2026年3月3日から放送開始となったTXQ FICTION第5弾『神木隆之介』第2話の感想と考察になります。放送のネタバレも含まれますので注意してください。本作は、Tverなどでの見逃し配信が行われています。
神木隆之介(2)
水島輝久に迫る
フェイクドキュメンタリー『神木隆之介』という作品の中で、神木さんがフェイクドキュメンタリーを作るという独特の構成で描かれている今回の作品。
神木さん自ら作った『てるちゃんハウス』に絡むフェイクドキュメンタリーの続編は、その家で見つかった一つの手紙から始まり、輝ちゃんのファンであるされるのりこさんからのファンレターへの返信に書かれた死ぬという単語、家に貼られていた写真によって話が広がり、水島輝久の調査が開始されることになりました。
ネットの情報では、水島輝久君は1982年に10歳で亡くなっていたとのこと。ただ、今回登場した同年代の俳優や、当時輝ちゃんと関係していた当時の助監督水島プロデュースと呼ばれる輝ちゃんのプロデュースに関わる住所へと向かうことになるも現在住んでいる人は何も知らず。
続いての調査は、水島輝久君の過去の出演した『ぐーぐー玉っこカレー』と呼ばれるカレーのCM。しかし、こちらも製作に関わった寿映像制作社は倒産済み。
そこから更に、現在プロデューサーの相田真貴子、当時所巻頭だった地埼秀人への調査へと話は移り、当時会社では母親がマネージャ、そのサポートとしてイヌイヨシコと呼ばれる人物が社長出会ったことが語られる。また、輝ちゃん本人の優秀さ、賢さが語られ、そんな彼が芸能界で干されてしまったのは、彼の実力の問題ではなく、母親の存在だったのではないかと推測される。しかし、輝ちゃんの演技やその人となりについてはべた褒めだった二人ですが、そんな二人も輝ちゃんが10歳で死んでいたという事実は知っておらず、謎は深まることになる。
そして、最後の調査の対象となったのは、輝ちゃんと同年代の俳優。今回登場した山内圭哉さんは、本人が本人役で登場。圭哉さんもまた輝ちゃんが死んでいたという事実は知らず、むしろ死んだとされている時期の近くまで共にオーディションに挑んでいたわけで当然と言えば当然。ただ、その語りの中で、最後にあった時の輝ちゃんの様子はおかしく、さらに中学生ぐらいの兄がいたことが明かされることになりました。
さらに続く、小林綾子との話の中で今回の話は終了。次回は、輝ちゃんからの手紙に会ったのりこと呼ばれる人物に焦点が当たるようです。
結局てるちゃんハウスとは何なのか?
今回の話を見ていて感じたのは、結局てるちゃんハウスというのは何なのか?という事。そもそも、てるちゃんハウスのお話は、2000年からてるちゃんハウスに住み始めた祈祷師のYさんから始まっており、そこに住み込む人たちが増える中、悪魔に取りつかれた子供に儀式が行われ、2010年ごろに空き家になったとのこと。
写真があったり、ファンレターへの返信があることから、何となく輝ちゃんが住んでいた家がてるちゃんハウスなのかと思ってしまいそうですが、実際はてるちゃんとは何の関係もない家であると考えたほうが良いはず。
それでもそこに、てるちゃんに絡む写真があったり、てるちゃんが書いたファンレターへの返信が見つかったりしていることを考えると、むしろこの祈祷師のYさん、もしくは、てるちゃんハウスに集まった人たちの誰かがのりこさんであると考えたほうが筋は通りそう。
ネットに書かれていた通り、本当にてるちゃんが、1981年に死んでしまっているとするのなら、祈祷師Yの儀式は死んだ輝ちゃんをどうにかしようとしたものだったのではないかと思えてきます。そうなると、この関係者に輝ちゃんの母親や、イヌイヨシコと呼ばれる人物、てるちゃんの兄が絡んでいる可能性もありそうに思えます。
神木隆之介の真実はてるちゃんの写真のみ
ただ、この輝ちゃんのお話は、あくまで神木隆之介という作品に登場する神木さんが作ったフェイクドキュメンタリーのシナリオというのが本作の面白いところ。私は途中まで完全に話にのめり込んでおり、そのあたりをすっかる忘れていましたが、山内圭哉さんと語るシーンで、てるちゃんからのりこさんへファンレターへの返信が登場した時に、そのことををふと思いだしました。
実際にいる俳優さん、リアルな取材風景と、フェイクドキュメンタリーで描かれるフィクションにいつの間にかのめり込んでいましたが、前回、後から見つかった作り物であると語られた手紙の存在が、そもそもこのお話自体が神木さんの作り物であるという事実を突きつけてくる。
今回描かれた、『グーグー玉っこカレー』や、水島輝久君の過去のインタビュー映像、その映像の鏡に意味深に映っていた母親たち、様々な要素がありましたが、今回の話は全て神木隆之介という作品の中で、神木さんが作り上げた、作り物の中の作り物。
ともすれば、あまりにも馬鹿らしい話に思えてくるのですが、神木隆之介という作品の中で、ただ一つ神木さんが関与していないのはあの写真が仕込みではなくそこにあったという事実だけは確かにそこに残っているのが話の肝。今回のエピソードでは、結局その写真についての本当の情報は何一つ描かれておらず、あのてるちゃんと書かれた写真の不気味さこそが神木隆之介という作品の中に登場する神木さんに対して唯一本当の恐怖を与える意味を持つはずなのです。
次回語られるだろう、のりこさんに絡むお話すら、全て神木さんが作った作り話、しかし、こうやってのめり込むうちにいつかそれが嘘ではない、てるちゃんと書かれた写真の恐ろしい真実にぶつかってしまうなんてこともあるのかと思うとなかなか怖いですね。
全4話の内、半分が終わった今回であっても一切触れられない写真の真実、フェイクドキュメンタリーを作る神木さんは、ここから続くお話でそこにぶつかってしまうのか、はたまた、本当に何も語られずに終わるのか気になるところです。
Tverにて配信
Tverでテレビでの放送終了後より配信開始しております。
この記事の画像は、Xで投稿された画像より引用しております。Copyright © TV TOKYO Corporation All rights reserved. Copyright © BS TV TOKYO Corporation All rights reserved.

コメント