2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』8話『グレイトなきずな』の感想記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第8話『グレイトなきずな』感想
宝太郎落下
前回ラスト、サボニードルの急な逃走でニードルホーク変身解除からの落下となった宝太郎でしたが、落下中咄嗟に、スパイクルホエールへの変身をして着地成功。さらには、リク君も吸収して逃走。
スパイクルホーエルは、角度も変えずにするする動いていたり、何やら勢いのすさまじい冒頭でした。
アトロポスとりんね
そして、もう一つ前回での急展開となったりんねとアトロポスでしたが、りんねに問いかけるのは彼女の父のこと。「パパのこともっと知りたくない？パパが生きてるって言ったら信じる？」とりんねを惑わしますが、ガッチャードを送り出してそのまま消息不明のりんねの父、確かに何か知っているとしたらアトロポス達三人となるのでしょうが、これは本当に父親が生きているということなのでしょうか。
アトロポスが周りの人間を操った際の、りんねの「攻撃するなら錬金術師だけにして。」という言葉に対しての「今の言葉忘れないでね？」とは、何を意味しているのか。今後錬金術師を標的として、何やら仕掛けるのでしょうか。
しかし、アトロポスの演技をしている少女は、実に貫禄があるというか、雰囲気を出している子ですごいですね。
リク君とサボ助
リク君と友達であるサボ助との過去。勉強ばかりで友達もいないリク君が拾ったのがサボニードル。初めての友達、一緒に遊んだりする関係。しかし、それが彼の父親からすると邪魔であると映ってしまった。だから、捨ててこいと言われて、それに従おうとする親子の関係といった感じのお話でした。
サボニードルとリク君の関係については、だいぶあっさりめだった気がするので、もうちょっと尺が欲しかったような気もします。
そして、今回のマルガムの正体は、やはりリク君の父親。リク君を思うがゆえにその愛情が歪み、リク君の将来を邪魔するものを遠ざけようとしマルガムになる。前回、宝太郎を狙っていたように見えたのも、やはりそれが理由だったようです。
さらに、ケミー『ハッピークローバー』を使用してラケシスも出陣。ガッチャードの足を草で縛り動きを止めましたが、スパナのショベルと、ドッキリマジーンによる変フォームにより脱出。組み合わせ的にてっきり脱出マジック的なものをするのかと思ったら、ショベルの方で力技脱出だったのはちょっと笑ってしまう。ラケシスの方は、ヴァルヴァラドを前にあっさり撤退。
さらに、相手がトンボのマルガムであることから、アワによるぐるぐるで、目を回し撃退。こっちでマジック要素使うんですね。最終的には、戻ってきたサボニードルと、ホークスターによるニードルホークで決着。空中からの分離変形、再合体はちょっとかっこよかったです。
今回、退治された後お父さんはどこか反省する姿を見せていたのは、これまでの凶悪犯罪者産のマルガムとはちょっと違う感じがありました。元が愛情が歪んだものだった故に、やりすぎたことを自覚し反省したという事なのでしょうか。もしかしたら、今回のマルガムは、いつもの人の悪意に引き寄せられた自然発生のものではなく、『ラケシス』が絡んで作り上げたものだったというのもこの違いに関係あるのかもしれません。
人とケミーが共に暮らせる世界
最後は記憶を消してのお別れとなりましたが、サボニードルの花だけは、特例として見逃してもらえたようです。しかし、サボニードルとリク君を別れさせてしまったことについて、どこか悔やんだ様子を見せる宝太郎。人とケミーが共に暮らせる世界を目指すという目標をサボニードルに誓うシーンはちょっと目が怖かったです。
しかし、この目標については、錬金術師側からするとあまり理解されていない気がします。どこか周りを置いてけぼりにした目標という感じもあり、果たしてどう宝太郎がそれを認めさせていくのかというのはこれからのお話に絡んできそうです。
そういえば、前回ラストサボニードルが急に変身解除して逃げてしまったのはなぜ？という点は、特に触れられずに終わってしまった気もします。
8話の謎
人を器にして何をしたいのか？
冥黒の三姉妹が、人を器にして、最終的に何を目指しているのかというのは気になるところ。これまでも、多くの人をマルガムとして暴れさせていますが、人を器にしてケミーを悪意に触れさせた果てに何を狙っているのか。今後明かされていくのでしょうが、まだまだわからないことばかりです。
アトロポスがりんねに接近した理由
今回、なぜかりんねに接近したアトロポス。その理由は今のところは不明。りんねの父に絡んで何かあるのか、そもそもりんねに何かがあるのか。
りんねの「攻撃するなら錬金術師だけにして。」という言葉に対しての「今の言葉忘れないでね？」という答えは、何を意味しているのでしょうか。
次回9話『ダッシュで京都、修学旅行』
次回、修学旅行回。これまであまり学園らしい要素を大きく扱ってきませんでしたが、実に学園ものらしい題材がここにきて登場。行き先は、京都の太秦映画村。映画村が映画村として本編登場するのは、逆に珍しい気もします。テーマパーク的な面にも触れられそうです。
そういえば、冬映画の公開も決定していますし、それに絡んで一緒に撮影していたなんて可能性もあるのでしょうか。
さらっと仮面ライダーレジェンドのPVも流れました。どこかディケイドを連想させるレジェンドですが、ディケイドはやはり別でいる様子です。
同日放送、王様戦隊キングオージャー34話『シュゴ仮面の逆襲』感想はこちら↓
仮面ライダーガッチャード 毎週日曜9：00放送中
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。
AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか？
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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