bot判別システム
ネット上での不正ログインを阻止するため利用されるbot判別システム。
『reCAPTCHA』などが有名で、アカウントにログインする際に、ロボットでないならここをクリック、だったり画像をクリックしていったりと、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
今回、ちょっと一瞬困惑+なかなか手間がかかったbot判別システムに遭遇したのでご紹介。
これわかりますか?
私がログインに失敗した際に表示されたのがこのbot判別システム。
『矢印を使い、アイコンを指示された軌道へ移動させてください』とのことで、最初にこれを見た瞬間私は何をすればいいのかよくわかりませんでした。
左画面には、何やら数字とアイコンとマッチングさせましょうの文字。右画面には、何やら宇宙のような図にアイコンが浮かんでいる。果たしてこれは何ぞや?と思いながら考える。
厄介なのが、『マッチングさせましょう』の意味がよくわからなかったこと。数字とアイコンの距離感も変化するので、てっきりこの距離感を意識して配置するのか?と考えてしまったせいで余計に混乱。
考えること数分、答え自体は意外とあっさりでした。
答えは”分かれば”シンプル
左側に表示されている数字の軌道に、書かれているアイコンを持っていくというだけ。矢印を使ってというのは、画面下に表示されている、『←』と『→』のボタンをクリックするたびに、画面上のアイコンがずれていくので、目標のところまで動かせということのようでした。
わかってしまえば簡単な話。たぶんこれでいいだろう、という不安もありながらも問題を回答した私の前に更なる壁が立ちはだかる。
全10問
この問題分かればシンプルな話ですが、もう一段厄介な話がありました。
実はこれ、10連続で問題に挑戦させてくるのです。
一つ一つはやることがわかっていれば、大した問題ではないのですが、地道に矢印をクリックして動かすのでちょっと時間がかかる。さらに、問題の解き方があっているのかも不安だったので10問解く間も常にハラハラ。
何とか10個終わらせ、ようやく終わったと思った私の元に表示される失敗の報告。人間らしさを認定するものだから一個ぐらい間違えてもいいでしょう!の精神でやった一つ目が見事に失敗していたようで、再び10個解きなおすことになりました。
この時気になったのが、答えの画面に存在しないアイコンが問題に表示されていた事。これも数分悩んだ果てに、下の再起動ボタンを押してやり直したことで事なきを得ました。しかし、果たしてあの場合どうするのが正解だったのか、バグだったのか、私の見間違いだったのか、答えは電子の海の中にといった感じです。
bot判別はもっと複雑になっていくのか?
昨今の日々は、ディープラーニングだったり、AIが日々進歩していく日々が続いています。そのような進化の中で、こういったタスクに挑戦するbotもまたどんどん賢くなっているのかもしれません。
AIが賢くなり、そんなAIに対応するために、問題が難しくなり、またそれに対応してAIが賢くなり……、とイタチごっこが続いていくとしたら、果たして人間はどこまで耐えることができるのか、今後のbot判別タスクはどうなっていくのか、気になる今日この頃でした。
ちなみに、このタスクは、Sonyの公式サイトでのログイン時に要求されたもの。もしかしたらログインに失敗したので、厳しめの問題を出されたのかも。ログイン時のパスワードはきっちり確認して入力するのが大事です。
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