2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
13話感想『裏切りの調達屋』
バクアゲをバクサゲに ブンブンキラーロボ
今回のサンシータ―何やらしょっぱなから積極的にブンブンジャーを呼びだし直接狙うという大胆な作戦を実行。何やら自信満々な登場となりましたが、何やらその裏には改造隊長キャノンボーグの作ったロボット、ブンブンキラーロボがあったのがその理由だった様子。ブンブンチェンジャーベースらしき呼び出し装置もあったりと、なかなか色頃こだわって作られている様子。このあたりのデザインがブンブンジャーの物と似ているのは、何か理由があるのか、単に相手に合わせて作っただけなのか、ちょっと気になる所です。
そして、そんなサンシータ―いきなり巨大ロボを出現させ、何をしてくるのかと思いきや、謎の演歌のような歌をスピーカーから流す。この声、キャノンボーグの声だった気がしますね。地味にいい歌ながらもその効果は、バク上がっている人はバク下がり、バク下がっている人を、バク上げる逆転音楽。
その音を聞いてしまったブンブンジャー面々は、バクサゲな状態に。更に、おそらく通信でその音楽を聴いたブンブンまでもバクサゲ。変身すらも解除され戦える状態ではなくなってしまうという絶体絶命のピンチに。玄蕃が用意していた消火器により何とか撤退することには成功しましたが、皆のバクサゲが直るわけではなく、戦う事も出来ない状態に。冗談のような平気ですが、その効果は確かだったようです。
しかし、このあたりの顔のメイク、眼の下のクマがすごくくっきりと描かれていて、すごいテンション下がっている感じがわかりやすくて面白かったです。
裏切りの玄蕃
皆がまともに動けなく中、一人動き出す玄蕃。何をするのかと思いきや、サンシータ―に取り入る。
あの絶好のチャンスで逃げられた状況を、逃がしたのではなく追い払ったと判断する三人のポジティブさにはちょっと笑ってしまいましたが、調子に乗っているサンシータ―はあっさりと玄蕃を信用。それぞれ自分の趣向に合わせて様々なものを持ってこさせる。その果てには、テンションをあげさせたうえで、音楽を所望とのことで、ブンブンキラーロボの音楽を鳴らすというおばかっぷり。
嫌いな相手に調達をしてバクサゲになっていた玄蕃は元気になり、逆に調子に乗ってテンション上がりきっていたサンシータ―はバクサゲにと逆転。しかし、ギャーソリンが必要ですか?とやってきた玄蕃に対して、一切ギャーソリンを要求せず個人の趣向を優先するあたり、実にサンシータ―という感じでちょっと笑ってしまいました。今回、結局、苦魔獣も登場しなかったのでギャーソリン一切関係なく話が終わりましたね。ヤルちゃんもいつものカーチェイなしでいつもより気楽そうだったのがほほえましかったです。
そんな中、てっきりここからテンションバクサゲになったサンシータ―が自分たちのバクサゲを解除するために、スピーカーを自ら壊すという流れ化と思いきや、玄蕃の心意気を汲んだのか突如動き出したブンブンサファリにより直接破壊という展開はちょっと意外でした。
そんなこんなで状態はイーブンに戻り、ブンブンジャーロボと、ブンブンキラーロボとの戦いに発展。ブンブンキラーロボ、内部きちんとコックピットもあってサンシータ―がきっちり登場していたりとなかなか力がこもっている。更には登場時にはきちんとシートベルトを締める三人。結局破壊され爆散してコックピットからも吹っ飛んでいたので意味があったのかは不明ですが、この交通ルールに関してしっかりしているのはこの作品の好きなところです。
更にデコトラーデのハンドルテクニックがなかなか優秀、素のブンブンジャーロボを圧倒。しかし、野生の力ブンブンサファリを使う事で逆転となりました。
今回他のメンバーが動けない中、玄蕃のバクサゲになっても、調達屋としての仕事をこなすというスタンスは、ブンブンジャーになる以前から誇りにをもって調達屋をこなしていた玄蕃らしいお話という感じでよかったです。
次回14話『クールとワイルド』
玄蕃を認めて動き出したブンブンサファリでしたが、もう一体ブンブンマリンについては、今だ動かないまま。その心を開くためとのことで、ミラと謝士郎が舞い踊るとのこと。いまいち意味が解りませんが、次回水族館を舞台に何やらお香る様子。
今回爆散してしまったブンブンキラーロボも早速大復活。かなり凝ったロボットだったので、一発退場はちょっと寂しいなと思っていましたが、あまりに早い再登場にちょっと笑ってしまいました。
キャノンボーグが動いている間は、ブンブンキラーロボがメインで活躍するのかもしれません。
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