2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー48話『覚悟の世直し!厄災の風の中で』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第48話『覚悟の世直し!厄災の風の中で』感想
真白熊手のラストエピソード
いよいよ最終回まであと2話となったゴジュウジャー、今回のOPはSEがついた特別仕様ということで、いよいよ最終回の近さを感じさせるもの。もしかすると、今回が最後のOP映像であるが故の特別バージョンなんてこともありそうです。
そんな、最終話直前のお話だった今回ですが、そこで描かれたのは熊手真白のラストエピソード。過去のナンバーワンバトルでは、テガソードと共に厄災を封じた熊手真白、前作主人公的な立場であった彼が、本当の意味で厄災との決着をつけるまでのお話となりました。
前回姿を見せていた、厄災の親玉であるレクスですが、彼はあくまで世界に厄災をもたらすだけの存在とのこと。世界に厄災はあふれており、その影響で本来人類は既に滅んでいるはずなのに、テガソードがそれを歪めて生かしている。世界のルールに従うならば、人類はすでに滅んでいるのが自然で、それを歪めるテガソードこそが悪魔であるというのが彼の主張。
世界にあるのが当たり前の厄災というルールの化身ともいえる存在であるが故に、あらゆる攻撃を受けてもダメージを受けることすらないというどうしようもない相手。過去の戦い、全ての戦隊の力を借りてなお、倒すことはできず封印することしかできなかった理由もよくわかるものでした。
そんなレクスですが、テガソードは気に入らないが、熊手真白の事は気に入っているとのことで、人類を滅ぼす神となり、その後の世界で自由に過ごさないかと熊手を勧誘する。しかし、この勧誘改めて考えてみると少し違和感があり、本当に絶対的な存在であるならそんなことをする必要はないはず。今回ラストがグーデバーンの力を使い、レクスを世界の理を書き換えれ彼を撃破したことから考えると、わざわざ引き入れようとしたのは無意識に熊手の力を恐れていたが故なんてこともあるのかもしれません。
そんなレクスの勧誘ですが、そもそも人類を滅ぼして、なんてお願いを受けるような熊手ならそもそもここまで戦ってきたはずもなく失敗に終わる。
最後には、手に入れた指輪の力、グーデバーンの世界を書き換える力を使い切り、自らの命をかけてレクスの撃破する。これからの人類も厄災と切り離すことができない存在ではあるのでしょうが、それでもなおそれに向かい生きていくという言葉はなかなか良い感じでした。以前の話で、彼が羽織るマントの重要さが語られていたが故に、戦いに臨む際にそれを着込むシーンの重みが増していたのが良かったですね。
厄災との決着は、完全に熊手の力でついた形となりましたが、厄災との因縁は以前のナンバーワンバトルの優勝者である熊手が強く持つものですし、そういう意味でもすべての決着をつけた形になったように思えました。
ちょっと余談ですが、Dura lex, sed lex.(ドゥーラ・レクス、セド・レクス)という言葉を聞いた際に、その意味を解説してくれたのが暴神だったのは、さりげない彼の育ちの良さを感じさせる要素で地味にツボでした。
指輪争奪戦優勝者決定
レクスとの戦いで、熊手真白の物語が終わり、いよいよ最終回は吠のお話が描かれる様子。
今回の吠は、レクスとの戦いの中、レクスの力により仲間が消されていき、熊手もレクスと相打ちになったことで、指輪争奪戦の参加者が吠以外全滅。まさかの不戦勝による吠の勝利が決定してしまいました。
本作の根本にあった指輪争奪戦がこんな形で終わるというのは流石に予想できない展開。しかし、それ以上に衝撃だったのは、仲間が消えた吠のその態度。ゴジュウジャーになる前は一匹狼として生き続けてきた吠、この1年の戦いを通して、ようやく見つけることができた仲間たち、それが全ていなくなる中で感じたのは、かつての一人の自分に戻る恐怖心。
その態度は、かつての弟としての吠を思い出させるもので、あまりにも弱弱しく、最後のテガソードが勝利を伝えるシーンの痛々しさは見ていてつらいシーンでした。
未だに語られない吠の願いですが、今回ちらっと口に出かけたの言葉を見るに、仲間たちとずっと一緒にいたいというような想いが彼の中にはありそう。指輪をすべて集めた吠は、テガソードの力で願いを叶えられるはずですが、果たして最終回で彼が何を願うのか気になるところです。
そんな最終回、最後の戦いは、共にはぐれものになってしまった吠とファイヤキャンドルとの戦いとなる様子。仲間が消え去り、指輪の戦いは終わり、戦う意志も、理由も消えてしまったようにも見える吠。それに対して、ファイヤキャンドルの方は、仲間の為という理由以上に吠との決着を付けたいという願いがどこか見え隠れしているようにも見える。
この二人の戦いが、吠にどのような影響をもたらすのか、果たして本作がどのような結末を迎えるのか、次回の最終回が楽しみです。


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