2025年12月3日配信開始、週刊少年サンデー2026年1号で連載された龍と苺267話「強くなりすぎた」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
強くなりすぎた
強すぎるマッポ
マッポ相手に既に2連敗、もう1度しか負けることができない試合、マッポもシンギュラリティを迎えるために手を抜いて相手をしてくるという状況。ここに負けたら、今の実力では絶対に勝てないと言っても過言ではない状況で続く3戦目。
段々と分が悪くなっていくいちごちゃんと、一切迷うことなく動き続けるマッポといく退避が目に見えてわかるもの。マッポも苺ちゃんの強さを認めはするものの、それでもなお全く届いていないというなかなか絶望的な試合の終わりを見せることになる。
ウユニ塩湖を歩くシーン、もはや諦めてしまったかのように見える中でも、ページをめくると奥の手だとまだ勝つ方法を模索しているあたり、これでこそ苺ちゃんと思わせてくるものでした。
がけっぷちに追い込まれた状況ですが、山野辺相手の初めての竜王戦を思い起こさせる流れでもあり、今回それを見る、山野辺の記憶がある餓狼の言葉もよい感じでした。
奥の手
現時点の将棋の実力は天と地ほどの差があるマッポと苺ちゃん。それでもなお山野辺の記憶がある餓狼は、勝ちつと信じている。
苺ちゃん自身も奥の手を使うとのことですが、60年かけた研究ですら届かなかった相手にどのように挑んでいくのか気になる所。本人は一人で考え事がしたいと言っていますが、何か絡め手の準備をするのか、はたまた、シンギュラリティを迎えたAI達が絡んで修業が始まるのか。残り一週間でどのように勝ちに向けて動くのか、次回が非常に楽しみなラストとなりました。


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