2024年4月24日配信開始、週刊少年サンデー2024年25号より新連載となった廻天のアルバス1話『勇者アルバス』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
廻天のアルバス
サンデーの新連載第4弾ということで、葬送のフリーレンを思い浮かべるファンタジー作品が連載開始となりました。
予告の時点でも超高速冒険と題しており、果たしてどんなお話なのかと思っていましたが、ループしていることに気付いた勇者が、よりよい未来を求めて、繰り返し魔王に挑戦しているというループ物の作品だった様子で、コロコロコミックの『運命の巻戻士』あたりを思い出す題材です。
そんな作品の主人公である、勇者アルバス、既に魔王自体の討伐にはすでに成功しているという割と衝撃の事実。しかし、少しでも早く、少しでも良い未来をつかもうと繰り返し魔王討伐に挑戦しているとのこと。ヒロインに当たるだろうフィオナについては、黒翼竜の速攻攻略に必要だったゆえに、アルバスのパーティーメンバーとして加入。アルバス自身は既に幾度も倒した黒翼竜、既に攻略法を知っていたる故に、眠らせて弱点を斬って、起きたところを眠らせてと、なかなかえぐいループであっさりと討伐となりました。
今回は序盤という事で既に攻略法を知っているアルバスによりあっさりクリアとなりましたが、ここから先のエピソードでは、より高速に攻略するために頭をひねるお話なんかが来るのかもしれません。
ここからの展開にむけ、ちょっと気になるのは、あくまで記憶を持ち越せるのは勇者であるアルバスだけといういう事。今回のループを超高速で解決してすべて決着をつけるというのなら関係ないですが、またアルバスがループするのであれば、仲間との記憶は消え、また最初からの付き合いとなってしまう。そうなると、なかなか仲間との絆のようなものを描きにくくなるのかなという気もする。
今回のお話だとちょっとしたギャグテイストなファンタジー作品という空気を感じましたが、果たして次回以降どのように話を広げていくのか楽しみです。
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