進めていく材料になるのかなという気もするお話。

とはいえ、ショウマは絆斗にしたように、ラーゲ9に対しても自分がストマック一族であることは隠したまま。このあたり、二人に対するある意味一番大きな隠し事は続いたままとなり、この秘密がいつ明らかになるのか、それに対する二人がどのような反応を返すのか、なかなか気になるところです。