2023年3月5より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第47作目の作品『王様戦隊キングオージャー』。バグナラクとの戦いが終わってから2年、宇宙から新たな敵が現れる。
現在27話まで放送されましたが、その中で気になる点が複数見受けられ、今後の伏線などもまかれていそうです。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第27話『宇蟲王の到来』感想
戦いの後の六王国
バグナラクとの戦いから2年たった後の世界に時代は移行。王様たちの登場シーン、どこか1話を思い起こさせる絵ながらもそこにいるのは側近の4人。ギラとジェラミーを除く4人の王様は何かやらかしたらしくいない様子。側近たちのギラへの態度を見て本当に何をやったんだ…と思っていたら最後の最後で4人の王様のおかした罪が明かされました。
ヤンマ・ガストは、ウルトラPC開発のため電力独占。
ヒメノ・ランは、1000メガトン級の花火打ち上げ各国に飛び火。
カグラギ・ディボウスキは、埋め込み式耕し機『ありぢごく』が対人間用とみなされる。
リタ・カニスカは、強制的な休息のため。
カグラギはまだかわるとしても、ヤンマとヒメノは大概やらかしてますね。大きな戦いも終わって気が緩んでいたのかもしれません。リタについては、このでかい案件を3件も処理した疲れも大きそうです。
宇蟲王ダグデド・デュジャルダン
今回初登場となった、宇蟲王ダグデド・デュジャルダン。名前を呼び間違えただけで、大量の隕石を落とすなど、上位存在ともいえる新たなる敵。
どこか軽いノリで話しながらも、その実一切相手を考慮していない冷たさを感じる演技が怖い。ギラの「ふざけるな!」の言葉に対して「ふざけてるんだよ」は、まさにこのキャラクターを表していそうです。
登場シーンのシュゴッドが集まり飛び回るさまはどこか神の怒りを思い出させます。ゴッドシケイダーがメインで映っていましたが、ちらっとゴッドクワガタや、ゴッドトンボのような姿も混じっており、シュゴッドとの関係もありそうです。そして、その虫柱の中から光り輝き登場するシーンは、まさに神といった感じでした。
あっという間にバグナラクが滅ぼされしまい、ゲロウジームもやられていましたが、前から生き死にが不安定なキャラなので大丈夫だろうと思っていたら、案の定オージャカリバーを持って王様に助けを求めに行っていました。
宇宙すべてを自分の部屋の中と称するほどの規格外の力を持っており、星に住む生き物同士を争わせてお片付けをさせ星を滅ぼす遊びをやっている。人間とバグナラクの戦いもこのお片付けの一環ということでした。
キングクワガタオージャーの攻撃を受けても、自分の爪を気にしている程度で一切ダメージを受けた様子もない。規格外という言葉がふさわしい敵の登場となりました。
明かされる事実
さらっと明かされたのが、シュゴッダム王家はダグデドデュジャルダンの指示のもと、チキューで争う役割を担っていたという事。前回ラストの「人間の大勝利~」というカメジムの断末魔も、この戦いの結果を伝えているだけだったという事か。
劇場版でもちらっと触れられた、シュゴッダムの王にのみ伝えられていた真実というのも、これに当たるのかもしれません。
バグナラクを滅ぼせば、人間はまだ生かしてもらえるとのことでしたが、他の星への先兵として活躍してもらうつもりだったのか、はたまた人間の内からまた新たな敵を作り争わせ、滅びるまで戦ってもらうつもりだったのか。どちらにせよ、利用し続けるつもりだったようです。
かくして、6王国の揃ったチキューに新たな危機が到来、王様たちの新たな戦いがはじまりました。
26話の伏線・謎
神の怒り
未だ謎の多い神の怒り事件ですが、今回のダグデドの登場シーンでは、かなり似た絵面が見られました。宇蟲王には、シュゴッド自体を操る力がありそうな感じもします。
もしかすると、神の怒りはバグナラクとの関係が落ち着いた世界に新たな火種を起こすためにカメジム手動で行われた事件という事なのかもしれません。
4人しかいない宇蟲五道化
ダグデドとともに現れた宇蟲五道化。五道化というからには5人いると思われるが、現状は以下の四人のみが登場している。
- カメジム・ウンカ
- ゴーマ・ローザリア
- ヒルビル・リッチ
- ミノンガン・モウズ
ダグデドも含んで5人という可能性もなくはないが、もう一人未登場のキャラクターがいると考えたほうが妥当かも。そうだとすると最後の一人は今何をしているのか気になるところです。
シュゴッダム
シュゴッダム自体が、ダグデド・デュジャルダンの指示のもとバグナラクと戦っていたことが明かされました。おそらく、劇場版で言われていた王家に飲み伝えられる真実というのもこのことだったのでしょうか。バグナラクと戦うためだけに生かされているなんてことは、口が裂けても郊外できなさそうです。
ラクレスが、キングオージャーZEROの開発をしていた件も対ダグデドに関係していたかもしれません。ハスティ家数十年の悲願というのは、まさにダグデドに対抗するということだったのかもしれません。今回のダグデドの登場シーンを見ていると、シュゴッド自体がダグデド由来の何かという可能性も高く、シュゴッドの力を自分たちで再現し立ち向かう必要があったということなのかも。
気になるのは、コーカサスカブト城。どうにもこの城だけ味方の戦力の中では異質な感じもあり、ダグデドとの戦いのカギを握っている可能性もあるのかも。
スズメ
さりげなく気になったのは、今回スズメの姿が一切見えなかったこと。カグラギがゴッカンに捕まったとなれば、その妹であるスズメが王様をやっていてもおかしくはなさそうな話。しかし、実際は黒子が王様代役を果たしており、今回の話には一切スズメは登場せず。
なんなら兄よりも腹芸が得意そうな妹であるスズメ。今は何をしているのか気になるところです。
次回27話『シャッフル・キングス!』
宇蟲五道化の1人ゴーマによる王様入れ替わり作戦。いつもの戦隊感がある話ですが、ダグデド的にはチキュー侵略もお遊びの範疇でしょうし、こういう方向にシフトするのも割と納得。
ギラ⇔ジェラミー
ヒメノ⇔カグラギ
ヤンマ⇔リタ
予告を見る限りだと上のメンバーの入れ替わりのよう。2年後ビジュアルも変わりメインキャラが動き出す!という感じの話でいきなり入れ替わりネタ。何が起きるのかわかりませんが面白そうです。
キングオージャー 毎週日曜9:30放送中
現在放送中の王様戦隊キングオージャー、これからどんどん盛り上がっていくだろう作品この機会に見てみてはいかがでしょうか。
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
コメント
最後の一人はリタの母親が封印してそう
ゴッカンでの件はカメジムも調べに当たっていましたしかなり気になるところですね
今後の話でも触れられるような気がします
妹さんは、ラクレスと結婚して嫁入りしてなかった?
王位継承ってその辺関係ないんだっけ?
あと自国の土が、体に合わない言ってたし。。。
ギラが王様になった後の王と民の戦いのあたりではトウフの方でカグラギと会話してましたしラクレスが王座を奪われた後そのあたりがどうなったのかは現状だと不明ですね
今どこで何をしてるのか気になるところです