2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』7話『さよならサボニードル』の感想記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第7話『さよならサボニードル』感想
メカニッカニ
特殊な電波で機械を狂わす能力を持ったなかなか厄介そうなケミー『メカニッカニ』が冒頭登場。
まさかの、スルメを餌にした釣りでひっかかったりと本当に蟹そのものといった感じでした。
明るい場所が苦手とのことで、ピカホタル・スマホーンのガッチャンコ、スマホホタルで、光により目くらましでメカニッカニをガッチャ。まさかのOP前に登場から捕獲まで解決してしまうスピード解決のケミー。101体もいるケミーでしたが、かなりのペースで捕まえていきますね。
しかし、すっかりこの4人仲良く動いているといった感じで見ていてほほえましいですね。今回は特に蓮華さんのお金に対する執着もちらりと描かれる。なぜそこまでお金が好きなのか、何か理由があって今後深堀されるなんて話もあるのかもしれません。
サボニードル
温厚で能天気な性格と称されるサボニードル。リク君なる小学生がメカニッカニを捕まえた宝太郎たちに引き取ってもらおうととやってくる。
預けたまま消えてしまった少年を探すべく動く宝太郎と、錬金術師たち。宝太郎は、サボニードルとの関係を気にして行動していますが、錬金術師からすると記憶の消去作業をこなさないといけないという点でちょっとずれがあるだろうと頃は気になるところ。
そもそも『レスラーG』の時に、ケミーを預けているだけでも危険だからという話があったうえで、この少年に『サボニードル』を渡してしまうのは正しいのか?というのも少し気になっていました。
今回のお話、前の『レスラーG』回のような人とケミーの間を描くお話の割には、あまりサボニードルとリク君の間には焦点が向いてないなと思いながら見ていましたが、まさかの前後編。
ラスト、突如ガッチャドライバーから外れたサボニードルは、どこかへ飛んで行ってしまう。なぜ飛び立ったのか、変身が解除された宝太郎はどうなるのか、サボニードルと、リク君との関係はどうなるのか、といろいろ気になる感じで次回へ続く。
そういえば、仮面ライダーガッチャードにおいて、前後編でのお話となるのは今回が初めてな気がします。錬金術師としての行動と、宝太郎のリク君を思う行動の間には、どうしてもずれが生じており、そのあたりを次回でどう決着をつけるのかというのも気になるところです。
トンボのマルガム
今週登場の『グレートンボ』のマルガムとなった人物ですが、今のところ何が目的なのかはっきりとしていない気がする。なぜ急にガッチャードとリク君を襲ったのかというのもちょっと謎。
話の筋を追うと、リク君は父親の言う事を聞いてサボニードルを預けようとした、という話でした。父親が重要な要素となりそうな割には、今回姿を見せていないということを考えると、もしかしたら、今回のマルガムがリク君の父親だったりするのかなと思う。
今回ガッチャードを狙ったのも、リク君の勉強の邪魔になる、友達を排除しようとしての行動ということなら、親しくなっていた宝太郎が狙われたのもわかるのような気もします。
少年との接し方を見ていると、宝太郎はやはり人と仲良くなるのが上手なキャラクターというのが、今回もよくわかる。こういう、人と人をつなぎ合わせるのもある意味ガッチャなのかもしれません。
しかし、今回のマルガムなかなか凶悪な戦い方をしてくる。遠距離から一方的に狙撃して変身する隙を与えない(一回変身したのに変身解除していた気もしましたが)。
一歩間違えば宝太郎は胸を撃たれて死んでいたようなシーンもありましたが、ホッパー1がまさかの大活躍で弾を止めてくれている。あんな頑張れる子なんですね。そして、口が悪いながらも、なんだかんだしっかり電話で助けてくれるスパナといい、それぞれのキャラのサポートも光る回でした。
りんねとアトロポス
そして、今回の話の裏でさりげなく大きく話が動いたのは、冥黒の三姉妹長女の『アトロポス』と九条りんねの接近。アトロポスの友達に会いに行ってくるよ、というニュアンスのセリフから考えると、過去りんねとの間に何か関係があった可能性もありそう。
そもそも、なぜりんねに接近する必要があるのかという点から考えてみると、そもそもりんねにも何か秘密があるという可能性が出てきた気もします。
このあたりも前後編、次回で何か触れられるのでしょうか。
次回8話『グレイトなきずな』
「パパのこともっと知りたくない?」とりんねに接するアトロポスの狙いは何なのか?どこかにいってしまったサボニードルは、どこに行ったのか、なぜ飛んで行ったのか?と気になる要素を残して次回、後編に続きました。
さりげなく、シャボンのアワのようなものを出している新フォームの姿も映っていたのも気になるところです。
しかし、本当になぜ『サボニードル』は、変身を解除して逃げてしまったのか。あまりリク君との状況も理解していなさそうな感じのケミーしたが、何か大事な理由があるのかもしれません。
同日放送、王様戦隊キングオージャー33話『シューゴー!キングとキョウリュウ!!』感想はこちら↓
仮面ライダーガッチャード 毎週日曜9:00放送中
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。
AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
コメント
サボニードルの声優は、私が4年前の2019年3月から3年前の3月まで放送された「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の追加戦士、カナロ/リュウソウゴールドが大好きになった理由のキャラクターことパチンコの海物語を題材にしたアニメ「うみものがたり~あなたがいてくれたコト~」のマリンちゃんや「這いよれニャル子さん」のニャル子や「ひだまりスケッチ」のゆのや「マギ」のトトなどで知られる声優のの阿澄佳奈さんですからね。
私は、リアルタイムでこのライダーの回を観て、阿澄さんがライダーに出ていると驚きました。
阿澄さんは、過去にゲーム作品でメモルの声をやっていましたからね。
魔法少女まどかマギカの声優さんがライダーに出演するのは、悠木碧さん以来になりましたから。
阿澄さんがライダーに出たなら次は、スーパー戦隊に出演されるといいですね。
すごい可愛い声だと思ってましたがそうだったんですね。
最近は戦隊・ライダーと跨いで登場してる方もどんどん増えてますしいずれそういう機会もありそうで楽しみです。