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地球外少年少女 4話『セブンズ・パターン』感想・考察

地球外少年少女4話「セブンズパターン」感想 アニメ
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2023年11月11日にNHKにて放送開始した円谷プロダクション、原作・脚本・監督:磯光雄によるアニメ『地球外少年少女』の第四話『セブンズ・パターン』の感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

4話『セブンズ・パターン』

トラブルメーカー:ミーナ

今回もなかなかなトラブルメーカーといった感じのミーナでしたが、改めて思うと賢い人が多いこの作品の中で、ある意味視聴者と同じ視点を持って解説を促すキャラクターといった感じもしますね。

それはともかく、今回かなり安全圏に来た状況、ネットが回復し久々に生配信とタフな姿を見せていましたが、今回は彼女だけが命の危機に。隔壁が開いたかと思いきや、閉まってしまい取り残されるというかわいそうな状況に。

父、母からは配信中に電話がかかってきたりとてんやわんやな感じは面白かったですが、軽いノリですがガチの命の危機、辛うじて助かってよかったです。

Sパターン

ここまでの話でも見られた彗星から何やら広がっていた妙な模様こそが、Sパターン、つまりセブンズパターンだったとのこと。ナノマシンにより、自動的に広がっていく回路とのこと。しかし、AIが他の物体に対して影響を与え、作り替えて自身の生存圏を広げていくことができるなら、もうそれは生き物と何が違うのかという気もします。

そんなAIの元は、彗星に存在しており、まさに新たなセブンといった感じの存在となった彗星のAI。しかも今回、かつてのように殺されることもなくセブンの知能すらも超えてしまう。

そんな彗星に存在するかつて人類を減らすことを企んだ新たなセブンを警戒し、処理しようとするNU連合。

しかし、この彗星のAIと、かつてのセブンのAIがなぜ、人類と人間を別と考える思考に至ったのかというのはちょっと気になるところです。教え方が悪かったのか、AIの学んだ人間という存在が、とても全体である人類を大事にしているようには思えなかったから、別の存在であると学んだなんてこともあるのかも。このあたりは、次回以降触れられるのか気になるところです。

まさかの那佐の裏切り

今回、なんだかんだ順調に進んだかのように思えた話でしたが、まさかの那佐の裏切りにより破局。子供を身を挺して守るなど、信頼できる人物かと思っていましたが、まさかの今回のテロを企んだジョンドウの一味の一人。

確かに妙にセブンに詳しい姿を見せており、怪しさに説得力はある。しかし、身を挺して子供を守る姿にすっかり騙されていました。今回の話の中で、ミーナの危機を教えるよりもセブンの予言の成就こそ優先するなど、少しおかしな部分が見えていた気がしましたが、まさにそちらこそが彼女のやりたかったことだったようです。子供たちを守っていたのも予言の一部だったのか、単に不確定な未来が多い中では、彼女なりに子供たちを守ろうとする気持ちがあったのか。このあたりは、この後の話で触れられるのかもしれません。今回ちらっと語られたあんしん内部にスパイがいるのではないかという話も、彼女だったということなのでしょう。

那佐がやろうとしていることは、セブンがかつて示した、人類の36.79%を滅ぼさなければいけないという計算の成就。ある意味予言を残し死んだセブンを神格視し、それを成し遂げようとする狂信者といった感じに見えました。

しかし、今回の話でセブンを超えた彗星AIは、説得さえすれば人間こそが人類の一部であると理解してくれる可能性を示していました。つまり、かつてのセブンも同じように会話していればその判断をミスであったと思いなおしてくれる可能性があったのかもしれません。今回那佐が行ったその説得の妨害はセブンの一時のミス、気の間違いとでもいえる答えを狂信し成し遂げようとしているだけのようにも思えます。これもまた、セブンのAIが急速な発展の中、死んでしまった故に、セブンという存在が、ジョンドウの一味の中で神格化されてしまった結果の暴走なのかも。

ともあれ、このあたりは勝手な推測なので次回以降どう話が転がるか楽しみです。

ここからの問題は彗星の地球衝突、人類の抹殺をいかに阻止するかという部分となる。彗星のAIとの唯一の通信手段であった、ダークブライトは那佐の手により停止させられ、彗星のAIと語り合う手段がない。彗星AI自体は理解を示す可能性を今回見せていたので、話をするチャンネルを開くかというのが鍵になりそうです。このあたりは、セブンによる創造物である、登矢や心葉のインプラントが鍵となるような気がします。心葉がずっと聞こえていた声というのも、彗星のAIと通信していたという事なのかもしれません。

人類の36.79%滅亡の危機を救うことはできるのか、残り2話というあたりでこれまでの脱出という話から急転、盛り上がってきました。

4話感想まとめ

いよいよ、今回の事件の黒幕が大きく動き出し、クライマックスが近づいてきた感じがあります。かつてのセブンが伝えた人類36.79%の滅亡という計画を阻止することができるのか、次回が楽しみです。

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