2023年秋に放送開始したアニメ『ウマ娘プリティダービー』のSeason3の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
ウマ娘プリティダービーSeason3
6話『ダイヤモンド』
ダイヤモンドが固い理由
サトノダイヤモンドの、G1優勝への道が描かれたお話となりました。
自分一人の目標ではなく、それまでのお姉さま方の努力と、その挫折を常に目の前で見てきたからこその自分にかかるプレッシャーといった感じがよく伝わってくる話でした。これまでの、サトノダイヤモンドが繰り返してきた自身の敗北を受けても一切揺らがずに次の試合を見ていたというあたりは、この先代たちの想いを受けての強さだったようです。
ちらっと、母親らしきシルエットが映りましたが、彼女の母親もまたウマ耳があるようで、ウマ娘だったという事なのでしょうか。このあたりも、ちょっと気になるところでした。
サトノのジンクスへの挑戦
かくして、菊花賞に挑むサトノダイヤモンドでしたが、意識するのはサトノのジンクス。これまでの戦いにおいても、どこか運の悪さが最後に響き負けてしまっていた。
それを克服すべくサトノダイヤモンドの挑戦。星占いや、マチカネフクキタルの占い、コパノリッキーの風水、果ては学園の七不思議と、様々な占いを受け、そこで来る不運に挑戦してくというちょっとずれているような気もしますが、ジンクスを吹き飛ばすために彼女は本気。
ある意味自分の実力については疑うことなく自信を持っているからこその、それ以外の要素への挑戦といった感じもありそうした。
サトノダイヤモンド本人は、バナナの皮が置いてあっても耐えきってり、林でバクシンオーとの直撃を回避したりと、頑張って占いの結果をはねのけるように頑張っていました。しかし、サトノダイヤモンドのこらえたバナナの皮が直撃したり、一本足のお化けを目撃してしまったり、連れてきた黒猫とカラスには、提灯コレクションに穴をあけられてしまったり、同日の星占い最下位であったキタサンブラックの方にその余波が回っていっているのにはちょっと笑ってしまう。
バクシンオーと直撃したのに逆にバクシンオーが吹っ飛ばされ、ぶつけられた側のキタサンガぴんぴんしているあたりは、ここまでも描かれていた相変わらずの頑丈さといった感じでした。
マックイーンの言葉
そんな、どこか迷走気味に頑張り続け、トレーニングの方も過剰になるサトノダイヤモンドに声をかけたのはメジロマックイーンでした。
これまでの不運は確かにそこにあったけれど、それすらも乗り越えてよいポジションを維持し続けてきたその実力を認める。という話の流れは、サトノ自身の努力や力を認め、彼女の考え方を変えさせる良い話の回し方だったと思います。これに関しては、マックイーンだからこそといった感じのお話でよかったと思います。
菊花賞のレースでもマックイーン一人だけは、サトノダイヤモンドの勝利に一切の不安を持っていない表情をしていたのもよかったですね。
これまでの重圧と、自身のある心の底にはあっただろう不安、そして勝利の喜び。ラストのサトノダイヤモンドの涙のシーンは様々なものが感じられるよいシーンだったと思います。
ウマ箱3予約受付中
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』でも使えるシリアルコードや映像特典も含まれたBlue-raybox『ウマ箱3』1巻にあたる第一コーナーから、最終巻となる第四コーナーの予約が始まっております。
コメント