2024年9月1日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第6作目の作品『仮面ライダーガヴ』4話『マシュマロおかわり!』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
4話『マシュマロおかわり!』
おじいさんとおばあさん
ここまで毎回お腹を空かせ行き倒れてスタートとなっていたショウマでしたが、今回は倒れずにスタート。とはいえ、相変わらずお腹を空かせている様子。
野菜の無人販売所はお金がいるだろうという判断ができましたが、畑の野菜はその辺の草扱い。そのまま、生でかぶりつこうとするところをおじいさんに見つかってしまい怒られてしまう。その時チラッと言った、その辺の草とか食べて生きてきたという、またお辛い話が気になりましたが、何やらグラニュート界だと食べられるものがそれぐらいしかなかったとのこと。今回新たに明らかになった母との別れのエピソードといい、序盤はひたすら苦難が訪れる主人公です。
野菜泥棒と勘違いされたショウマでしたが、きちんと謝った事、そして偶然おじいさんたちの子供と顔がそっくりだったことで逆に食事を振舞われ、家にしばらく住んでもよいとの言葉をいただく。
力仕事にて二人を助けるショウマは、家族に受け入れられ…とひと段落かと思いきや、そう簡単に話は進まず、ジープ・シータの二人が放っていたエージェントに発見されてしまう。
おじいさんたちから食べさせてもらっていたマシュマロのゴチゾウの力によりどうにか撃退に成功するも、自分が一緒にいることで誰かが幸せになれば闇菓子のスパイスになる条件を満たしてしまうと、また一人離れて行ってしまう。
なまじ、ストマック家の実情を知っているがゆえに、他人と接して誰かを幸せにすることができないというジレンマに陥っているショウマ。回を増すごとに悲惨な過去も明らかになってきており、つい早く誰か助けてあげてと、思ってしまいます。
次回予告で聞こえた絆斗の言葉は心強い物でしたが、今回、絆斗の母親の仇である赤いガヴのグラニュートは、ストマック家の面々からしてもショウマ一人しか認識していないという事実も判明。仇のグラニュートが、ショウマでないことは間違いないでしょうが、いずれこの件はどこかですれ違いを生んでしまうのかなとも思わせる展開でした。
赤ガヴ
今回の話では、ショウマの付けている赤ガヴについても少し情報が明らかになりました。
グラニュート界の生き物たちのお腹にある口がガヴということですが、何やら赤いガヴというのは特別だということがわかっていました。今回の話では、ジープとシータがこいつ赤ガヴだ!と叫んでいたこともあり、何か明らかになるかと思っていましたが、そもそも二人が言った赤ガヴというのは、ショウマ自身の事を指していた様子。
ちらっと聞こえた話では、ショウマ以外には赤ガヴはいないとのことで、赤いガヴを持つキャラクターはかなり特殊であることもわかる。今回、父親の庇護が亡くなり人間であるショウマの母と、その息子であるショウマが家族の一因ではないと捨てられる話が挟まれ、ショウマがグラニュートと人間のハーフであることがはっきりとしたことから、赤いガヴというのはハーフが持つものである可能性が高まったようです。
今回気になったのは、ジープとシータが赤ガヴの事を隠そうとしていたのに、何やらニエルヴは既に赤ガヴの件に気付いているそぶりを見せていた事。
今回、ショウマの母が闇菓子のスパイスとして処理されてしまうつらいシーンが挟まりましたが、その過程でショウマも捕まってしまっている。よく考えてみると、変身していてもエージェント相手にすら苦戦していたショウマが、生身でどうやってそこから逃げ出すことができたのかという疑問がわいてくる。もしかすると、ショウマが逃げ出すうえで協力したグラニュートが存在するのかもしれません。なんてことを考えながら見ていたのですが、何やら次回予告では、ショウマを改造したらしきグラニュートの存在が登場。仮面ライダーガヴに変身できるようになった理由も、そこに絡んでいそうです。
ただ、ショウマはグラニュート界から逃げて海に落ち発見されたのが1話という事を考えると、そもそもショウマの改造はグラニュート界で逃げる前に行われたと考えるのが自然か。ショウマの事を知っている様子だったニエルヴは、ストマック家の中では開発を担当しており、グラニュートの改造もしているという事が今回明かされる。もしかすると仮面ライダーになれた理由や、グラニュート界から逃げ出せた理由にも彼が絡んでいるのかもしれません。
絆斗とグラニュート研究家
OPでも出番が増えていた酸賀研造が今回本格的に動き始める。何やらグラニュートの事情に詳しく、闇菓子の件まで知っている彼でしたが、絆斗と接触。
前回、つかまえていたチョコのゴチゾウを見せ、この力があればグラニュートを処理することもできるかもしれないと話を聞かせる。
酸賀の言葉に興味を持つ絆斗でしたが、彼の師匠である記者のグラニュートの事情に詳しすぎるという話は本当にその通り。とはいえ、彼が仮面ライダーヴァレンの変身ツールを作っているらしきシーンも予告に挟まり、その言葉に嘘はなさそうでもある。
味方ではありそうですが、何やら隠し事もありそうな彼、OPではランゴの手から溶けた闇菓子の中で映っているというのは何やら非常に不穏な空気を感じます。彼がなぜそこまでグラニュートの事に詳しいのかというのは、何やら今後の話でも重要な要素となっていきそうです。
また、絆斗に対してもエージェントの影が迫っていることもちらっと明かされる。次回予告では師匠の下にグラニュートの影が迫るようです。果たして、なぜ絆斗にエージェントが迫っているのか、酸賀との接近がその理由なのか、色々と気になる所です。
次回『思い出がヒリヒリ』
今回影として姿を見せていたグラニュートは、デンテ・ストマックなるショウマの大叔父に当たる人物だった様子。ショウマがストマック家から逃げられた理由も彼に関係しているのかもしれません。
他人とのかかわりを断とうとするショウマに対して、こいつは化け物じゃないという絆斗の言葉が響くが気になる次回予告となりました。
コメント