こちらの記事は、新アニポケ52話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
第52話「カイデン、強風注意報」
ロイとカイデン
前回に引き続き、パルデア地方実地での野生ポケモンの調査のエピソードが続く。前回がリコとニャローテに焦点が当たっていたのに対して、今回のメインキャラクターはロイとカイデン。
以前の修行で空を飛べるようになりはしたものの、今だに強い風が吹けば怯えて飛ぶのをやめてしまうカイデン。それに加え、幼いころから自由に飛べなかったことがコンプレックスとなっているのか、同じロイのポケモンであるホゲータに対して、ライバル意識を持っている。
今回は風が吹く中、高いところのきのみを取れなかったカイデンに対して、ホゲータはニトロチャージで気を駆け上り入手に成功、といった感じで度々ホゲータの成長が描かれ、それに対するカイデンの少し卑屈なまなざしが印象的なお話でした。
しかし、カイデンもまた何もしていないわけではなく、一人必死に練習している。以前ロイと共に頑張った記憶から、今できないこともできるようにしていこうとするカイデンの頑張りがわかるエピソード。
カプサイジを助けるため、崖下に落ちてしまったロイ。カプサイジをつかむため強風の中飛んで行ったカイデン。一段成長した姿が描かれたのちに、ロイ自身のピンチに反応してダイカイデンに進化するという流れはよかったです。
強風の中でも飛ぶことができるようになり、より大きく強く進化したダイカイデンは、自分に自信がついたのか、ホゲータに対しても大人びた対応を見せる。今後待つであろう黒いレックウザとの戦いでは、ホゲータを背中に乗せて飛び回るシーンが描かれるのかもしれません。
ただ、仲間になって以来カイデンが表に出ていることが少なかった事もあり、このタイミングでの進化はちょっと唐突感もあったかなという気もする。もう少しカイデン自身が色々バトルしていると、このあたりの感想も違った気もしますが、3人のキャラクターをメインに立てて動かす以上、難しいところもあったのかもしれません。
ライム登場
今回はジムリーダーライムも登場しました。ハカドッグと共になぜあそこにいたのか、なぜ急に消えてしまったのか、といった感じの事はよくわからないままでしたが、この世ならざるものが周囲にいることを伝えるという役割を果たす。この話は、次回のコノヨザル登場のエピソードに繋がる話だったようです。
そして、それと同時にロイ・ホゲータに対してラップを聞かせ、ホゲータの事も褒めるという立ち位置を見せる。ホゲータの進化系の方向性や、今のホゲータの歌の事などを考えると、ホゲータ進化への布石なのかなという感じもするお話でした。
この感じですと、ロイの次のテストの担当ジムリーダーはライムさんとなりそうです。今期はリコ・ロイとニャローテ、ダイカイデンと進化が続いていますが、ホゲータもジム戦で進化なんてこともあるのかも。
そういえば、順番で考えると次はドットのポケモンが進化しそうな気もします。先日ちらっと踊り要素に触れられたクワッス辺りは怪しい気がしますが、果たして進化は見られるのでしょうか。
次回『ミブリムと、この世ならざる者』
霧の中にいるコノヨナザラザルモノ、とのことでコノヨザルが登場する様子。何やらマンキーも多数登場して慌ただしい雰囲気でしたが果たして何が起きるのか。
そんな中、リコとロイのそっくりさんも登場とのことで、妙なキャラクターが映っていましたが、果たしてどのような役割を果たすのでしょうか。
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