2024年秋に放送開始の作品、原作:高橋留美子、監督:宇田鋼之介によるらんま1/2の話 4話『乱馬を追ってきた男』 の感想文となります。旧作アニメ、原作のなどネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
4話『乱馬を追ってきた男』感想
良牙登場
今回は良牙の登場回ということで、相変わらずの異次元の迷子っぷりを見せつけてくれる。四国から北海道、さらに東京とすさまじい勢いで日本中を縦断。そして、何とかたどり着いた風林館高校では、らんまに襲い掛かりらんまに恨みがあるという話を進めてくる。
その恨みの一番深い部分の問題は今回は明かされないものの、全て知ったうえで見ていると、傘で水を防いでいたり、らんまが水を被ると女になった際の反応など、ヒントになりそうな部分はちらちら見せているのが面白い。
しかし、改めて良牙とのエピソードを見ていると、最初のらんまが決闘に来なかった件といい、基本的には良牙の迷子とそれに関わって基本遅刻してくる時間間隔の方に問題があるように思えてきます。そもそも、恨みの根っこの事情は今のらんまは知らないですし、今回の賞味期限切れのパンを渡した件なんかも、良牙の遅刻が原因で、らんまが悪いとも言い切れない。
ただ一点、実力は相応にあるのが良牙の厄介なところ。一度は体を固められ地につけられても、持ち前の怪力だけで体を浮かばせ対処。手刀すらもあっさりと頬に傷をつけるなど、その実力はきっちりとある。らんまのように修行したうえで身に着けたというよりも、転生の体力や筋力といった感じに見えるのがすごいですね。
あかねの断髪
水を被って一時離脱となったらんまと巻き込まれたあかね。抱きかかえられ飛んだ先では、あかねの気持ちが少し傾きかけるところで、つい素直じゃない感じに答えてしまうらんまの関係のもどかしい感じがやはりよい。
しかし、そこにやってくるあかねの断髪のエピソード。正直に言うと、Pちゃんとの初接触辺りは長髪の頃だと勘違いしていたので、この回が来るのはもう少し先だと勘違いしていましたが、良し牙の使う空を飛び回るバンダナを見た際に、ついにこのお話が来たことに気付いてしまう。
今回はスパッと髪を切られたところでお話は終了となり、なかなか衝撃的な話のつなぎとなりましたが、むしろ本当につらいのは次回。髪を切ったあかねにまつわるエピソード、東風先生への想いや、らんまとの関係も少し変わってくるのかなというある意味序盤の大きな区切りともいえるお話。よく見知った短髪のあかねが登場となりそうです。
そういえば、本作ではOPやEDなんかはすべてきっちり長い髪のあかねでまとめている本作、そのあたりの映像がどうなるのか、どのタイミングで変わるのかも地味に気になるところです。
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