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最後の写真の意味は? イシナガキクエを探しています(4) 第4回最終回 感想・考察【TXQ FICTION】

エンタメ
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2024年5月18日配信、プロデューサー 大森時生、安東弘樹、サーヤ ラランド、帆足健志 出演によるフェイクドキュメンタリー『イシナガキクエを探しています』第4回放送の感想と考察になります。

放送でのネタバレも含まれますので注意してください。Tverなどでも視聴可能となっています。

イシナガキクエを探しています(4)

テレビ東京での配信は終わり、お出しできなかった情報をTverにて配信された番組。今回は、公開放送番組というわけではなく、本当に前回伝えきれなかった部分の情報をまとめて配信といった感じでした。

今回の放送では乙さんの遺品であるVHSや8mフィルムが登場し、その中で様々な映像が含まれ米原さんの行動の意味を推察できる内容となっていました。

今回登場した映像は次の物でした。

1975年8mフィルム
こちらは、乙さんと共に3名の男性が登場。縛られた女性を運ぶ。写真のようなものが上に置かれており、以前のカメラに映っていた湖の底にあったものと似ている。それを地面に埋める様子が描かれ、番号は15がふられている。

1979年8mフィルム
女性が布に包まれ、横には顔写真。振られた番号は19。側には米原さんの姿。

1982年VHS
26の番号が振られた写真。穴を掘り埋めている。

1984年VHS
何やら悲鳴のような声。

1985年VHS
33番と書かれた写真。

映像の中には、米原さんや、乙さんが登場していますが、その撮影の意図は不明。前回の代理人という言葉や、処置という言葉はこれらの映像で行われていることを意味していたようです。

以前の、心霊Youtuberのキラフさんが用意していた写真とも関連があるようで、1982年26番と書かれていた写真は、キラフさんが持っていた25と書かれた写真の次の写真に書かれていたものとそっくり。また中学生の上田さんが池で拾ったカメラに映っていた場所は、1975年の水の中に沈めた記録映像とおそらく同じ場所。沈める際のビデオには、17と書かれた写真を持ったものが沈められており、水底の写真にも同じものが書かれていました。

これらの場所については、上田さんの池は、米原さんの家からは15km地点。キラフさんが写真を探した空き家については、3kmしか離れておらずすべてが近所。更に、撮影のために確認したところ、キラフさんが写真を見つけた家は、米原さんの所有だったとのことで、これらすべてに関係があることが予想されます。さらに、キラフさんが写真を見つけた家は改めて番組スタッフが探したところ、写真がなくなっていたことも判明。この写真を持って行った誰かがいたようです。

稲垣乙さんにあてた手紙の一部では、他の心霊者を信用できるのかを訪ねているくだりがあり、乙さんの限界に合わせて、他の心霊者に頼んで処置をしていたことが推測されます。

また追加で見つかった写真には、何やらエクトプラズマのようなものを口から吐き出す女性の写真が見つかり、なにかかんけい伺われます。

米原さんが死んだ日、近くで撮影していた人は、燃えている米原さんらしき姿の映像もあった様子。更に、番組のラストでは、米原さんと一人の女性が、鏡映しに自分たちの姿を撮影している写真が割れた壺の中から発見され、番組は終了となりました。

考察

大筋考察

最後に登場した若いころの米原さんと、一緒に映っていた女性の写真がこの話の大本に当たる部分に思えます。あの写真に写っていた人物こそが、米原さんが探していたイシナガキクエさん本人で、彼女自身は何らかの理由で死んでしまった。

そんな彼女の死を受け入れられない、米原さんが何らかの方法を使い降霊術のようなものを使ったのかも。写真に会った口からエクトプラズマのようなものを受けていた女性は、その術を受けていたのかもしれません。しかし、この術は失敗、イシナガキクエという怪物を生み出してしまい、米原さんはその対処に一生をかけていたといった感じでしょうか。最後出てきた写真がツボに入れて封じられていたのものが割れた中にあったのは、もしかしたら、この時にこの写真を使って降霊をしており、最初のきっかけになったその写真を封印していたなんてこともあるのかも。

それ以降もイシナガキクエという霊を発見するたびに、代理人という一人生贄に霊を閉じ込め、そのまま乙さんともに地中に埋めたり、水中に沈め見つからないようにしていたのかも。

それを繰り返すうちに、乙さんは年齢に伴い除霊ができなくなっていく。そんな中、他の心霊者に処置を頼み、更にイシナガキクエの処置は続いていく。しかし、一体見つけるたびに、人を一人生贄のようにしなければならない代理人の用意はだんだんと難しくなっていき、近年は自分の家族すらも、代理人として処置を行っていく米原さん。

1話のラスト、番組スタッフがイシナガキクエさんは存在しないのでは?という話をされた際に、感極まったように写真を見せてきたのは、これで本当に最後だと思ったから。そして、だからこそ最後の除霊の代理人には自分自身を使い処置を行ったという事だったのかもしれません。

米原さんの死後家に来ていた人たちは?

第2回の放送で、米原さんの死後、家に着てきた人たちの写真を近隣の住人が撮影した写真。何やら米原さんの家の中を探しているようにも見えました。

この人たちは、米原さんが乙さんに頼めなくなった後に頼んでいた、霊術師のメンバーという可能性がありそうです。米原さんの死後、キラフさんが見つけていた写真が消えていた件にもつながるのかもしれません。

キラフさんが見つけた写真が消えた理由

米原さんの死後家に来ていた人たちが、米原さんの別宅まで出向き写真を回収したのかもしれません。写真を回収した理由自体については不明のまま。写真が消えていたのは、このメンバーが米原さんに変わり、イシナガキクエを探す作業を続けるためという事なのかもしれません。

今回は、米原さんを代理人にして何とかイシナガキクエを除霊できたものの、それで終わりかどうかはわからないまま。代理人という、人を犠牲にする仕組みで除霊せざる負えない以上、表立って動くこともできない彼らは、写真を回収し、今後もイシナガキクエを探し続けているなんていうのはありそうです。

上田さんが見つけたカメラの映像の意味

17番のイシナガキクエの処置された後を、後から発見したような映像が登場した上田さんが見つけたとされるカメラの映像。あの映像に映っていた二人は、明らかにイシナガキクエの存在を知ったうえであそこに来ていたことが伺えます。

前回の話にあった、水に入った人がいたという件と繋がっていると考えると、もしかしたらあの湖に誰かが入ったことが確認されたため、水底に沈めたイシナガキクエに何か異変が起きていないか調べるために派遣されたなんて可能性もあるのかも。

何らかの拍子にカメラだけあそこに落としてしまい、回収できなかったといった感じでしょうか。

全体感想

この物語は、過去の失敗により生まれたイシナガキクエへの対処を、一生かけてやり続けた米原さんを描いたお話だったのかもしれません。

正しい答えは分かりませんが、米原さんが1話にて感極まったように、キクエはもういないんですね、と言っていたあたりが、全てをやり遂げたと思った瞬間を表していたのようにも思えます。

そういえば結局、1話での次回放送時刻がテロップと口頭で違っていた件については、よくわからないままでしたが、あのあたりは単に間違えていただけという事なのでしょうか。

配信サイト情報

テレビ東京で4月29日に放送された番組ですが、Tverでは1話は5月31日まで視聴することが可能。放送は見れず気になる方は、こちらで見てみるとよいかもしれません。

またU-NEXTでは、過去エピソードまで含めて常時配信されているようで、後から見たい方は加入されてみるのもよいかもしれません。

コメント

  1. さお より:

    キエフではなく、キラフでは?

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