福地翼2025年新作『パラショッパーズ』新連載
最近週刊少年サンデーの漫画が面白いということで、色々感想を書きたいのですが個別に書けるほどの余裕はなく…ということで気になった漫画の感想を少しずつ書いていこうと思います。
今週は、福地翼の新連載『パラショッパーズ』がスタート。更に、名探偵コナンの舞妓さんちのまかないさん 最終回も掲載されました。
パラショッパーズ 1話 天良木光定は肯定する
福地翼による新連載『パラショッパーズ』、何やら人や物の一見すれば悪いところも、良い面を見つけていく天良木光定を主人公として展開される。
どことなくうえきの法則を連想させる、作者らしい能力ものバトルという事で、今回は藁を自由に動かせる能力を生かしてのバトル。一見すると最弱能力、それを如何に生かして勝つのかという流れがなかなか面白く、良いところを見つけていく主人公のキャラクターが生かされたお話でした。
ショップで能力を購入、さらにそれを販売してポイントに戻して新たな能力を購入も可能とのことで、藁の能力をずっと使っていくわけではなさそうで、今後の能力バトルのバリエーションも多そう。とはいえ、買った価格そのままで売るなんてことは流石にできないでしょうし、能力の切り替えにかかるコストなんかも重要になってきそうです。
今回のバトルは、気絶で失格、ポイントを譲渡と思ったほど割と軽いバトルなのかなとちらっと思いましたが、その後になかなか過酷なバトルに巻き込まれたことがわかる。果たして何のためにこのバトルが開催されているのかという謎についても、今後触れられていくことになりそうで楽しみです。
名探偵コナン FILE1137 屍人の御燈
名探偵コナンに関しては別で記事を書いていますので、そちらでどうぞ。
龍と苺 224話 神様と喧嘩
龍と苺についても個別で記事を書いています。
舞妓さんちのまかないさん 最終話 ごはんですよー!
最終回という事で個別記事と全体の感想を別記事で書いています。
百瀬アキラの初恋破綻中 23話 本気の土産を準備中。
アキラちゃんからの東京土産に絡むお話。ここ最近の話でちょっと関係が進んだようにも見えた二人ですが、そう簡単に何もかもとんとん拍子に進むわけでもなく今回もトラブル発生。
とはいえ、今回はアキラちゃん自らプレゼントを個別に用意と久我山君に対する特別なアプローチという感じでこれは是で進展を感じる。実際渡されたプレゼントがあれだったというのは、以前にあった帰り道、山中で拾ったでのいい感じの枝ブンブンなんかを思い出させて微笑ましいお話でした。
シテの花 11話鉄輪2
泰山先生の舞台が描かれるお話。泰山先生自らの過去、息子との間に会った決定的な出来事が語られる。これがあったが故に今の鬼の泰山があるようになったというのは、自身のつらい過去すらも芸の深みへと変えていく様が描かれているようでした。
泰山先生、孫にも厳しく修行はつけていたようですが、彼からの師匠への気持ちは父親の物とは違うあたり、やはり教え方にも変化があった様子。
能の最大の武器は負の感情とのことですが、琥太朗はそこからはかなり遠い人物のようにも思える。このあたりが琥太朗最初の壁となったりするのでしょうか。
写らないんです 39話 死が二人を分かつとも
幽霊との結婚式とのことで、何やら良からぬことに巻き込まれたのかと思いきや、なかなか綺麗に話が終わり驚く。
人と幽霊の結婚式、寄ってくる悪霊と戦う覚悟を決めている除霊士の覚悟もなかなか良い感じでしたが、素直に祝いたかったのにその力故に外にいざる負えなかった橘ちゃんの行動が結果的に悪霊を払い、果ては死に別れてしまっていた旦那さんすら引き寄せるという流れは、いつものギャグ的な要素を含みながらもなかなか綺麗な展開でちょっと感動。
正直今回の話は、これまでの巻き込まれ事件のように結婚式の幽霊と何か良からぬ話が展開されるのかと思っていましたが、結婚式という幸福を題材にしただけのことはある、ハッピーエンドに繋がり思わぬ方向でのサプライズがある良い話でした。
レッドブルー 138話 悲哀の向こう側
青葉君に敗れたが故に、考えが大きく変わった鉢屋さんでしたが、その敗北により得た堅実さとその本来の才能が合わさり更なる強さを発揮といった感じで面白い展開。元より殴っていい場所を求めていたという、変なところで真面目な人物だったのも、この辺の彼の状況に生かされている気もします。
一気に逆転、かと思いきやまだ立ち上がる鵺路さん。主人公の戦いではないが故のどちらが勝つかわからない盛り上がりが感じられるお話でした。
廻天のアルバス 34話 旅へ
シスターは退治されてもそれだけでは済まない盗賊団とのケリをつけるお話。盗賊団の面々も、皆トコを思って動いているのがわかるお話でした。
あおざくら 367話 ラーメンスパイラル
真面目な話がしばらく続いていたあおざくらでしたが、今回は沖田に焦点が当たりちょっと緩い感じのお話に。なんだかんだ下級生に慕われていて微笑ましい。あれだけ動いている防衛大学で太れるだけ食べれるというのはある意味才能のようにも思えます。
緩い話ながらも、近藤の友達だろという発言が良い感じ。次号から休載とのことでちょっと残念ですが、再会を楽しみに待ちたいところです。
古々路ひめるの全秘密 30話 A.K.H.T.N
ツグムが違和感に気付く流れは、これまでの話があってこそといった感じ。姿を見間違えると思うか、というあたりも以前のクローン回あってこその響きという感じもしてよいですね。
秘密を共有する喜びという、ひめるにとっても重要そうな気持を、一見何を思っているのかわからないツムグもちゃんと感じていたんだなとわかるのがなかなか良いお話でした。
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