2023年夏に放送開始した『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』アニメ12話『変わりゆく日々』の感想です。原作ゲーム未プレイでの感想ですが、ネタバレなどもあるので未試聴の方は注意してください。
最終話『変わりゆく日々』
島の石板探し
不意に見つけた石板。お宝のありかが書かれているらしきその石板島の中で探す中で、これまで登場した人たちの元をめぐり、村の人たちの今を見せていくといった感じのお話でした。
昔から続く、人々の関係が感じられ、その流れの先にライザたちも生きているということが感じられる話づくり。ここまでのまとめの話としてはよかったと思います。
お宝自体は、今では島にありふれているクーゲンフルーツの種。かつては貴重品だったのかもという考察がされる。とはいえ、ライザたちにとっては、ここまでの冒険こそがある意味宝ものだったといった感じの話ですっきりと終わるお話でした。
最終回…?
ある意味第一シーズンのラストとして、これまでのまとめとライザたちの成長を改めて示し新たな展開へ!という話なのかなと思っていたらラスト一気に最終回っぽい雰囲気に。
うん?と思ってみていたら本当に最終回でした。結局常闇の女王とは何だったのか、今回冒頭であっさりアンペルとリラに退治された魔物は一体何だったのか。クーケン島に隠された秘密なんかも何一つわからないまま終了。
最終回としてはこれまで登場してきた人たちとの出会いをなぞりつつ、ライザたちの成長を示すという感じで悪くはないお話だったとは思います。しかし、今のところ二期の告知はなさそうなので、続きはゲームでということでしょうか。なまじ色々匂わせていたうえ、いよいよそのあたりもこれから回収なのかな、といったところでの終了で残念です。
これからライザのアトリエに触れようという方に対しては、アニメ単体で見るぐらいなら、ゲームをやったほうがよさそうなアニメ化でした。
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