2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
6話感想『シロとクロ』
警察屋を疑うシャーシロ
今回は、前回仲間になったブンブラックこと、阿久瀬錠を深掘りする話…かと思いきやどちらかというと主役はシャーシロ。
何やら、あまりにも裏の顔を見せない、真面目すぎる真面目な警察屋を疑い、つけて回るというお話。そのネーミングは自分でつけたんじゃんと、未来に言われているあたりはちょっと笑ってしまいました。
何やら緩い追跡パート、500円を拾っては警察に届け、町の人からすさまじく慕われている錠でしたが、それでもシャーシロの疑いは晴れない。さりげなく登場した、素晴らしい腹筋の方、どこかで見たなと思ったらウルトラマンブレーザーに登場のヤスノブ役の方でした。相変わらずすごい腹筋です。
そして、シャーシロの錠に対する疑いが続く中、タイミングよくやってきた、人の建前を洗い流すトイレの苦魔獣。建前を失い、争ったり悩んだりする人から出てくるギャーソリンを集めるという、地味にいやらしい敵。効果もさることながら、トイレから出てきた水流で洗い流すというビジュアルが最悪。武器もトイレの『すっぽん』なのもなかなか印象が悪い。ただ本体の色自体はトイレのように真っ白、どことなく仮面ライダーギーツのマークナインを思い出しましたが特に関係はなさそうです。
そんなトイレの苦魔獣の水流攻撃を受けるブンブラックでしたが、裏も表もない錠には一切効果がない。ここまでは、予想通りの展開でしたが、さらに一撃ブンブルーが貰う事で状況は一変。
突然これまでの尾行をブンブラックに謝りテンション爆上げのシャーシロ。普段の様子から想像もつかないテンションで思わず笑ってしまう。
普段のクールぶっている建前を洗い流されたことで、根っこにある爆上げな部分を洗いざらい表に出されてしまったということのようです。
ロボット戦では、未来にブンブントレーラーの運転を任す。ここでも、未来の運転を認めていることも明かされ、もはやここまでのクールなキャラクター方なしといった感じのハイテンション。
戦い終わった後、今回の行動を思い出し、床に崩れ落ちているさままで含めて、シャーシロの好感度が上がりまくる回といった感じでした。
その裏で戦うマッドレックス
大也の提供したブンブンによる観測プログラムを、ISNの監視プログラムに合わせることで、宇宙から飛来する宇宙人の観測を実行。いきなり、やってきたハシリヤンの幹部枠といった感じのポジションのマッドレックス。
いきなりブンレッドに戦いを挑み、その裏で苦魔獣にギャーソリンを集めさせるというきちんと戦う姿勢を見せる武闘派タイプのキャラクター。改めて思うとそれが一番効率は良さそうで、一切戦わないあの二人もちょっと見習うべきな気がするぐらいしっかりと悪役をしている。
戦う姿もなかなか強く、ブンレッド相手にも一歩も引かないどころか、優勢な様子も見せていました。必殺技に対しては、まさかの調達屋からのマンホールがなければ危なそうな感じもあり、初の強敵登場といった感じもありました。しかし、このマッドレックスも撤退がペットの犬?の散歩の時間というのは、不良が雨の中の子犬に傘をさしているような愛嬌さ。サンシーターの三人組に続き、こちらもなかなか良さげな敵キャラ登場回となりました。
しかし、幹部ポジションのマッドレックスが来たことでちょっとサンシーター面々が少し引き締まるのかと思いきや、割といつも通りの緩い感じで進行していたのにはちょっと笑ってしまいました。
本当にマイペースな感じが魅力の敵役三人組といった感じです。
かなりの強敵と一人激闘を繰り広げたブンレッドでしたが、ラストの会話では、むしろシャーシロサイドの話の方が盛り上がり、誰も話を聞いてくれないちょっとした不憫さ。「こっちも大変だったんだけど」という言葉に、色々察してカレーを出してくれるブンブンは、やはり大也の相棒感が強くてよかったです。
最初かなり癖の強そうなレッドに見えましたが、アクの強いメンバーが集まってきているのを見ると、意外と今後一番苦労人ポジションになるなんてこともあるのかもしれません
次回6話『調達屋のブレーキ』
胸のエンジン御高鳴りを感じるぜ。とのことで、何やらブンブンが恋してしまう様子。そしていよいよ、調達屋も5人目のブンブンジャーとして変身。今回、マッドレックスとの戦いを見て、何やら意味深な目線を向けているシーンが挟まれましたが、そのあたりが彼がブンブンジャーとして戦う理由になるのでしょうか。
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