2025年12月10日配信開始、週刊少年サンデー2026年2・3号で連載された龍と苺268話「棋士たちの目標」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
棋士たちの目標
新たな目標
前回の苺ちゃんのマッポ相手の3連敗から始まった今回のお話は、そのまま4局目に続く…というわけではなくその対局がこれまで未来の人物にどのような影響を与えたのかというもの。
絶対に勝つことはできないと思われていたAI相手の将棋を、実際に覆して見せた人がいたという事実が与えた影響は大きいようで、皆の目標はAIに勝つという基準に押し上げられている。
プロになりたてのミク達、100年後上位の名人たち黒田道化師たちだけでなく、再び三段リーグに挑む面々までその意識が変わっているというのはなかなか良い感じ。
ただ、やはりマッポ相手の3連敗という事実を見て、今のAIのトップであるマッポには勝つことができない、と既にAI竜王戦が終わったものとして皆話を進めているのがこの先の展開を楽しみにさせるものとなりました。
三局目から一週間、今度はイタリアコロッセオと、前のピラミッドの頂上よりは常識的なところで対局が開始。今回は、ハワードも姿を見せておらず、彼もまた既にこの対局が終わったものとして認識している様子。
そんなマッポに対して、策は用意してきたとの苺ちゃん。今までとも、現役の頃とも違う指し方とのことで何か仕掛けているようです。
気になるのは、最後に2コマ目、コロッセオの屋上で対局を眺めている人物。遠目過ぎて誰がいるのかわかりませんが、服装からするとハワードが一番近いように思えますが、はっきりとはせず。
仮にハワードだとするなら、遠くから見ているのはなぜなのか、仮に違うなら苺ちゃんの作戦にも何か関係しているのか?次回が気になるところです。


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