こちらの記事は、新アニポケ90・91話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
第90・91話「大空へ向かって、再び」
成長したロイ
2週間間にお休みが挟まり新年度初放送となったアニポケ。レックウザライジング編のラストでは、フリードが行方不明、更にスピネルによる勝利となかなか予想外の終わり方となり、どのように話が繋がっていくのか楽しみにしていました。
前回でレックウザライジング編が終わり、今回からはメガボルテージ編とのことで、メガシンカに焦点を当てた内容となっていくようで、冒頭からロイと新キャラクターであるウルトとのバトルでは早速メガシンカを披露。いつの間にかロイが手に入れていた色違いのルカリオとウルトのヤミラミが共にメガシンカでのバトルと、まさに新章スタートといった感じの始まりでした。
新章始まってまず強く思ったのは、ロイの印象がだいぶ変わったなという事。レックウザライジング編では、あくまで子供たちに見守られる純朴な子供の成長を描くという感じでしたが、メガボルテージ編の彼はかなり大人びた様子を見せる。
まず、背が大分伸びた気がしますし、その話ぶりもかつてのただ素直だった少年という様子から変わり、声色までも変わったように思える。このあたり、フリード行方不明の件や、エクスプローラーズによるライジングボルテッカーズに対する嘘を世間に広められたことも絡んでいるのかもしれません。
キャップと共に動いている様子なんかも含めて、どことなく、フリードっぽさを感じさせる気がしますし、頼れる大人像としてフリードの姿を目指していたからという事もあるのかもしれません。しかし、まだ1年しかたっていないはずですが、別人と見間違うほどに成長している様子にかなり驚きました。
そして、そんなロイに絡むように登場した新キャラクターウルト。こちらは、これまで本当に一切出番がなかったキャラクターですが、彼も黒いレックウザを追い求めている様子。これまで出てきたロイ・リコ・ドットたちは、皆ものわかりのいい子供という印象がありましたが、ウルトに関してはどこか子供っぽさが目立つキャラクターとなっており、あまりこれまで本作では見なかった感じで面白い。積極体にロイに絡んでいくようですが、そのしつこさからかロイが珍しい反応を返しているのもなかなか印象的でした。
ロイと共にメガバングルを付けている彼ですが、もしかしたらロイとルカリオの出逢いや、メガバングルを装備する流れに関係しているなんてこともありそうで、この1年間に何があったのかが語られるエピソードが少し楽しみです。
変われなかったリコ
そして、大きく成長を見せたロイに対して、ライジングボルテッカーズとの別れたあとも変われなかったリコの姿が描かれる。
その様子は、フリードに連れられて旅立つ前のリコを思い出させるところもあり、それだけフリードの行方不明、そして、ライジングボルテッカーズが世間では悪者として扱われている事への、ショックが大きかったことを示唆させます。
セキエイ学園に戻り、自分がライジングボルテッカーズにいたことを周囲に話せまいまま過ごし、更にはパゴゴもボールに入ったまま出てこない。何をすればいいのかもわからず、ある意味迷子のような状態になっているリコでしたが、今回そこにロイがやってきたことで再び前に進む決意を胸にするという流れは、どことなく1話を彷彿とさせるようでよかったです。そういえば、フリードが空からやってきたシーンと今回ロイが空からやってきたシーンは、どことなく印象が被ることもあり、このあたりはロイの成長を意識してやっていたのかなという気もします。
ただ、最初の旅立ちはあくまでアメジオに追われ、フリードに連れられていく出発となっていましたが、今回の旅立ちは自分の意思でライジングボルテッカーズに対して疲れた嘘を暴くことを目指して旅立つことを決意する。
今回の旅は、以前の旅のようにブレイブアサギ号に乗り空を飛んで自由に旅をできるわけではなく、自分たちの足で進んでいくことにもなり、前の旅で成長したリコ・ロイが、今度は自らの足で旅立っていくといった感じで、彼らの成長を感じさせるようでよいスタートでした。
アンちゃんブルーベリー学園へ?
久々のセキエイ学園メインの話という事で、アンちゃんも再登場。以前登場したときにつれていたフタチマルは、今回ダイケンキへと進化しており、彼女の成長が伺える。
学内でもかなりの優等生という扱いを受けているようで、周囲からの目線の違いを感じました。改めて考えてみると、テラスタル研修の際にオレンジアカデミーへ来ていたというのも、セキエイ学園で優秀な成績を収めていたからと考えると自然な流れだったのかも。
そんなアンちゃんですが、次はブルーベリー学園へ行くという話まで学内では上がっている様子。ひとまず今回リコとロイの旅についてくるわけではないですが、リコ・ロイがブルーベリー学園でのエピソードはあるでしょうし、そのタイミングで再登場なんてことはありそうで楽しみです。
ラクリウムの謎
今回冒頭では、登場するポケモンの種類から見るにホウエン地方らしい場所にて、ラクリウムの影響を受けたらしきケッキングが登場。ロイがその対処へと当たっていました。
前シリーズのラストでは、テラパゴスの力ですべてのラクリウムが消えたはず、しかし、なぜ未だにラクリウムの影響があるのか?というのが今回のシリーズの鍵となるようです。
前シーズン時点でも、ラクリウムスフィアなるものをスピネルが別で用意していたとはいえ、単にそれだけというわけではなさそうで、フリードが行方不明になる前に疑問にしていた、なぜラクリウムがなくなったはずのラクアを未だに抑えているのか、というあたりにその理由がありそう。
そもそも、ラクリウム自体がなぜ出現したのか?という謎は明かされずに単に消滅させただけということもあり、ラクアの地下にその力の大本となったポケモンが眠っているなんてことはあるのかもしれません。
また、ちょっと気になるのは今回のシリーズがメガシンカをテーマとしている事。何やら他媒体のゲームでも、今年はメガシンカ推しをしているようなので、その一環といえばそうなのかもしれませんが、ラクアの地下にあるだろう何かに、メガシンカが絡んでいる可能性もあるのかなと思ってしまいます。
メガシンカ
本シリーズのテーマとなっているメガシンカ、今のところはロイとウルトのみが可能というのもちょっと気になる所。流石に、これだけで終わりということはないでしょうし、リコもメガバングルをゲットして新たなポケモンをパートナーにするなんてこともあるのかも。
また、OPで衣装が変わって登場していたサンゴが使うメインのポケモンはオニゴーリ、という事で、メガオニゴーリを今後使ってくるなんてこともありそうです。
また、ロイたちが再び追い求めている黒いレックウザにも、メガシンカは用意されていることを考えると、本作終盤ロイが黒いメガレックウザで戦うなんてこともあるのかなと思わせてきます。
これまでのライジングボルテッカーズの仲間との再会、フリードがどうなったのか、ラクリウムの謎等々、新シリーズスタート気になる所も多い本作、次回以降どう展開してくのか楽しみです。
92話 ラクリウム・サインを追って。
当面は、ピンクの靄に包まれたポケモンが目撃されたとのことで、ラクリウムの影響を辿る冒険となるようです。何やらハガネールの姿もちらっと登場していましたが、影響を受けているのはハガネールという事なのでしょうか。
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