こちらの記事は、新アニポケ49話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
第49話「ドットとぐるみん」
ドットの悩み
今回のお話は、ロイ、リコに続きテラスタル研修の基礎訓練を受けるドットのお話、かと思いきやドット自身の戦いに向かう上での覚悟を決めるお話でした。
なんだかんだ、ここまでの二人の試験はそれぞれ1話で終了していたので、今週は予告でのバトル相手がブロロンっぽかったのは違和感こそありましたが、こちらも1話で終わるものと思っていたところ、まさかの2話構成で少し驚く。
とはいえ、リコとロイに比べると、ドットはここまでの描写もどうしても少なめになりつつあったので、ドットというキャラクターをおしていくうえで、ちょっと長めに尺を取ったのもわかります。
今回のドットの問題は、ぐるみんではなく、ドット自身としてカメラの前に出た際にはどうしても緊張してしまう事。ぐるみんであれば、一切問題なくできることも、その中身である自分自身のままでは簡単にはいかない。
なまじ、普段ぐるみんであればできることだからこそ、余計にドットを悩ませてしまうお話でした。
ナンジャモ
そんな、ドットの試験官となったのは、これまでも『ドット/ぐるみん』との付き合いも長いことが語られていたナンジャモ。
その試験は、ナンジャモTVのライブ配信上で行われるとのことで、今回はそのリハーサル。ロイとドットのバトルでしたが、大量のカメラの前で緊張してしまいバトルにならないドット。
そんなドットに対して、ぐるみんのまま試験を受けるという選択肢を提示する。その選択に対して、どう動くのかというのがドットに対する一つの試練。ぐるみんで試験を受けてもおそらく合格できたかもしれませんが、ある意味本当の自分とは異なる作ったキャラクターであるぐるみんとして合格してしまっていいのか、今回はそんなドットの葛藤が描かれたお話となりました。
今回のドットと触れ合うナンジャモは、いつものお調子者の感じからすこし違う、大人びた感じの会話をしていたようにも見え、こう見えてかなりドットの事も考えている様子が伺えました。
ドットの友達
そんなドットの迷い、一度はぐるみんとして試験を受けてしまえばいいと考えていたドットでしたが、それを止めたのがパートナーであるクワッスと、ドットの友達であるリコ。
ぐるみんのファンでありながら、ドットの友達でもあるという二つの顔を知っているリコ。そして、ずっとドットの事を見ているクワッス。この二人だからこそ、ドット自身の本当にこのままでいいのかという葛藤に気付いてあげることができ、すべてうまくいくならそれでいいと合理的に考えがちなドットの足を止め、成長を促せたのかなという気もします。
ラストも、ブロロンに持っていかれてしまっていたぐるみんの着ぐるみをきちんと回収していたり、ドットの友達として後押ししたリコのさりげない活躍も光るお話でした。
しかし、今回ちょっと荒れ狂っていたブロロンでしたが、おそらく、寝てるところにカヌチャンの方からちょっかいかけて怒らせていそうでちょっとかわいそう。とはいえ、ラストは何やらクワッスと仲良くなっていたのは微笑ましかったです。てっきり、ゲットの流れかとも思いましたが、そうでもなかった様子。
久々にライジングボルテッカーズの面々登場
今回は、久しぶりにライジングボルテッカーズの面々が揃って登場。これまでもちょこちょこ単独で姿を見せていることはありましたが、まとまっての登場は1月ぶりぐらい。
何やら、ナンジャモの伝手でハッコウシティのドックを借りることができたとのことで、船を修理中。さりげなく、マードックは先日のタマンチュラタルテもきっちり作れるようになっていたようです。
次回『映えろテラスタル!ダンス・ダンス・クワッス!』
次回、ナンジャモとの試験のはずですが、何やら予告に登場する面々がドットを除き妙なテンション。何で踊ってんの。とのことですが、クワッスメインのお話で、踊り、とくるとそろそろ進化のタイミングも近いという事でしょうか?
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