2024年10月より放送開始した、原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山 明、監督:八島善孝による、ドラゴンボールDAIMA6話『イナヅマ』の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方は注意してください。
第6話「イナヅマ」
グリンド人
今回のお話では、界王神様の種族であるグリンド人に絡む設定が明かされる。彼らは木から生まれる生き物という事が改めて語られる。グリンド人が生まれる木は5本あり同じ木で生まれたものが兄弟になるとのことで、これまでに登場してきたデゲスや、アリンスに関しては同じ木から生まれたが故に界王神さまと兄弟として扱われていたことがわかりました。
色々グリンド人の事情が明かされた今回のお話でしたが、結局何故、グリンド人が魔界を捨てて外の世界に出て行ったのか、そこから界王神になったのかというあたりについては触れられないまま。ただ、その中でもデゲスやアリンスについては、野心が強くミナト気が合わなかったから残ったとのことで、残った面々の理由については語られており、やはり、魔界の方向性が合わなかったが故に外に出て行ったという事のように思える。
ナメック人についても、外に出ていき、どちらかというと善良な種族が外へ出て行っているようですが、何かその時期に外に行かざる負えないような事件でも起きていたのでしょうか。
そういえば、界王神様が木から生まれたシーンでは、若き日の老界王様らしき人物が体を抱いていたように見えましたが、本人だったのでしょうか?
グロリオとアリンスの繋がり
今回の洞窟での睡眠時、皆が眠っている中一人離れていくグロリオは、アリンスと連絡を取っていることが描かれました。以前から第1魔界に最初からいたグロリオ、繋がっていたのはアリンスだったようです。その報告では何やら計画は問題なく進行中とのことで、やはりドラゴンボールの元へ向かうというのが最初からその予定に組み込まれていた可能性が高そう。他の世界のつわものである悟空達をタマガミと戦わせボールを集めるというのが彼らの狙いなのかもしれません。
アリンスとグロリオが、第3魔界の王を通じて外の世界へ強い人の探索へ向かったのかという点から考えると、魔界の王ゴマーにも内緒で活動していそうな彼ら。果たしてドラゴンボールでどのような願いをかなえようとしているのか、今後の話の鍵になっていきそうです。
何やらグロリオが怪しい動きをする中、彼を不審に思っていた界王神様は、狸寝入りで一人離れていくグロリオの様子を確認しており、その不信感を高めている様子。そういえば、今回グロリオと悟空の手合わせの最中、界王神様が、グロリオの実力を確かめておきたいと、悟空に力を出すように頼んだのも、グロリオが何を企んでいるのか、どの程度の力を出せるのかというのを見極めておきたかったからという事がありそうです。
魔界のドラゴンボールを手に入れるためには、タマガミに勝たなければいけないとのことですが、魔界の人々はタマガミにはこれまで勝てたものはいない様子。前の魔界の王ダーブラすらも、手がでなかった存在という事を考えると原作範囲のドラゴンボールでのセル編終了時以上の力はもっているようで、ここまで目立った強敵がいなかったDAIMAでの強力な敵となりそうです。
超サイヤ人変身
眠った穴はミノタウロスの巣穴、何やら出てきてお前たちを食べてやるとするものの、全く意に介さない悟空とグロリオ。グロリオの実力は自分には届かないという指摘を受け、グロリオはご空へと手合わせを申し込む。
二人の手合わせのシーンでは、今までの格闘を主体としてきたバトルとは異なり、どちらかというと近年のドラゴンボールらしいバトルが展開。
グロリオは魔法と呼ばれる技術を使い、雷のような攻撃を繰り出す。この魔法と呼ばれるものは、悟空の世界で気と呼ばれるものと同じものなのか、はたまた全く別の技術なのかはちょっと気になる所。
最初は片手で相手をしていた悟空でしたが、グロリオの実力を甘く見すぎていたようで、如意棒を使っての戦いにまで発展。更には、界王神様の要望もあり、超サイヤ人の姿も見せてバトル。舞空術などもしっかり使っており、いよいよ魔界の環境に体も慣れてきたということなのかも。
今回の超サイヤ人になった悟空は、グロリオの力を込めた雷の魔法を、片手で払いのけその背中まで一瞬で移動する様は、やはり強さの次元が違う事をはっきりとさせる。更に言うなら、まだ悟空はかめはめ破などの技も一切披露しておらず、魔界の中では、相手になる人がいなさそうな強者。
これに対抗できるとしたら、今のところタマガミの存在位な気もしますが、そろそろ一つ目のドラゴンボール入手のエピソードへと入っていくのでしょうか。
ベジータ・ピッコロ組もそろそろ出発?
今回のラストでは、ブルマによる宇宙船の修理も終わり、ベジータやピッコロに関してもそろそろ魔界に向かって出発。かと思いきや、動き出したロケットはまさかの停止。正直、ブルマが一緒に乗っていなかった辺りであれ?となっていましたが、このロケットでの出発は失敗となったようです。
こちらの二人については、迎えに来ている魔界の人もいますし、そちらが持ってきたロケットで出発となっていくのかも。ブルマは来る気がなさそうでしたが、EDなどを見るに一緒に旅をしているようですし、一緒についてくる様子。果たして、どのような理由で共に出発となるのか、ちょっと気になるところです。
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