仙人から持った地図のマークの意味
2話『推測、だろう、思われる』にて、アヒルボートののり池袋からやってきたという仙人からもらった地図。そこに、描かれた各マークについての考察となります。内容的に本編のネタバレも含まれるのでご注意ください。
何やら落書きのようなものが描かれていた地図。その中には、すごろくのように□、○、♢のマス目が書かれており、そこに落書きのような絵が描きこまれています。このマス目は31個描かれており、吾野から池袋まで合計31駅の数と一致していることから、各駅に何があるのかを示しているようです。
色々気になったので、各駅に書かれていたマークを一通りまとめてみました。マークの画像は、模写したものなので、本編の物とは違う点は注意してください。また、マークの意味については本編未搭乗の駅の物については私の推測となっており、こちらも意味が異なる可能性があります。
本来のものが見たい場合は、2話の18分ごろに地図の絵が開かれているので、そちらで確認できます。
ネットでの最速配信は、月曜のdアニメストア、その週の土曜から、PrimeVideoや、FOD、ABEMAプレミアム、DMMTVなどのサイトで配信されており見返すことができます。(2024年4月23日時点)
画像 | 駅 | マーク | 形 | 話数 |
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吾野 | 狸?動物? | □ | 1~2話 | |
東吾野 | キノコ | □ | 2~3話 | |
武蔵横手 | 山羊 | ○ | 4話 | |
高麗 | 植物人間 | ○ | 4話 | |
東飯能 | ゴルフボール | ○ | 4話 | |
飯能 | 人の形をした木 | ○ | 4話 | |
元加治 | 家 | ○ | 4話 | |
仏子 | 地蔵 | □ | 4話 | |
入間市 | 内臓 | ○ | 4話 | |
稲荷山公園 | 小人 | ♢ | 4~5話 | |
武蔵藤沢 | ○ | |||
狭山ヶ丘 | パイプ | ○ | ||
小手指 | ○ | |||
西所沢 | 噴射して飛び上がる人? | □ | ||
所沢 | 寿司 | □ | ||
秋津 | ○ | |||
清瀬 | 幽霊のような人?ゾンビ? 正解:ゾンビ | ○ | 6~7話 | |
東久留米 | 足が多い人? 相撲? 正解:体がかゆくなる | ○ | 8話 | |
ひばりヶ丘 | 落ち込む人 正解: トラウマが蘇り気分が落ち込む | ○ | 8話 | |
保谷 | シンクロナイズドスイミング? | □ | ||
大泉学園 | 犬? 正解:練馬の国のアリス 渾沌 | ♢ | 8話 | |
石神井公園 | ○ | |||
練馬高野台 | 蛙の歌? 正解:蛙 | □ | 9話 | |
富士見台 | 河童 | ♢ | ||
中村橋 | ○ | |||
練馬 | クラゲ? 風鈴? | □ | ||
桜台 | 足跡 | ♢ | ||
江古田 | つちのこ? クマムシ? | ○ | ||
東長崎 | ○ | |||
椎名駅 | みかん | ♢ | ||
池袋 | 茶碗? | □ |
気になるポイント
マークの意味
落書きのように描かれているマークですが、4話ではその駅周辺の住民が変化したものではないか?と推測されていました。少なくとも、そのマークに描かれている、動物だったり、きのこだったりが登場することもあり、あながち間違った推測ではなさそうです。
『武蔵横手』では、山羊の頭を付けた化け物と遭遇、元々周辺に山羊がいたとのことで、地域の特徴と関k精している可能性もありますが、『東吾野』については、特にきのこと関係しているわけでもなく、必ずしも現実の地域との関係が深いモチーフというわけではなさそうです。
空白のマスも用意されていますが、空白のマスはたくさんあることを考えると、既に周辺に人がいなくなってしまった駅という事なのかもしれません。
マークの周囲を囲う図形の意味
それぞれのマークには、周囲を□、○、♢の図形で囲まれており、こちらにも意味がありそうです。
4話時点でたどり着いた□で囲まれた『吾野』、『東吾野』、『仏子』の三駅については、それぞれ動物、きのこのついた人、地蔵とそれぞれ人の姿ではないものの、コミュニケーションの取れる相手がいました。それ以外の○で囲まれた駅は、すべてコミュニケーションが取れない相手がおり、まだ意思疎通できる人がいるかどうかを、○と□の違いで分けているのかもしれません。
♢で囲まれている駅については4話で初めて『稲荷神社公園駅』が登場しましたが、そこには小人の町が存在。人間自体はおり、飛行機なども使用しており、他の町と比べるとかなり現代的な街並みでした。
しかし、その町の人々とは、4話時点では交流することはできておらず、入った際にはいきなり攻撃を受けてしまう。もしかすると侵入すると攻撃を受けるような危険な町という事を表しているのかも。
とはいえ、4話時点ではまだまだ情報が不足しており、♢の町が何を意味しているのかは謎となっています。
池袋前の線路がつながっていない?
目的地である池袋と、椎名駅の間をつなぐ道を模した線は、他の駅と駅の間をつなぐものと異なり間を破れているように描かれています。これは、池袋と椎名駅の間の線路が、繋がっていないということを表しているのかも。
物語ラストの舞台となるであろう池袋、そこの直前で線路が途絶えているなんて展開もあるのかもしれません。
この地図は仙人が書いたものではない?
この地図を渡してくれた仙人は、池袋から旅をしてきたことを自分の口で語っていました。しかし、この仙人と遭遇したのは、2話での吾野と東吾野の間、高麗川の鉄橋を超える際の出来事。
まだ仙人は、吾野には到達しておらず、吾野の町が動物に変わっていることは知らないはず。しかし、この地図にはきちんと吾野の人々が動物に変わっていることを知っているようです。
仙人が既に吾野に到達していた、という可能性もなくはないですが、どちらかというと誰か別の人が書いた地図という可能性が高そうな気がします。果たして、この地図は誰が書いたのか。このあたりも意外と大事な伏線になっているのかもしれません。
モチーフと葉香の過去話との関係
4話冒頭の葉香との幼き頃の話では、静留のやりたいことが語られました。
そこで静留が語ったのは、
- 『吾野柔術免許皆伝になってアリクイと戦いたい』
- 『めっちゃ賢くなりたい』
- 『きのこをめっちゃ食べたい』
- 『そして、小人を絶対見つけたい。』
その全てではないですが、アリクイと戦いたいは、動物のいる『吾野』、きのこをめっちゃ食べたいは『東吾野』、小人を見つけたいは、『稲荷山公園』と、全てではないですが語った内容が駅の特徴と一致するように思えます。
この話を聞き、葉香はやりたいことのない自分は、静留のやりたいことを後押ししてあげたいといった願いを語っており、もしかすると7G事件の発端にいた葉香は、無意識に静留のやりたいことができる駅を作ってしまったなんて可能性もあるのかもしれません。
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