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終末トレインどこへいく? 8話『バチ当たらない?』 ネタバレあり感想・考察

終末トレインどこへいく?8話バチ当たらない?感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、監督水島努、シリーズ構成:横手美智子、キャラクターデザイン:西田亜沙子による『終末トレインどこへいく?』8話『バチ当たらない?』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

8話 バチ当たらない?

東久留米駅

東久留米、ぱっと見は石が積まれているだけ、かと思いきや何やら皆急に体がかゆくなる。体がかゆすぎて電車の運転すらままならなくなるほどとのことで、あのまま放っておいたらそのまま動けなくなっていたかもしれない状況でした。これまで通り何でもありの7Gということで、なぜこのような現象が起きたのかはわからないまま何とか抜けれましたが、非常に危うい駅でした。

ひばりヶ丘駅

そして、その次に登場したのはひばりヶ丘駅。こちらはこちらで大量のマンションが廃墟のように並んだ薄暗く不気味な駅。

こちらも、直接何かが襲ってくるわけではありませんでしたが、それぞれ過去の後悔のようなものが急にフラッシュバックし、強制的に気分を落ち込ませてくる駅といった感じでした。

それぞれ、一瞬画面に映った映像では、昌は何やら溺れている人を助けられなかった?、玲実は名前を付けて飼っていた鶏の首を落とした件、撫子は幼いころの両親の離婚の際に何もできなかった件、そして、静留は、葉香との喧嘩の件。ポチさんは、檻に閉じ込められ水をかけられているシーンとなっていました。

過去の後悔・トラウマを強制的に呼び起こす駅といった感じの様ですが、東久留米駅に引き続き、何やら直接人の体に影響を及ぼす効果が増えてきているようで、これまでの危険度とはまた違う方向に危ない駅が増えてきたように思えます。

練馬の国のアリス

そんな冒頭で描かれた2駅に続いて、今回話のメインとなったのは、大泉学園駅。こちらは、その世界が丸ごと練馬の国のアリスなるアニメの世界になってしまったとのこと。

この練馬の国のアリス、作中では、かなりメジャーなアニメだったようですが、そもそもの世界観が混沌とした作品といった感じ。住人たちは、ヒロインに当たるアリス達やモブのウライズミン、更に、アニメ中で敵に当たる渾沌と呼ばれるキャラクターとそれが率いるウォーカーや幹部達に変化してしまったとのこと。しかし、本来はこの街は最終回後の世界になっていたようで、敵側になった住民の扱いはともかくとして、それなりに安定して生活はできていた様子。

しかし、静留達が到着した際には、捕まっていた渾沌たちが逃げ出してしまっており逆にアリス達がやられてしまい、更には、池袋にいる女王様の指示により、池袋へ向かうものは皆捕まるという状況。

仕方なく逃げる静留達は、たまたま生き残ったスーちゃんと共に、一緒に戦いアリス達の復活を目指して動き出すもそれも失敗。何やら、本来の設定が書き換えられてしまったことにより、アリス達を助ける方法は、アリス達を本当に消し去ってしまう手段に変わってしまったいた様子。そして、結果的に本当に消えてしまったアリス達の代わりに、静留達が戦う事に。

服こそアリス達の物を借りてはいるものの、それを着たから力を得られるなんてことはなく、結局ほぼ自前の力と相手の動きが将棋であることを理解した昌のおかげでの解決となりました。

しかし、今回の静留達の活躍は、渾沌たちを追い払っただけでアリス達が復活したわけでもないまま。むしろ、アリス達については、きちんと死んでしまったという状況。ウライズミン達は、静留達に新たな女王になってほしいとすがりつくも、所詮は大泉学園を通っただけの静留達は、そんな彼らをおいて次の駅へと向かうというなかなかビターな終わり方となりました。

しかし、そもそも渾沌やウォーカーたちも、元々はこの駅の住人という事を考えると、どちらが勝ったから正しいというわけでもない。あくまで練馬の国のアリスという作品での設定においてはアリス達が勝つのが正しいだけで、結局どちらかは苦しまなければならない国というのが、なかなかにひどい町に思えて仕方ありませんでした。

魔女王 葉香

そして、今回池袋へ向かわせるなという指示を渾沌に出していたのが、池袋の魔女王葉香だったことが判明。苗字が一緒というわけではなく、下の名前まで読んだうえではっきりとそうだと言われており、本人であることはほぼ間違いがなさそうです。

今回の話だと、練馬の国のアリス自体は、葉香がかつて好きだったアニメであったことが示されており、今回の駅が練馬の国のアリスを元にした駅になっていたのも、葉香の影響が強かったのかもしれません。

しかし、なぜそのハッピーエンドで終わっていたはずのこの国に葉香が訪れて、渾沌たちを解放したり、アリス達が復活するはずだった湖の水の性質を変え、バッドエンドの駅としてしまったのかというのは気になる所。

葉香自身の意思ではないのか、はたまた、ある意味7Gを起動させこんな世界を作ってしまった葉香は、その責任を感じ自分の好きだったものがそのまま残っていることが許せなかったなんてこともあるのかも。

とはいえ、今のとこ現在の葉香が何を思って動いているのかは謎のまま。彼女と静留との再会は、どのようなものとなるのでしょうか。

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