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仮面ライダーガッチャード37話感想・考察『ホッパー1と宝物』

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エンタメ
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2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』37話『ホッパー1と宝物』の感想・考察記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

37話『ホッパー1と宝物』

消えゆくケミー達

前回ラスト、プラチナガッチャードの攻撃を受けて倒れたスケボーズのマルガム。真っ白になって倒れたスケボーズを教室に運び込むも、鏡花さんの解析により再錬成は不可能と告げられてしまう。やはり、悪意を直接注ぎ込みケミー自体をマルガム化させたものということで、倒してしまうとケミーそのものが滅んでしまうと判明。

しかし、笑うシーンではないのはわかっているのですが、スケボーズを二人で掴んで運んでいるシーンは、ちょっと絵面が妙で少し笑ってしまいました。

そんな中、ギギストは、追加で奪っていたアントルーパーをマルガム化させ町を襲わせる。気持ちが折れてしまった宝太郎以外のメンバーで対処に当たるという事に。アントルーパーマルガムの分裂能力により、マジェードに加え、先輩二人も戦う。分裂体の対処こそ先輩ができたものの、それでも数は多く、迷いもあるマジェードは苦戦。

そんな中ピンチ匂い要るマジェードの元、宝太郎もやってきたものの、九堂のピンチを前にしても、変身することができず、宝太郎の心の傷の大きさが伺える話でした。

スパナとミナト先生

今回はケミーのマルガム化という状況に惑わされる生徒たちに対して、スパナとミナト先生二人の大人組の安定感が際立つ回でもありました。

特にスパナについては、前回のギギストの攻撃を受けボロボロになったままで、皆が手を出せないアントルーパーマルガムにとどめを刺し、あまつさえ後々登場したホッパーマルガムに対しても一人立ち向かう姿を見せる。

「俺がやってやる。」という言葉の通り、宝太郎に任せるには酷すぎるこの状況、それでも元に戻す手段などなく被害だけが広がる中、やらなければならない事の責任を果たそうとする姿は、初期から描いてきた錬金術師として正しい姿を見せようとする。しかし、それでもどこか迷いがあるというか、躊躇する気持ちもあるように思えたのは、道具と思っていたケミーに対する認識の変化があってなお、それでもやらなければならない事を遂行するスパナの覚悟が伝わるようでよかったです。

ギギストとアトロポスとクロトー

宝太郎マルガムにし、宝太郎の中野ケミーを奪おうとするギギスト。それに対して、宝太郎がそんなことでマルガムにとギギストに口をはさんでしまうクロトー。彼女は、ギギストから力を貰って色々吹っ切れたのかと思いきや、相変わらずどことなく、以前の彼女通り苦労人ポジションが続いている感じがして味があるキャラクターをしています。

更に、ギギストに従うアトロポス、そちらはそちらでグリオンの復活を狙っている様子。しかし、そのアトロポスのグリオン復活の願いについては、そのグリオンを思う心もまがい物に過ぎないと否定。相変わらず「理解している」とは言うものの、その本質については、見落としているようにも聞こえるギギストの発言。

この後の、下からのカメラで撮られたアトロポスのカットを見るに、ここから先アトロポスがギギストに対して敵対する流れもありそうです。アトロポスに裏切られ、ギギストの退場は割と早めになるのかもしれません。

ホッパーマルガム

一度はクロスホッパーに変身することで振り払って希望を見せてからホッパーマルガムに落とすというのも実にいやらしい見せ方。

スケボーズに、アントルーパー、2体のケミーが既に死んでしまい、最初の友達であったホッパー1に対して、それで苦しみから解放されるならと自ら死を選ぼうとする宝太郎。しかし、そんな中落としたぬいぐるみを拾いに来た子供が登場。宝太郎を殺したくないという気持ちが抗っていたホッパー1は、その力を向ける先に子供を選ぶ。もしかしたら、ここのホッパーマルガムの行動は、子供を襲えば宝太郎なら自分を倒して止めてくれるという気持ちもあったのかもしれません。

子供を守るために、宝太郎がホッパー1を自ら殺すという流れは非常につらい展開。そこに加え、ホッパー1が自分のために花を探してくれていたという事実が襲い掛かる。そのホッパー1の思いやりすらも、宝太郎を苦しめるというのが、実にえげつない話の作りでした。

これまでも、つらいシーンでの宝太郎の演技は際立っていることが多かったですが、相変わらずの目力の強さと演出はそのつらさをきっちりと表していてすごかったです。

かくして、ギギストの計画通り絶望に落ちる宝太郎は、冥黒に落ちそうになる。しかし、その瞬間体から出てきた虹色の光が宝太郎を包み込み、卵の姿になりワープしてしまう。

ギギストすら、「なにっ!?」という予想外の展開。雨が降り出す中、次回に続くことに。

次回38話『虹の彼方に』

予告冒頭では、いきなり暗雲が立ち込める暗いスタート。しかし、その予告内で既にその雲を晴らし晴れ渡った空と虹を見せるなかなか勢いあふれる次回予告。

ついにわが手に。というギギストの言葉の通り、宝太郎の中のケミーに手を向けるギギスト。そして、いよいよレインボーガッチャード登場となるようです。倒れたケミー達はどうなるのか、ギギストとの決着はつくのか、宝太郎はどう立ち上がるのか、とても楽しみです。

仮面ライダーガッチャード ライドケミートレカ PHASE:04
ギギストの狙う虹色のケミーも含まれる新たなレイドケミートレカ。

仮面ライダーガッチャード 毎週日曜9:00放送中

近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。

AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?

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