2024年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』19話『Case19 択ぶ』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
Case19 択ぶ
紅覇
前回、ナイトメアの襲撃により記憶を取り戻しつつあった紅覇。莫によりエージェントであったことを言い当てられたことで、自らの過去を思い出しエージェントとして再び戦う道を選ぶことになりました。
莫と同じ塾に通っていた紅覇ですが、莫よりも事情を詳しく覚えているらしく、塾で行われていたドリームラーニングと呼ばれる学習についても知っていた様子。ただ、そうやってCODEが子供を戦いに利用しようとしているという事実を知ったことが、莫が苦しむ理由になっていたようです。
そんな紅覇ですが、コードナンバー6としての活動中に仲間がやられた、という話を少ししており、それが今の彼女の悪夢と重なる部分だった様子。もしかすると、コードナンバー5あたりが、彼女のかつての仲間で、今の彼女と同じように記憶を失っているなんてこともあるのかもしれません。
今回ラストでは、コードナンバー6として復帰。以前の告知では、如何にも悪役な感じの描かれ方をしていたロードシックスでしたが、ここまで味方な感じで加入するとは思っておらずびっくりしてしまいまいた。
CODE
今回の紅覇からの伝えられたCODEの話を聞いていると、果たしてCODEはそこまで悪い組織なのか?と思う部分もちらっとある。特に、エージェントを辞めた紅覇に対しては、記憶こそ奪うものの、その後の生活の保障はしっかりとやっていたというのは、ちょっと意外だった部分。カメラマンとしての生活は確かに守られており、今回の紅覇のピンチには、コードナンバー7を派遣して助けようとしたわけで、その保証というのもただの口約束ではなく、きちんと履行しようとしている。
以前のノクスを排除するというミッションも、今のノクスの行動を見ていると、むしろ正しいものだったように思えてきます。
現在CODEで問題となっているのは、エージェントの育成のために子供を利用するという一点は確かに悪なのでしょうが、それもまたナイトメアと戦うためにはそうせざる負えなかったのではないか、とも思えてきます。
現在の司令官をやっているコードナンバー3に関しては、非常に悪そうな顔をしており、態度も厳しいですが今のところ語っている内容は特におかしく点はない。まだまだ描写がほとんどない彼が、ここから先どのような存在として描かれるのか段々と気になってきます。
エージェントへの憧れ
個人的にここからの莫のエピソードで鍵になっていきそうなのは、『莫のエージェントへの憧れは、植え付けられたものなのか?』という点になりそうな気がします。
夜眠る間に見る夢と、本人の理想とする夢、同じ文字でも全く違う二つの意味があり、莫のエージェントに対する夢は、後者の物。そんな莫は、今回例えCODEに闇があったとしても、目の前でナイトメアを使って人を苦しめている奴らを見過ごすことはできないという答えを出して戦いへと望む。これは、まさに自らの夢である理想のエージェントを目指し始めたともとれそう。CODEの闇、そこにある問題は、これからどんどん描かれて莫を攻めていくことになるのでしょうが、その中でも莫のエージェントとしての在り方の根っこがエージェントへの憧れが戦う理由の柱になっていくのかもしれません。
そういう意味でも、莫のエージェントに対する夢は、CODEに植え付けられた夢なのか、最初から自分が持っていた夢なのか、というのはかなり重要な意味をもっていきそうです。
ノクス
昨年から色々と事実が明らかになっていくノクスですが、裏側が見えれば見えてくるほどいまだ迷走を続けているのでは?と思えてくる。
彼の目標は、CODEへの復讐ということはすでにはっきりとしており、そのためなら手段を選ぶつもりはないと口では言う。しかし、それでも自分と同じ境遇だったCODEのエージェントに対しては、つい手を緩めてしまう面を残したまま進んでおり、どっちつかずな態度のままフラフラしてしまっているという印象だけが残ってしまう。
特に今回、莫がCODEの闇を知ってなお、それでも苦しむ人のために戦うという明確な姿勢を見せたが故に、余計ノクスの不安定さが浮き彫りになったように思えてしまいました。今のところ、甘さを残したまま戦い続けるノクス、果たしてこの後彼に何があり、どのような道を選ぶのか、気になるところです。
ザ・レディ
CODEの闇を知り精神が不安定になった莫は、以前であったメンタリストの安藤小百合の元でカウンセリングを受けるという選択を取ることに。
以前から、ザ・レディなのでは?という疑惑が強いメンタリストでしたが、今回それが確定。何やら洗脳する力まで持っているようで、莫を操ろうとしましたが失敗。より莫に対して興味を持ち、彼の中の悪夢を引き出そうと、これから色々と仕掛けていくようです。
莫を苦しめようとしている彼女ですが、今回メンタリストとして莫に伝えた「自分の心にまっすぐ向き合う。あなたの人生はあなたのものだから。」という言葉は、今回の莫が選んだ答えに確かにつながっているようでした。それもまた、莫がちゃんと自分の中に理想を持っていたが故なのですが、それが明確な悪意を持った相手の言葉だったというのは、ちょっと皮肉ですね。
ちょっと余談ですが、仮面ライダーシリーズというと、話の暗い部分故に心病みそうになる人物が多い印象があり、メンタルケアを受けるべきなどと思う事が度々ありますが、いざ実際にメンタルケアをきっちり受けているライダーが登場となりました。自分一人で限界が来た時精神状態を管理できている莫、歴代ライダーでもなかなか稀有な存在な気がします。その横で同じく自分がナイトメアの根源であるという真実を知らされたねむちゃんを支える言葉まで伝えることができており、自分も大変なのに頑張ってるなぁとつい思ってしまいます。
莫はイレギュラー?
今回の紅葉がエージェントになった理由を見ている中で気になったのは、彼女はCODEから色々と説明を受けたうえですべてを捨てるという選択をしてエージェントになっていたという点。
莫は、何も知らないままエージェントとして活動を開始しており、妹との関係も繋がったまま。謎の不幸体質などを考えても、やはり莫自身に他のエージェント達とも違う何か特別な事情があるのではないか、とつい思ってしまいます。
このあたりに関しては、今のところまだまだ謎ですが、やはり彼が自らプラズマカプセムを生み出せた辺りに何か理由がありそうで、今後ないが描かれるのか気になりますね。


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