個人的には、Youtubeと双璧をなす動画配信サイトです。日本からの配信も増えていますがYoutubeと比べると馴染みが薄い方も多いのではないでしょうか。
Twitchといえば、かつてはゲーム専用配信サイトでしたが、現在は雑談、アートなどのタグも増え、配信の幅も広がりました。
youtubeが基本的には動画を上げるサイトなのに対して、こちらは配信を主体としたサイトともいえます。ということで今回はTwitchの特徴を紹介していきます。
視聴者層について
Twitchで配信していると視聴者は、日本人もいますが、やはり海外の方が多い印象を受けます。
私が配信している中でも、アメリカ、フランス、スペイン、ロシア、ブラジルなどの国籍の方が挨拶をしていかれました。
最近だと原神などの世界各地で配信されているゲームをプレイしていると海外の方が覗きに来られることもあります。
日本語タグをつけて配信をしていても日本語に興味がある方が来て下さり、容赦なく母国語でチャットされることはあるので、意識しておく必要はあります。
当然自分で話せればそれが一番いいのですが、そうもいかない場合も多いと思います。ということで下記のような対策が考えられます。
チャンネル説明で日本語オンリーの記述をする
あらかじめチャンネル説明に日本語オンリーの記述をしておくことで、ある程度理解していただけるかもしれません。
音声認識で字幕+他言語への翻訳など
こちらはコミュニケーションをとる方向での対策です。配信画面に音声認識を使った字幕を出し、それを翻訳して表示することである程度カバーしようという感じ。
ゆかりねっと+ゆかりネットコネクター(まあちゃんバザール様制作)など準備する必要があります。
ゆかりねっとは本来ボイスロイドなどの読み上げソフトを音声認識を使って実況風に使えるソフトです。このソフトには、読み上げ文章の字幕の表示機能がついており、それを拡張するゆかりネットコネクターの機能で字幕を他言語に翻訳して表示することができるようです。
Raid機能:配信者間のつながりを強化する機能
Youtubeにはない独自の機能として、Raid(レイド)機能・Host(ホスト)機能があります。
これは自分の配信が終わった後に、他の方の配信へ視聴者を誘導する機能です。
Raidの場合は自分の配信を見てた視聴者が対象の配信に移動し、Hostの場合は、自分のチャンネルで他の配信者の配信を映すことができます。
仲のいい配信者を紹介したり、あまり知らない方だけど同じゲームをやっている方にRaidすることもできます。配信者同士のつながりを作ることもでき、Twitchの大きな特徴の一つだと思います。
怖いという方はRaidを受けるのを禁止することもできるので安心です。
ちなみにRaid、Hostした後も自分の配信を切るまでの間の動画は自身のアーカイヴに残りますのでRaid後の配信の切り忘れに注意が必要です。
収益化へのハードルは低め
Twitchでの収益化の条件は、Youtubeと比べると緩いように感じられます。
Twitchでの収益化は、アフィリエイトとパートナーの二段階に分かれています。
特にアフィリエイトの方は条件が緩くなっており、
- 50名のフォロワー
- 配信を過去30日間に合計で500分以上、7日間の異なる日に行う
- 平均で3名以上の同時視聴者
となっています。
アフィリエイトとして登録する段階で、サブスクライブ(youtubeで言うところのメンバーシップ的なもの)、チアー(投げ銭)機能が解放され、動画に広告がつくようになります。その時点で、チャットで使える自分のチャンネルのスタンプなどの機能も使用できるようになります。
またアフィリエイト登録することで、視聴者が使える機能も増えます。視聴時間に応じてポイントがたまる、チャンネルポイントという機能では、ためたポイントを使って配信者にお願いしたり、スタンプが解禁されます。
もう一段上の配信者となり、様々な優遇、機能の解放がされるTwitchパートナー登録は、さらに条件が大変ですが、それでもYoutubeと比較した場合は緩く感じられます。
アフィリエイトの注意点
アフィリエイトの段階から動画開幕などに広告が流れるようになる。スキップがなく15秒or30秒のものなので結構長いです。
Youtubeと違い、収益化機能を、動画ごとに止めることができません。そのため収益化を禁止されているゲームなどをやりたい時など少し都合が悪くなることはあります。
ただし、アフィリエイト機能は、Twitch運営に直接問い合わせることで、解除はできるらしいです。ただ、それなりに手間がかかるうえ動画ごとに切ったりつけたりということはあまり現実的ではないようです。
またアフィリエイト会員は、ライブコンテンツを一定期間Twitchへの独占配信するという規約があります。他の配信サービスにアーカイブとして投稿する際には、Twitchで配信後24時間をおいて動画を投稿する必要がある点は注意が必要です。
他サービスとの同時配信について
2023年6月ごろ、同時配信についてのガイドラインが公開されており、Youtubeなど他の動画配信サービスとの同時配信は禁止となっていました。しかし、2023年11月ごろそちらのガイドラインが解除され、同時配信が可能となりました。ただし、同時配信の際にはルールの指定もあるようなので注意が必要です。
そちらについては、以下の記事でまとめています。
配信関連機能のカスタマイズ
自分の配信画面を投票、下のダッシュボードなどの部分をカスタマイズすることができます。
Twitterの表示、bits(twitch内部のチアーに使うお金)を使って視聴者が音を鳴らすサウンドアラートなどあります。
さらに、ゲームによってはTwitchとゲームが連動して視聴者がプレイヤーに影響を与える拡張機能もあり、ボーダーランズ3では、視聴者がコマンドでエネミーを出現させるなどができます。
Streamlabsとの連携
外部サイトですが、Stremlabsというサイトと連動させることで、フォロー、レイド、チアーやサブスクライブがあった場合に音を鳴らしてアニメーションを表示させたり、チャット欄のスタンプを画面に表示することができ、配信をにぎやかにすることができます。
特に、フォロー、レイドなどの通知については、フォローされたタイミングがわかるため、即座に反応ができておすすめです。
また他配信者からのレイドなんかはこれやっておかないと気づかないこともあるので設定しておくといいと思います。
Amazonとの連携
ウォッチパーティー機能
Amaznprime会員となっている視聴者と、同時にAmazonprime対象の動画を同時視聴することができるウォッチパーティー機能が用意されています。
ただし、Amazonprimevideoの作品は、国ごとに異なるため、外国の方は見れないことがあるため、注意が必要です。そのため、ウォッチパーティーを使う場合にも、動画に現在の再生時間を表示しておいて同時視聴を助けるなどはしていることが多いようです。
以前使ってみての感想を書いているので興味のある方はどうぞ。
アーカイヴの保存履歴
配信した動画はアーカイヴとして保存されますが、何もしない場合その動画は14日間で消えてしまいます。
ただし、ダイジェストという形式で保存しておくと、ずっと残すことができるという裏道はあったりします。
各種ゲームのキャンペーン
ゲームと連動して視聴者にアイテムを配るDrop機能や、様々なキャンペーンが行われることがあります。
原神では、以前中国でKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)コラボとして配信された翼を特定の配信を見ている視聴者がサブスクライブした際に配るキャンペーンをやってました。
Prime会員向けの機能
TwitchはAmazonの関連企業ということでAmazonPrime会員の特典が用意されています。
PrimeGamingなどで無料でゲームをもらえる、アーカイヴの保存日数が増加するといったことがあげられます。
視聴者的には、サブスクライブが月に一度無料でできるようになるため、Prime会員の方はとりあえず気に入った配信者さんを応援するのに使えます。ただ、この無料枠でのサブスクライブは、月ごとの自動更新がなかったり、ゲームごとのキャンペーンの対象外になることもあるため注意が必要です。
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