2023年7月10日発売、週刊少年ジャンプ2023年32号で掲載されている各漫画の感想記事です。色々思ったことをつらつらと書いていきます、最新話のネタバレもあるので注意してください。
アスミカケル
ここまでの話はそこまで本人のやりたいことがはっきりと見えずただ流されているだけという感じがありましたが、今週兄『一狼』との関係が示されて面白くなってきました。
自分とは正反対の兄貴、ずっと家で家族を支えているのは弟である二兎、やりたいことをやりたいようにやっていく兄貴。それなのに、自分がずっと支えているおじいちゃんまで兄貴の名前を呼ぶ。このあたりのやりきれない感じはよく伝わってきました。
それでも兄貴のことを知ろうとして、兄貴に近づいてみたら友達をぼこぼこに、おもちゃのように扱われ怒りが爆発する。兄を恐れながらも、怒りを抑えきれず戦う覚悟を決めるのはかっこよかったです。
とはいえ、一狼が何を思ってこんな行動をしているのかという点については少し疑問もあり。久々に会った弟をあえてたきつけるような行動をとっているようにも見えます。
怒った弟を見て満足そうな顔をしているのも弟の何かを認めているからという可能性もありそうです。
強敵としての兄『一狼』の魅力も出てきて、次回が楽しみな展開。
ウィッチウォッチ
自分と同じようにニコを狙う、かつての友人に対する圭護自身の葛藤を描く話。かつて同じ立場だったからこそ、相手のことも理解ができ、それ故に今の自分が違うことを行動で示せる。割と主要キャラの中でも自身の悩みを明確に描かれているキャラだったので、これまでの積み重ねが効いてきた話だったなという気がします。とはいえ、覚悟は決めても絶体絶命の窮地、どこに狼男になるための三日月を見出して打開するのかは気になるところです。
次回は、ミハルVSラブカの戦い。こちらは相手の能力を探りあいが主となりそうです。
本格的なシリアス展開、これまではシリアス入ると早めに切り上げている印象がありましたが、今回は4VS4という事で結構がっつり時間をとっている感じ。割と終盤感もありますがどうなるのでしょうか。
鵺の陰陽師
相変わらず独特の空気感で進んでいく漫画でなんだか癖になってくる。前回このままバトルかといった感じでしたが、10日後の猶予が作られました。
とはいえ鵺さんは特に学郎に修行をつけるといった感じでもなく、学郎と代葉との交流がカギとなるようですが、鵺さんは一体何を考えているのか。
鵺さんに渡されたカップル限定3000円食事券は、最後にほっぺにキッスが条件。それを成功させた後、喫茶店のマスター(そのページで初登場)の唐突なマーベラスには耐えきれず笑ってしまいました。
こういう妙なモブの使い方が独特な漫画だなと改めて思う。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 希望煙突『夏』-1963-勘吉たちの夏休み
こち亀の読み切りが今週掲載。少年時代の両さんが友達の家がある軍艦島に行く話。
東京でありながら独特の世界をもつような軍艦島。海の真ん中にあることでの怖さ、狭い空間を生かした独特の生活を描き、軍艦島の魅力が伝わる話でした。
ペーパークラフトで軍艦島を作ったり、鳩を操るなど、少年時代の両さんの多芸さも面白かったです。
逃げ上手の若君
北畠顕家登場、「ぶひぃ」は必要だったのか、必要だったんでしょうね。武士を人とは思わない冒頭の発言といい、差別意識全開。とはいえ、時行を見極めた後の爽やかさもすさまじい。ここから新展開といった感じの濃いキャラクター登場でした。
テンマクキネマ
脚本家:天幕瀧飛虎の過去についての独白。こういう話は、もうちょっと引っ張るのかと思いましたがここで明かされました。
新一元とのファーストコンタクトの際の裏側も天幕サイドから見せてきて、素直じゃない悪霊は映画を見て涙を流す少年のどこに惹かれたのか気になってきました。
人造人間100号
自分が傷つけられ痛みを知ったから…からのページ跨いで、自分が痛い思いをしないように徹底的に相手を痛めつけるとすっきりした顔で大ゴマできめたのは、最高に人の心がないなとちょっと笑ってしまった。
呪術廻戦
五条VS宿無との頂上決戦、互いに最高峰の戦いというのは分かりますが、どうにも外野の観戦組の感想がノイズな気がしてならない。
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