2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』17話『プリルンの決意!キラキランドへレッツゴー!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
17話『プリルンの決意!キラキランドへレッツゴー!』
キュアズッキューンとキュアキッス
先週の半ばに今週洗譚戦士『キュアズッキューン』と『キュアキッス』の姿が発表されていたキミプリ。どうにもプリルンと、メロロンが変身したような姿をしていた二人。前回のラストの時点で、プリルンが何かをするためにキラキランドへ向かったことは語られており、その流れでプリキュアに変身…となるのかと思っていましたが、二人の変身は予想以上にハードな条件が用意されており、とても『キラキランドへレッツゴー!』というノリのお話ではありませんでした。
二人の変身の鍵となったのは、やはりここ数話触れられてきたハートキラリロック。はなみちタウンの伝説では、ハートキラリロックには願いを叶える力があるとのことで、これが変身に繋がるのかなと薄々思っていました。そんな今回、ハートキラリロックを使うためには、一つ大きな条件があることが明かされる。願いを叶えるためには、それぞれの大事なものを鍵に閉じ込める必要があるとのこと。女王様も使ってはいけないというほど危険なアイテムとなっており、なかなかいわくつきの品であったようです。
プリルンが犠牲にしたのは、これまでのうたとの思い出、メロロンが犠牲にしたのはプリルンとの思い出。この二つを鍵に閉じ込めたことで願いを叶え変身することができたようですが、今回のキュアズッキューン、キュアキッスの二人は助けに参上しただけでその詳細は不明。ただ、次回予告で描かれたシーンを見るに、二人はどうも妖精の姿に戻れなくなっていることが伺える。うた達もビデオメッセージがあったとはいえ、いずれプリルン達がいなくなっていることに違和感を覚えそうなものなので、このあたりどうなるのか気になる所です。
次回予告では、キュアズッキューンが眠るうたと添い寝しているシーンなんかも挟まれておりなかなか意味深。うたの横で眠るというと、これまでプリルンが行っていた事ですが、思い出はなくともどこか懐かしさを覚えてそんな行動をついとってしまった、という事なのか。そもそも、あの添い寝シーン自体がキュアズッキューンにはまってしまったうたちゃんの想像の世界という可能性もありそうです。
そもそも、彼女たちの性格もずいぶん妖精の頃とは別人のようになっており、大人のお姉さんといった雰囲気が強め。思い出を捨てたことで、性格も変わってしまったという事なのか。はたまた、ハートキラリロックで願いを叶えた自分になっているが故に、その性格まで変わってしまったのか。もしくは、自分たちの正体に気付かれないために、あえてそういうキャラを演じているなんて可能性もあるのかもしれません。
また、ハートキラリロックをメロロンが生まれた時から持っていた、というのもちょっと気になる所。何かを犠牲にして力を得るこの新アイテム、それをキラキラできなかったメロロンが生まれた時から持っていたというのは、なかなか意味深。もしかすると、本作の敵キャラであるダークイイネにも何か関係があるアイテムなのかなと思ってしまいます。
カッティ―
ビッグキラキラリボンが元に戻れば、ダークイイネもチョッキリ団も消えてなくなる、となかなか衝撃的なことが女王様の口から語られる中、今回のカッティ―は、完全に心にキラキラを宿しているシーンが印象的でした。
既に前回ラストで、アイドルプリキュアへ攻撃できないと自ら離脱していたカッティ―でしたが、今回も上空で一人苦悩を続ける。しかし、そんなカッティ―をダークイイネが再び戦わせようと動かしてしまう。
今回のカッティ、体は勝手に動いてライブをめちゃくちゃにする様子を、心の内で止めようと苦悩シーンは見ていてなかなかつらいもの。結局カッティ―を倒したのは、キュアズッキューンとキュアキッスでしたが、それ以前に彼の心に光を灯したのは、アイドルプリキュアの方だったと明言するのもなかなか良いシーン。
もはや心は完全にチョッキリ団から離れ、アイドルプリキュアのファンになってしまったカッティ―ですが、これにて退場となるのか、これからもファンとして姿を見せていくことになるのでしょうか。そもそも、チョッキリ団を辞めてしまって大丈夫なのか?とも思ってしまいますが、心の中にキラキラを持っていれば大丈夫と言う事なのかもしれません。
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