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白山と三田さん 最終回と全体の感想 100話にして完結

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君と悪いことがしたい最終話感想 エンタメ
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2024年1月17日に発売された週刊少年サンデー2024年5・6合併号にて、くさかべゆうへいによる漫画『白山と三田さん』の100話、最終回が連載されましたので、最終回と全体の感想記事です。

白山と三田さん

最初は、田舎を嫌い、ひたすらに陰気だった白山がとある事情で三田さんと付き合う事となる。皆一癖ある登場人物たちとの中で、様々な出来事を共にする中での白山の成長を描いていく。「あらま。」などの独特の間を感じさせる表現が癖になる、全体的に優しい雰囲気に包まれたちょっと異色なラブコメ作品。

ちなみに、地名はもじってありますが、おそらく舞台となる田舎のイメージは岐阜となっているようです。

最終回

ちょうど100話となる今回で最終回となりましたが、最初にして絶対の白山の目標であった上京までを描き切り、白山の成長を描き切るラスト。最後のシーンでは、白山と三田さん二人一緒にいるのが自然すぎて、あれまだやってなかったっけ?と思ってしまいながらも、恋愛漫画でもあるこの作品にとっては一番のイベントがありました。

年末に終わってしまった白山魂のラジオパーソナリティー二人によるラジオ番組がスタートして、新生活スタートというのも、に出た二人の生活が次のステップに進んだというのを感じさせるようでよかったです。

都会進出に合わせて、髪を染めた白山と、東大に通い始めた三田さん、二人の関係は続いていくのでしょうが、田舎から都会に出ていくまでの二人の話はこれにて終了。

終わること自体は寂しいながらも、おそらく、作中で白山が聞いていたラジオが終わったときはこんな感覚だったんだろうなと思わせる、よい最終回でした。

作品全体の感想

見た目のインパクトから、サンデーうぇぶりにて読み始め、私が週刊少年サンデーの定期購読に踏み出した理由となった漫画の一つ。

タイトルでもさん付けである”三田さん”に対して、白山と呼び捨てにされるのも納得なひねくれっぷりと田舎への嫌悪感を見せていた白山が、作中通して変わっていく様がよかったです。

周りの人と、特に三田さんの影響で変わっていった白山が、最後には三田さんを支えられるようになる成長がしっかりと描かれ、成長の結果周りを見る白山の視点もしっかりと変わっているというのよかったです。

全体は独特な雰囲気のギャグマンガ、ギャグパートもよいのですが、ビジュアルからは想像しにくい丁寧な白山の成長を描く部分もなかなか良い漫画でした。

作者のくさかべゆうへいさんは、現在次回作も執筆中とのことで、新たな連載作品を楽しみに待ちたいところです。

9巻が2月に発売、最終巻10巻が3月に発売とのことです。サンデーうぇぶりでも連載しており、アプリでは毎日1話ずつ読むことも可能なので、興味があればサンデーうぇぶりにて読んでみるのもよいかもしれません。

白山と三田さん 9巻
週刊少年サンデー2024年5・6合併号にて最終回となった漫画『白山と三田さん』9巻が予約受付中。

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