2023年夏に放送開始した『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』アニメ 15話『その男 雷十太』の感想文です。
原作既読なので作品全体に関するネタバレもある感想。原作未読のままアニメで初めて触れる方は注意してください。
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚
和月伸宏により、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品。過去にも一度アニメ化されていますが、今回再アニメ化となるようです。
幕末、人斬り抜刀斎として数多の命を奪った剣客、緋村剣心。明治維新後、彼は人を殺さぬ刀『逆刃刀』をもち、『不殺』の誓いを胸に流浪人としてさまよう。神谷薫や仲間たちとの出会い、過去の因縁に触れる中で、己が過去へと向き合い新たな時代での生き方を考えていくことになる。
ちなみに、現在ジャンプSQにて、本編の直接の続編にあたる『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』を連載中。瀬田 宗次郎や、新月村の少年、石動雷十太の弟子であった弥彦のライバルの由太郎など、原作に登場した様々なキャラクターも再登場している作品です。
15話『その男 雷十太』
雷十太
『剣術の未来を真に憂うもの。』雷十太登場。
薫殿と一緒に向かった出稽古先での道場やぶりとして登場。
竹刀では話にならぬといいながらもきっちり竹刀で道場主を打倒す。左之助もいっていましたが、この点については、確かに 雷十太に非はない。
ただ、平和な世にて人を生かすための剣術に変わろうとしている世の中で、それを壊し古来の命を奪う剣術を選ばれた者だけが使うという方針の違いにて、剣心と対立。
刀を持って人を殺し平和を作り上げた剣心だからこその立ち位置と対立といった感じがあります。
明治維新を迎え、剣術がどんどん惰弱になっていくことに不信を覚え、そのすべてを破壊し、新たな新古流剣術を打ち立て、西洋重火器にも対抗していこうとする。
改めて思うと、この思想は、現在新たに連載中の北海道編の敵キャラクターと通じる部分があるんだなという気がする。もしかすると、 雷十太周りでも何かアニオリ展開を入れてくるようなこともあるのかもしれません。
由太郎
そして、雷十太が伴って登場したのが由太郎。ある意味弥彦のライバルといってもよいポジションのキャラクター。
それこそ北海道編のイメージがあったので、口こそ強いものの割と頼りになるところが強い感覚がありましたが、今のところ完全に雷十太の腰ぎんちゃくといったところ。
しかし、実際、雷十太には相応の実力もあり、それに従おうとするというのはわからないでもない。ここから将来あんな風になるんだなというのは結構感慨深い感じもありますね。
第16話 『理想の男』
次回理想の男、とのことで、雷獣太の本性が明らかになりそうです。京都編へ行く前のちょっとした話という感じですが、由太郎絡みの話は結構好きなので楽しみです。
AmazonPrimeで最速配信
2023年版『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』の新アニメについては、PrimeVideoにてネット最速の配信がされ、テレビ放送の翌日金曜正午に更新されるようです。
見返したい方、見逃した方などはAmazonPrimeにて見てみるとよいかもしれません。
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