2024年5月8日配信開始、週刊少年サンデー2024年24号で連載された龍と苺190話『正体』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
正体
前回が合併号ということで、一週間お休みを挟んでの再開。今回は、アッコ達の戦いもちらっと描かれ、今回の三段からの昇格は既に失敗となっている中、山野辺ミクは順調に進んでいる様子で、前回までの苺との交流で変わったミクの本領発揮といった感じです。
そして、藍田苺本人は、前回に続き、2124年竜王戦、藍田苺の連勝は続いていく。
今回は、サブタイトルが正体とのことで、100年後の苺ちゃんの正体について少しは話が進むかと思いましたが、やはりさっぱりわからないまま。
現在の将棋連盟会長の志水と苺ちゃんとの接触もありましたが、藍田苺ではないとはっきりと言いのけられてしまう。しかし、それでも苺ちゃんからはすっかりおじいちゃんね、とのことでやはり志水と接した記憶もしっかりと持っている様子。このあたりを考えると、やはり一度引退した苺ちゃん本人といった感じはあるのですが、はっきりとはしません。
ただ、少し気になるのは今回差し込まれたハワードとソフィとの会話パートでは、ハワードは苺ちゃんのやりたいことを理解している様子。未来のITに携わるハワードが多少理解を示しているというのは、やはり何か意味があるのでしょうか。
そんな苺ちゃんですが、今回は2124年のことがようやくわかってきた、とのことでやはりこの時代の事には疎く、それでも将棋の戦法については未来の物も取り入れているという不思議な状況。今回ラストでも、藍田苺、中3、最強と三つの言葉だけを残しておりその正体は依然として謎に包まれたままとなりました。
しかし、この苺ちゃん、何やらマッポとも仲良くなっており、とりあえず意味深に高いところに上ったもののどう降るか考えているところを助けてもらったのにはちょっと笑ってしまいました。
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