2025年6月2日に配信、週刊少年ジャンプ2025年28号で掲載されたOnePiece(ワンピース)最新第1151話『もういいわかった』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1151話 もういいわかった 感想
週刊少年ジャンプ2025年28号
ワンピース 1151話『もういいわかった』が掲載された週刊少年ジャンプ。
圧倒的に劣勢
元から優位を取れていたわけでもないのに、そこにさらに追加でイム様の登場により圧倒的に劣勢な状況に立たされたエルバフの面々。
悪魔化は挟んだ相手を悪魔にする力も相まって、敵対する巨人たちを増やしていく。今回の悪魔になる演出はもろにオセロで、やはりオセロをイメージした能力であることもわかる。やたらゲームにこだわる神の騎士団たち、その理由にも絡んでいるのかは気になる所。
今回イム様はハラルドがしくじらなければ支配できていた国という話があり、更に悪魔となったドリーとブロギーの話す戦争の時代を呼び起こすというものは、文化的な国を目指していたハラルドが急に戦いを主流に戻そうとしていた流れを連想させる。ハラルドもこの力を受けて支配されていた可能性があるように思えます。
さらにキリンガム聖も、人獣型に姿を変えその素顔を見せる。麒麟の姿の時はどことなく緩い感じがしていましたが、いざ顔を見せるとなかなか鋭い感じだったのが意外。ＭＭＡたちを起こし更なる戦いを仕掛けてきます。
色々と緊迫した状況ですが、冥界側にエルバフサイドの戦力が集中。落下したギャバンもチョッパーが辛うじて助けることに成功。ここから、下に落ちた面々からの反撃が始まりそうです。
ちょっと余談ですが、ギャバンの3番呼ばわりに対する2番へのこだわりは、やはりゾロとサンジとの関係を思い起こさせ、似たようなメンバーが集まっていることを感じさせてちょっと笑ってしまいました。
ルフィの見聞色の覇気が成長？
今回のお話でさらっと流され気になったのが、ルフィが落下してきたチョッパーを遠目で見えただけなのにチョッパーと確信していたという事。自分でもあれがチョッパーだとなぜわかったのか？と疑問に思っており、何やら新たな力に目覚めつつあることを示唆しているように思える。
遠目の人物を把握する力というと、どことなく見聞色の覇気のように思えますが、もしかするとそちらの力がさらに伸びつつあるという事なのかも。
また、今回の話はギャバンの使う神の騎士団の不死身を断ち切る力をルフィが会得する話だろうことが予想され、もしかすると相手を無意識に見極めるこの力が、イム様の与えた悪魔の力を破るかぎになっていくなんてこともあるのかもしれません。
また、見聞色の覇気というと、やはり頭に浮かぶのはウソップ。エルバフに来た以上何か出番がありそうな割にこれまでさほど目立つシーンのないウソップでしたが、ここから悪魔化解除に対して見聞色の覇気が話の鍵になるなら大きく活躍するなんてこともあるかもしれません。
モサ公とは誰なのか？
今回の話ではモサ公からロキに改めて電話がかかってくる。今回モサ公は、何やら立て込んできており、これから電伝虫をかけることができなくなり、お礼の一言を残して切ってしまいました。
今のところは一切正体が謎のこのこのモサ公という人物は、1134話『フクロウ図書館』にて初登場。ロキに電伝虫をかけてきており、その時の話では過去の恐怖体験を引きずっていることが明かされる。さらにロキとは雪電伝虫で通話をする中で顔も知らぬ関係の様ですが、現状のロキが唯一といってもいいほどまともな付き合いがあった相手のようです。
そもそも、このモサ公という名前についても、そもそもロキが勝手に呼んでいるだけなのか、本名なのかは謎。もしかすると、雪電伝虫のモサモサした感じからモサ公とロキから呼んでいるだけという事もありそうです。
今回の電伝虫がかかってきたタイミングを考えてみると、ちょうどチョッパーが落下してきてから、巨大な覇気の発動での間にあった出来事のようなので、イム様がこちらに登場する直前といった感じか。そのタイミングで自体が立て込んできたが故に連絡できなくなるという話ぶりから考えると、今回の事件に巻き込まれただけのエルバフの人の言葉ではないように思える。
さらに、このタイミングで忙しくなったというと、イム様の言っていた聖地マリージョアが火の海という事件に絡んだ関係者という可能性もあるのかも。そうなると、候補としては神の騎士団、革命軍、黒ひげの一味あたりまで広がりそう。ただ、このどことなく弱気な感じはそのどれにも当てはまらない気もしますし、そもそもこれまで登場したキャラクターではない新キャラクターなんてこともあるのかもしれません。いずれアニメがこの範囲まで進めば、声で何かわかるなんてこともあるかもしれませんが、そのころには既に正体がわかっていそうな気もしますね。
しかし、モサ公はやはり謎が多く、そもそもどのような理由で電伝虫をロキにかけることになったのかあたりからよくわからない。今後の回想で語られエルバフでの話に絡んでくるのか、はたまたエルバフでの出来事が終わった後、外の世界での話にロキが絡む理由となってくるなんてこともありそうです。
何はともあれ、モサ公という人物、今後のロキの物語の鍵を握っていそうな気がします。
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