2023年秋に放送開始した監督:青木弘安によるアニメ『BULLBUSTER ブルバスター』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
BULLBUSTER ブルバスター
若き技術者・沖野は新型ロボ=ブルバスターを携え、害獣駆除会社・波止工業に出向。その矢先、龍眼島に謎の生物『巨獣』が出現!赴任早々、命を懸けた戦闘に駆り出される。
しかし、波止工業には経済的な問題も付きまとい、ロボットの燃料費、パイロットの人件費、もちろん弾一発の無駄さえ許されない。巨獣を退治するという「理想」と、コストという「現実」の狭間で、波止に未来は訪れるのか!?
進む合併計画!明らかになる塩田の策略と、巨獣発生の原因…どうする波止!?
前回、塩田の一部門として正社員として取り入れられることになった波止工業。やはり、塩田の影響力は大きく、水中装甲機ブルダックもリースではなく購入と羽振りの良さを見せていました。
ロゴをどうするかといった話の中で上がったのが、武藤さんが、現場から退き後方支援になるというお話でした。
前回武藤がやってしまった盛大なプラントの破壊やらなんやら。鷲津専務は、笑顔で答えていましたが、あれはあの場ではという事でやはり厳しく当たられることになったようです。塩田に入る上での契約に45歳以上のものは、後方支援とするという条件入っており、まさに武藤さんを狙い撃ちとしたような条件とのこと。
確かに厳しいことを言っていますが、確かに前回のやらかしはちょっとひどかった気がしますし、辞めさせるではなく配置について口を出してくるだけなのはそれなりに譲歩しているような気もする。とはいえ、このまま上が変わるとずるずると会社の中でつらいポジションに行くことになるのではないかという気もするあたりが難しい。
「一番我慢ならないのは、俺のせいで、若い連中がとばっちりを受けることだ」と、抑えてくれる武藤さん、それを見る片岡さんは、都合がいいと言いながらも思うところはありそうな表情を浮かべていました。
塩田の真実
そして、今回明らかになったのは、塩田の真実。やはり、海水を真水にするプラントこそが今回の巨獣騒動の原因となってしまっていたという事でした。
ただ塩田もプラントの製造については、きちんと気を使っていたようで、そこで使用していたバクテリア自体は問題がなかったとのこと。しかし、龍頭島に存在していたサンゴの一種の粘液が合わさることで、生き物の脳内に侵入、脳細胞を変化させることで巨獣となってしまうというのがこの事件の原因。
これまでの対応的にも、塩田はこの原因について予想していたのかどうかというのはちょっと疑問。これまで対応がおざなりだったのは、本当に原因が不明で自社とは関係ないと思っていたからで、今回急に対応がよくなったのは、原因が塩田自身にあるということが判明したから、と考えると割とすんなり受け入れらえる気がします。
その巨獣騒動の事実についての機密情報が外部に漏れた、というあたりから、社長に対して圧をかけ回収させようとするあたり、事故の隠ぺいを狙っていそうな感じがありますが、果たしてそれを知った波止の面々はどう動くのでしょうか。
そういえば、今回、社長の娘さんからの似顔絵だったり、養育費の請求だったりの手紙が来ていました。てっきり以前島で犠牲になった家族がいたというのが社長の家族なのかと思っていましたが生きている様子。単に離婚されただけなのでしょうか。
しかし、娘の似顔絵で養育費を釣ろうとされたと思うとなかなか世知辛い。このあたりは、社長が塩田で正社員とし復帰するか島のために動くかで揺れるといった話に続くのかもしれません。
EDでの次回の映像を見るに、次回は島の巨獣を暴露して世間に知らしめることが目標となる様子。動画を上げるだけとまた以前の様にいたずら扱いで終わりとなってしまうので、生配信を狙うといった感じでしょうか。しかし、今回も鉛に当たりの強い沖野でしたが、率先して巨獣の情報を外に公開しようとしていた鉛がスパイというのは流石にないんじゃないかと思う。EDで仲良くバーベキューをしている面々ですが、果たしてこんな時は来るのでしょうか。
Leminoで配信
ネットでの配信はDocomoのサービスLemino独占となっているようです。最新話は無料で視聴できるようなので、気になっていたけど見逃していた方はこちらから見てみるとよいかもしれません。
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