2023年夏に放送開始した『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』アニメ 11話『壮烈の般若・創痩の式尉』の感想文です。
原作既読なので作品全体に関するネタバレもある感想。原作未読のままアニメで初めて触れる方は注意してください。
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚
和月伸宏により、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品。過去にも一度アニメ化されていますが、今回再アニメ化となるようです。
幕末、人斬り抜刀斎として数多の命を奪った剣客、緋村剣心。明治維新後、彼は人を殺さぬ刀『逆刃刀』をもち、『不殺』の誓いを胸に流浪人としてさまよう。神谷薫や仲間たちとの出会い、過去の因縁に触れる中で、己が過去へと向き合い新たな時代での生き方を考えていくことになる。
ちなみに、現在ジャンプSQにて、本編の直接の続編にあたる『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』を連載中。瀬田 宗次郎や、新月村の少年、石動雷十太の弟子であった弥彦のライバルの由太郎など、原作に登場した様々なキャラクターも再登場している作品です。
11話『壮烈の般若・創痩の式尉』
般若
剣心の読みを使っても紙一重で当ててくる術を用いる。その実態は、腕に描かれた縞模様で、距離感をずらしてきていた。ファッションなんかでもやる縞模様の柄を使った錯覚を利用した技。
なぜか、関節を外して距離を延ばすとかもやっていた記憶があったのですが、特にそういうギミックはなく、何か別のキャラと混同していたようです。
仮面の下の表情は、唇を焼き、なんにでも変装できるように顔を削った人物。元は子供を捨てる村の風習で捨てられた捨て子、蒼紫に拾われ隠密としての仕事を任されるように案った。
剣心からは、その孤独を知っているのに、なぜ恵の孤独を感じてやれなかったといわれましたが、そこに関してはそもそも、住む世界が違う相手ということもあり、だいぶ扱いが違うような気がしないでもない。
とはいえ、同じようにつらい過去を生きたうえで、他人を思いやれる優しさを持った剣心だからこそ言えた言葉という気がする。
観柳の逃亡
ここにきて恵に対して一緒に逃げて、病に苦しむ人を助けると急に言い出す観柳があまりにも嘘くさすぎる。そこに加えて恵に対して、「Because I love you」はあまりにも胡散臭すぎる。
当然恵にも信用されず、本性を表し言いたい放題。
純粋に悪役として描かれており、もはや一片の言い逃れもできないぐらいにわかりやすく悪く描かれている感じがします。改めて見てみると、本当に北海道編よくあのポジションで出てこれたなという気もしてきます。
式尉
般若を退かせたあとに控えていたのは、式尉。剣心を先にいかせるも、ちゃっかり左之助のことも調べ済み。斬馬刀はないから問題ないとのことですが、確かに元から頑丈さの方が売りなファイトスタイル。
今回も、不意打ちで一発食らい倒れるも、ぴんぴんしている左之助。そこからさらに近接戦。素手での殴り合いかと思いきや、更に頭突き。壁まで砕く一撃を受けてもまだ動ける左之助。本当に頑丈です。
式尉も、元は薩摩の忍びだったが、蒼紫に勧誘され御庭番衆の秘薬で強化されていた。その丈夫さを見て、式尉より勧誘される左之助だったが、それを拒否。
ただ力だけを求めて集まる御庭番衆と、力のないものまでも集まってくる剣心との違い。
戦いがあるのを承知で剣心の周りに人が集まってくる、というのはそこまで考えているかな?という気もしますが、剣心が般若に対して語った恵殿の気持ちを理解してやれなかったのか?という疑問もこういう優しさゆえのことで、それ故に人が集まってくるということなのでしょう。
第12話 御頭・四乃森蒼紫
四乃森蒼紫と剣心が対峙して終了。そろそろガトリングが火を噴きそうです。
AmazonPrimeで最速配信
2023年版『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』の新アニメについては、PrimeVideoにてネット最速の配信がされ、テレビ放送の翌日金曜正午に更新されるようです。
見返したい方、見逃した方などはAmazonPrimeにて見てみるとよいかもしれません。
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