2025年秋に放送開始の作品、原作:高橋留美子、監督:宇田鋼之介によるらんま1/2の2期15話『火中天津甘栗拳』 の感想文となります。旧作アニメ、原作のなどネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
15話『火中天津甘栗拳』感想
男に戻れないらんま
コロンによって全身猫舌お湯を受け付けない体になってしまったらんま。お湯を被れず一生このまま?と悩む中、ムースとの対決が始まる。
そもそも女の体であることをどうする?という所から問題は始まるのですが、その点はマジックショーの一環という事で誤魔化すらんま。割と大雑把な方法ですが、相手がムースという事もあり通用している様子にちょっと笑う。
しかし、素の実力であればムースよりも優位な印象のあるらんまですが、女の体になってしまうとどうしても縮んだ分のリーチの差でムース有利。更にムース側も、暗器は使わない体だけの勝負…と見せかけてきっちり暗器を仕込んでいるという手抜きのなさ。一度暗器を捨てたと思わせて油断させたところを暗器で仕留めるという、そこに武器がないと思わせたところの奇襲という、暗器使いらしさだからこそという感じもしますね。
周りの推測通り、ムース有利で試合が進む中、東風先生の活躍で男に戻るらんま。いざ、男に戻ってしまえばムース相手にも勝利で戦いは終了となりました。
なんだかんだ、男の時のらんまは強いのですが、逆にそれゆえか今回の男に戻るのもあくまで一時的なもの。二度とその方法は使えないとのことで、まだ男に戻る戦いは続くことになりました。
火中天津甘栗拳
結局男に戻れないままのらんまは、シャンプーの情報でコロンが持つ不死鳥丸があれば体質をも℃得ることを知る。
しかし、コロン自体は非常に強く、いくら挑んでもぼこぼこ。コロンに加え後々登場するだろう本作一番の問題キャラクターとなる八宝菜、共に謎の老人組は圧倒的に強いのは、技を授けるポジションになることもある故か。その体の小柄さからは考えられない強さのギャップが長年鍛え上げた技の強さを感じさせるのが良い感じです。
コロンにはそのままでは勝てないと察したらんま、猫飯店にバイトで潜り込み盗み取る隙をうかがうも、なかなかそんなチャンスは訪れず時間だけが経過。
そんな中、コロンが教えるのは新たな技『火中天津甘栗兼』。火の中に放り込んだ天津甘栗を熱さを感じないほどの速さで拾い上げるという奇妙な技ながらも、その速さに対する説得力は不思議とある。この技名も、不思議と記憶にしっかり刻み込まれてしまう技名。独特なネーミングの技であるが故の面白さといった感じがしてよいですね。
とはいえ、火を使った修業は暑さに弱いらんまではできず、コロン的には諦めてシャンプーの嫁になることを認めさせるために行ったようですが、何やら夜店のピラニアで修業に成功。なんで金魚屋の屋台がピラニアなんかもってるんだよと突っ込んでしまいそうですが、もうそれはそういうものという笑いどころ。
こんな修行で行けるのか?と思っても、なんだかんだきっちり火中天津甘栗拳を習得。てっきり今回男に戻って終わりかと思いきや、肝心の不死鳥丸がただの飴にすり替えられていて女のままで終了。
かなり記憶が薄れていたので、戻れず終了というのはちょっと衝撃的。ここから、シャンプーとあけねに絡んで何かあったような気がしますが、なかなか気になるラストとなりました。
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