2024年6月12日配信開始、週刊少年サンデー2024年28号で連載された龍と苺195話『2強時代』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
2強時代
翠に勝利し、竜王戦決勝トーナメントへと進出を決めた苺ちゃん。今回は、決勝トーナメントと1回戦までの間のエピソードと、この100年間の将棋界の変化が描かれました。
100年後の世界では、将棋の人気が高まっており、競技人口が1億人以上となり、100年前の10倍となっていることが語られる。当然AIによる将棋の進歩もあるようですが、AIやロボットによる参加については、きっちりと検査されており、難しいとのことで、やはり100年後の苺ちゃん自身がそういう存在ではないということを言っているようにも見える。
そんな中、苺ちゃんの興味は現在の二強と呼ばれる『寒河江』と『黒田道化師』へと移る、何やらちらっと妙な形に発展した未来のししおどしが庭にある試合場で、寒河江名人と川都メメントの棋聖防衛の戦いが描かれる。
その様子を、100年前ように庭から見つめる苺ちゃん。さらにそこに黒田道化師(ジョーカー)も登場。100年後の将棋界の中ではおそらく最強であるだろう人物。苺ちゃんと同じように、庭から感染するためにやってきた様子。
苺ちゃんと道化師の会話では、勝ちとか負けにこだわっていてはまだまだ、面白くなくちゃ、という言葉になるほど、と返していますが、勝負に対するこだわりのある苺ちゃん果たして何を思ってこの返事を返したのかというのはちょっと気になるところです。
しかし、すっかり警察のドローンマッポとなかよくなっている苺ちゃんの姿には少し笑ってしまいました。
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