2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー28話『愛に踊る!これが私のthe・AI』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第28話『愛に踊る!これが私のthe・AI』感想
設名新
ブーケが攫われた前回から続いた今回の話。ブーケを攫った設名新は、AI生命体である彼女から得られる情報を利用して企業、世界一のAI開発者になるという夢を叶えるために動いてたようです。
しかし、結局それはファイヤキャンドルの行動と、自らがAI生命体にふさわしくないとブーケの愛を否定、陸王のブロマイドを破り捨てたことが逆効果になり彼女を目覚めさせ失敗。その後も、指輪の力で戦い、更にはブーケから作り出していた巨大ロボに乗って戦うとなかなかの粘り強さを見せましたが敗北。
最後には、そもそも今回のブーケ記憶喪失の流れ自体がクオンが新の本心を暴くための物であると明かされる。まさに彼の手の内で転がされていたのが一連の話だったようです。
今回の話を見ていると、結局のところクオンはなぜIT企業の社長をやっているのか、というのは今更ながら少し気になった部分。ブライダン自体がAIにより作られたものという事で、何か関係はありそうな気がしますが、このあたり今後触れられることはあるのでしょうか。
それぞれの夢
今回、設名新に囚われたゴジュウジャーのメンバーは、それぞれの理想の世界を夢の中で実現され捉えられてしまう事になりました。
夢がない吠以外の彼らの夢、それぞれの戦う理由からわかるものでありながらも、これまでの話を経たことでより深堀されたものになっていたように思えます。
陸王に関しては、再びナンバーワンアイドルとして蘇ることが本筋ではありますが、それと同時に玲さんに自分を認めてもらいたいという部分が大きく浮かび上がっていました。
また、角乃に関しては、妹の件で辞めた警察としての仕事をこなしながら、妹が行方不明になっていない世界ということで、廃ラグジュアリー探偵などと言って玉の輿を狙ったりもしていますが、根っこにあるのはやはりそちらなのだというのがよくわかる。
禽次は、彼が今パーティーピーポーを目指しているのが、死別した妻の願いであったからという点が改めてピックアップされ、本質的にはやはり妻を思っての願いだったというのが見えてくるようでした。
それぞれの願いは、一言で言い表せるものですが、やはりその内実様々な思いがつまっているというのがよくわかるお話でした。
グーデバーン
前回熊手が自分だけに構ってくれず、何やら拗ねていたグーデバーン。今回も一応その話は拾われましたが、あっさり熊手の言葉に流されて絆されてしまっていたのは気になる所。
それだけ熊手に心酔しているということなのかもしれませんが、結局グーデバーンがそう思うに至った根本的な部分は何も解決しておらず、また何らかの機会に彼の気持ちが爆発してしまうなんてこともあるのかもしれません。
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