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アストロノオト アニメ最終回 12話感想

アストロノオト12話感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、 総監督:高松信司 監督:春日森春木 脚本:うえのきみこによるオリジナルアニメ『アストロノオト』の12話の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

12話

見つかる鍵

いきなりSFアニメのようなスタートからのゴシュ人との戦い。ゴシュ人は、地球への総攻撃を引き換えに、ミラとの結婚を要求してくる。そもそも、母の逃走劇の際も、政略結婚からの逃走はこのゴシュ星人からの逃走、親子二代にかけて求婚しようとするゴシュ人。美しくて優秀な子孫を残したいから結婚しろと言う勝手な要望に対して、ミラは即拒否。

アストロ荘自体も母が地球へ乗ってきていた宇宙船を変形させていたものだったとのことで、ゴシュ人との戦いが始まる。ノリと勢いで進む宇宙戦の果てに、無事ゴシュ人の撃破となりました。

ショーイン

ご主人との戦いでは、ショーインもラブホに乗って突撃。彼がスパイをやっていたのは、鍵さえ奪えればミラとの結婚は報酬として用意されていたからだったとのこと。気持ち自体は本物だったとのことです。

ただやはり、前回から急に小物感ばかり強調されるようになってしまったのが残念。元々ハイスペックだったり、いい性格をしていながらも素直で良いところは十分魅力があったと思うのに、単に情けないだけのキャラクターという感じにされてしまうのはあんまりかなとどうしても思ってしまう。戦いが終わった後、逃げたショーインも発見され、他のスパイたちとは同じ仕事をしているうちに意気投合したとのお話もありました。この辺あたりは最後の最後に出すしかなかったんでしょうが、この話も途中から少しでも描いていたら感想も違ったのかなという気もする。

とはいえ、何やら地球での生活にも慣れたようで、きっちりパン屋として成功しているなど、きちんと彼なりに幸せは掴めた様子だったのはよかったです。

それぞれのその後

戦いは終わり、いよいよミラとのお別れ…かと思いきや、まだまだ食べたいものがあり、地球に愛する人も出来たミラは地球に残ることを選択。王位継承権を捨てるという流れでは、ナオスケも反対こそするものの認めてくれる。

ナオスケは護衛の任も解かれミボー星へ戻ることに。特に関係が深かったアオイちゃんとはきちんとお別れのエピソードも用意されており、最後の最後にラジオを渡し、二人だけの絆も残しての別れとなりました。仕事も見つかり次の一歩を踏み出せたあおいちゃん。EDでは、犬をなでている姿が映され、犬嫌いの方も無事直ったようです。しかし、何やら正吉おじいさんも一緒についていくことを選択、何やら小説を書き上げたいとのことで、新たな目標も見つかったようです。

若林一家の方は、蓮君がスカートを外でも吐こうという結論に達する。こちらに関しては、ミラによる生まれた時に決まっていたことが正しいのか?という疑問に背中押され、前回友達にスカート姿を見られてしまった件は、彼の踏ん切りに繋がった様子。

全体感想

割と楽しく見ていた作品だったのですが、どうにも11話での唐突なカミングアウトやら、二人の関係の成就やら、割と肝心なところがささっと済まされてしまったのがどうにも残念。SF要素もフレーバー程度には割と好みだったのですが、そこまで大事な要素でもなかったのが、ラスト前で割に急に大きくピックアップされるのも少し置いていかれる感じがありました。

前からあった悪ノリな部分が最後の最後大きく顔を出しすぎてしまったような気がする作品。終盤の色々な唐突感が、あまり好みではありませんでしたが、最後はショーイン含め、皆幸せそうに終わったのはよかったです。

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