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アニメ グノーシア 9話 感想 グノーシアの世界

グノーシア9話グノーシアの世界感想 アニメ
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グノーシア

2025年秋より放送開始、ゲーム『グノーシア』を原作としアニメ化した作品『グノーシア』の感想記事です。

ゲーム版は既プレイでの感想記事となっており、本筋のネタバレとなるの話題は避けますが、一部ゲームと絡めた話も含みますのでご注意してください。

グノーシアの世界

グノーシアとしてのスタート

突然のククルシカの殺戮から続いた今回のお話は、初のグノーシアサイドでのユーリのエピソードが描かれることになる。

初めてのグノーシア側、これまでとは逆の立ち場で人を消すために動くということで、最初こそ困惑していたユーリですが、気づけばグノーシアとしての行動に疑問を持つことはなく、なんなら今回の3人の中でも一番ノリノリで動いていた気すらしてしまう。ただ、それでもエンジニア候補のSQを利用できそうなタイミングでは、瞳が赤く染まりつつある中どうにかそれは推し止めたりと迷いがあること自体はよくわかる。

人間側からの視点からすれば、グノーシアの行動は肉体から魂が解放されるというよくわからない理屈で消されるだけですが、グノーシア側から見れば、それは魂を解放してあげるという善意と言ってもよい感情によるもの。あくまで完全に意識を支配されるわけではなく、考えの根底こそ変わってしまうとでもいった方が良い現象だからこそグノーシアとして人を消す行動が前提にはなるものの、その行動は自分の価値観に沿わせたことができることがわかるお話でした。

それがよく現れていたのは今回の沙明がオトメを最初に消そうと話した点。たとえすべて終わったとしても、オトメがあのあと幸せになれるのか、と常に心配しているが故に、その候補に選ぶことになる。単に有利不利だけならあの後残したら厄介そうなラキオや夕里子を狙ってもよい状況で、最初に皆でオトメを選んだというあたりにそれぞれの想いが良く出ていたように思えます。このあたり、ゲームだとあくまでシステマチックに進んでいくだけなので、そのあたりの裏の事情みたいなのを描くことができるのも、アニメ化したが故の恩恵といった感じでよかったです。

コメット味方のグノーシア

グノーシアとしては致命的な、嘘が苦手なコメットを味方にして始まった今回のお話。当然その要素はしっかり生かした話となっており、外から見ていても、その挙動不審な態度にハラハラさせられるお話でした。

打ち合わせの通りのエンジニアであるという嘘の時点から、ちょっと不安げな雰囲気でしたが、ユーリのサポートもあり何とか乗り切るも、2日目でドクターであるセツを対抗するSQと同時に本物と認定してしまったが故に、ドクターを騙っていた沙明がCSされてしまうという事態を引き起こしてしまう。ここぞとばかりの土下座でしたが、流石にあの状況を覆すことはできずあえなく凍結となってしまいました。

それによりドクターは確定、エンジニアとしても前日SQ以外を投票していたとしてコメットが疑われることになってしまう。これに関しては完全にコメットのミスでしたが、今回そのミスを逆に利用して、他の選択肢もあったのにあえてグノーシアとして不利な状況を作ったように見えるというユーリの指摘から逆転。ラキオと話を合わせつつ、ラキオが納得しやすそうな論理的に考えておかしいという話を持ち出す流れは、今回ラキオが話を主導していたが故にうまく彼の考えを動かしているようで面白かったです。

その後の展開は、後は流れで…といった感じで終わってしまいましたが、翌日以降コメットが生き残っているのを見るに、完全にコメットがエンジニアとして会話を掴んでいたのかもしれません。

そんな今回ちょっと気になったのは、初日の時点でユーリに1票いれていたのは誰だったのか?ということ。ユーリからすれば初のグノーシアでしたが、そこまで怪しいと思えるほどの行動はなかったように思える。ただ、今回1日目グノーシアとして皆で議論をする際に前髪を掴んで考えこんでいる描写があり、ちょうどそのタイミングの直前にセツが癖や仕草といった話をしていまいた。もしかしたら、セツにその癖を見抜かれていたが故に、なんてこともあるのかなと思いました。

直感

何とかコメット共にグノーシアとして勝ったユーリ、最後には二人でのエピローグのような話が挟まれる。今回のそのお話は、コメットの直感が強いというキャラクター性をよく生かしたものになっていたものでした。

あくまで嘘に気付くことができるだけの直感、コメットはこの力が非常に高く相手の嘘に気付きやすいという特徴があるキャラクター。コメットにはついていくという言葉は、ユーリがループしているが故に嘘になってしまい、それに気くコメット。しかし、最後のコメットの好きは嘘で、大好きが本当というように、嘘をついたからといって、その裏に何を思っているのかはわからないということを彼女の言葉で伝わるというのがなかなか面白い。

また、今回改めて以前のエピソードでも語られたコメットの過去が語られましたが、その点もユーリからすると、今のコメットにはこの周回しかないことを改めて理解させる流れとしてよくできていたように思える。グノーシアとしての行動に迷いを持っていた部分もあったユーリですが、最後の最後全力でグノーシアとして人間を攻撃できたのは、コメットのその気持ちを叶えてあげたかったが故と考えられそうです。

今回のお話、グノーシアという一般的な視点では悪役にしかならない配役を描くうえで色々と気を付けていたようにも思えるお話でした。コメットの夢のためにグノーシアとして踏ん切りをつけるユーリ、オトメの事を気に掛ける沙明、と単なる悪役ではなく、その裏側にもいろいろな思いがあるというのがわかるお話で、グノーシアサイドの掘り下げとしてなかなか面白かったです。

Blu-rayの特典情報がちらりと

そんな9話が放送された今日ですが、何やらBlu-ray1巻の特典ドラマCDについての情報が新たに公開されていました。以前からラキオの過去についての話となることは分かっていましたが、今回ゲームでは名前が出ていなかったシエロと呼ばれる人物の話をレムナンにするとのことで、ゲーム本編後の話にも絡んで来そうなエピソードとなっているようです。

グノーシア Blu-ray1巻

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又三郎

自分の中の流行りに従いぴょこぴょこと更新中。
最近はゲーム実況関連情報とかが主体です。
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