2023年7月6日に放送開始した円谷プロダクション、監督:辻本貴則による製作の2024年の新ウルトラマン『ウルトラマンアーク』。第4話『ただいま怪獣追跡チュウ!』の感想文です。
最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。
4話『ただいま怪獣追跡チュウ!』感想
SKIPと商店街
何やらかわいらしいサブタイトルの今回のお話でしたが、登場する怪獣はなかなかリアル寄りな巨大ネズミ怪獣となかなかのインパクト。
物語の始まりは商店街、ウルトラマンアークの登場によりSKIPの活動も楽になるんじゃないの?と言われているリン先輩とアラタ君でしたが、実際のところ怪獣と戦う以前の段階が本来の活動となるSKIP的には、大して変わらなそう。このあたりも、世間的にはSKIPが地球防衛隊と大差ない認識を受けている故の発言。
とはいえ、このあたりの商店街の人の発言は嫌味とかではなく、素直に応援してくれているというのは今回の話を見ているとよくわかる。こういう所は、ウルトラマンアークらしい全体的に和気あいあいとした柔らかい雰囲気の作品といった感じがありました。
しかし、そんな商店街に訪れる突然の停電。何やら町の日と総出でネズミを追い詰めているとのこと。しかも、そのネズミはなかなかのサイズで、もしかしたら怪獣なのでは?という話からSKIPの面々も調査に当たることに。
ネズミ騒動
下水道に逃げ込んでいるサイズなので、所詮はネズミと思ってみていたのですが、何やら配電盤を外からかじり穴をあけ、感電した痕跡もあるのに生きていると普通のネズミではなさそうな雰囲気。更には、そのネズミ何やらカワミ重工なる会社に巣を作っているのではないかと疑惑を持たれそちらの調査へと話が進む。
謎の新規生物に、巨大な工場と話が転がると、何やら実験動物が逃げ出して事件に発展した系のエピソードなのかなとちらっと予想しましたが、この会社思った以上にまっとうなもので逆にびっくり。広報担当の方は積極的にSKIPの調査を受け入れ中を調べさせてくれますし、非公開の区画へも悩んだ末通してくれるというオープンっぷり。そのおかげもあり、ネズミを発見することに成功しましたが、既になかなかのサイズにまで成長。
何やら、電気を食べられるバクテリアを体内に持ったネズミとのことで、カワミ重工の使っていたダイモードと呼ばれる高エネルギーの物質から電気を摂取するために巣を作っていたようです。
ネズドロン
発見してしまったがゆえに暴れだしたネズミは、ダイモード発電機に突っ込み、さらにエネルギーを獲得巨大な怪獣ネズドロンとなってしまう。
このネズドロン、なかなかコミカルな怪獣。しっぽのようなケーブルが、発電機に繋がっており、そこから電気を吸収しながら襲っているようなのですが、逆にそのケーブルがネックとなり、移動範囲が制限。それに気づいたウルトラマンアークは、ネズドロンの手が届かないところからビームで攻撃となかなか賢い戦いを見せることに。
しかし、このネズドロン、元はただのネズミとは思えないぐらいには強い。特に電気とは特に関係ない石頭が非常にやっかいで、幾重にも張ったバリアも打ち破りながら突っ込んでくるという厄介さ。攻撃も頭に弾かれ効かないと、なかなかに苦戦させられる。
ウルトラマンアークもピンチになり、新たな力、ソリスアーマーを使わせるほどの相手ということで、なかなかの強敵でした。
新しいソリスアーマーについては、やはり前回登場していたユウマの過去のイラストが元になったものの様子。ネズドロンの石頭を一撃で砕くなど、パワータイプのアーマーといった感じでした。
次回は、何やら所長の先輩にあたる恐竜博士が登場、共に科学技術で懐柔を調査となるようです。今回は、リン先輩とユピーに焦点が当たったお話といった感じもありましたので、次回は所長を掘り下げるエピソードとなるのかも。
見逃し・配信情報
Youtube『ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.』にて見逃し配信が行われているようなので、気になる部分は見返すことも可能。
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