2024年冬に放送開始の作品、企画Cygames、監督・ブレイバーンデザイン:大張正己、シリーズ構成:小柳啓吾、キャラクターデザイン:かも仮面による『勇気爆発バーンブレイバーン』8話『また会おう、スミス』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
8話『また会おう、スミス』
ルイス・スミス
冒頭で描かれたのは、1話でも語っていたルイスの子供のころのヒーローになりたかったという夢。コミックや、映画の中にしかそんなものはいないと言い聞かせてきたスミス。しかし、そんなスミスを求めるデスドライブズが現れる。
何やら、ブレイバーンがイサミを求めたように、新たなデスドライブズ『クーヌス』は、スミスを求めている様子。
しかし、スミスを求めるといっても、このクーヌスはブレイバーンのように人間に友好的というわけではない。一切の容赦のない攻撃を繰り返し、ブレイブナイツのメンバーを撃破していく。更には、時間と空間を操る力を持っているのか、機体をそのまま宇宙に放りだしたり、撃破され爆発される機体をリプレイするかのように繰り返しスミスに見せつける。
それでも、スミスを求めるクーヌス。最後には、何を思ったのか自分たちの母艦すらも吹き飛ばし、同時に復活していたクピリタスも消滅。クーヌスのこの一撃により、デスドライブズの面々ももう復活は不可能となったようです。
クーヌスは、スミスの攻撃による死を求めており、もはやそれ以上の復活を不要と判断し母艦を吹き飛ばしたという事でしょうか。この勝手な行いに対しては、今回登場の残り二体のデスドライブズも怒っていた様子でしたが、大体の目的こそ一致していても、あくまで一人一人はそれぞれの目的こそが最重要というのがわかりました。
そんな中、味方を次々と倒していくクーヌスを相手に、ついにスミスは心折れたのか、ルルにブレイブナイツの面々を託し、クーヌスの求めに応じるという答えを出す。それを聞き、自らのコアをパージして、スミスを受け入れようとするクーヌス。
このあたりは、ここでスミスが敵に捕らわれ、それを助けるのが今後の展開かと思ってみていましたが、まさかの機体パーツパージからの、命をかけての一撃。流石に受け入れるつもりのところに、最後の一撃、これは想定外だったのか、クーヌスももろに直撃を受け吹き飛ぶ。
まさに、スミスの命を懸けた一撃が敵を打ち倒すことになり、なかなか衝撃的な展開でした。
最後にスミスがイサミに伝えた「勇気爆発。」問う言葉。タイトルにもなっているそれは、次回二体のデスドライブズに苦戦するイサミの逆転の一手となるのかもしれません。もしかしたら、あの1話で今ではなかったレバーが次回引かれ、バーンブレイバーン登場となるのかもしれません。
ここまでは知っていたかのようなブレイバーン
そして、今回のブレイバーン。何やら話ぶりを聞いていると、今回のこの三体のデスドライブズ襲撃事件が起きることはある程度理解していたようにも思えてくる。
デスドライブズの三体の塔が出現した際には、「ついにこの時が来たか」といつにもまして勢いをつけて出撃。更に、出撃前には、ルイスに対して「一人でも仲間を多く救う。」、「勇気があれば道は開ける。」、そして、また会おうスミスというサブタイトルの言葉を伝える。
ただ今回、ブレイバーンが相手をすることになった、2体のデスドライブズ『ヴァニタス』と『ペシミズム』を相手にした際には、いつものような余裕はなく、防戦一方といった感じ。この二体も、何やら死を求めている様子の話ぶりですが、それでも求める死の為に、手を抜くわけはなくブレイバーンも追い詰められていく。
もしかすると、今回の戦いに大一番のように臨み苦戦していたのは、ブレイバーンがここから先を知らなかったからなんて可能性もあるのかもしれせん。
それを考えると、スミスが最後にともに倒れたのは、時間を操る能力を持つクーヌスだったというのも、気になるところ。共に消えたクーヌスと、スミス、そしてブレイバーン。何か関係があるのでしょうか。
ルル
部隊を任すとスミスに言われ機体から排出されたルル。スミスが吹き飛んだあとを見て、スミスと触れ合う前のルルの空気を感じる喋り方に戻っていました。
ルルの事を考え、何やら思うところのありそうなスペルビアを考えると、もしかしたらルルがスペルビアに乗り戦うなんてこともあるのかも。
次回はイサミ、ブレイバーンと、今回登場のデスドライブズ『ヴァニタス』と『ペシミズム』との戦いの決着となりそうですが、その先どう展開していくのか、かなり気になる終わりとなりました。
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