2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』45話『運命の出会い、愛憎分岐点(ジャンクション)！』の感想・考察記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
45話『運命の出会い、愛憎分岐点(ジャンクション)！』
凄く頑張る加治木
今回は、前回のラストから続く、聖さんと加治木にまつわるエピソードの後半でしたが、予想以上に加治木の頑張りが際立つお話でした。
宝太郎と共に戦いに向かう事は予告でもわかっていた話でしたが、思っていた以上に加治木本人が体を張っての聖さんを助けに向かう。クロトーの攻撃を直に受けたり、聖さんから分離したマルガムの電撃を直で受けたり、仮面ライダーでもないのにすさまじい体の張りっぷり。
それでも、聖さんを助けるという目的のために、まっすぐに向かっていく様はシンプルにかっこいい。宝太郎から応援された京都での件を思い出していたこともあり、その応援を胸に頑張っているというのは、二人のここまでの互いに応援しあう関係をきっちりと生かしているというのも非常に良かったです。
聖さんも犯罪者の妹であること、一度は自分が怪物になった事、つらい記憶を思い出してしまったことなど、一度は加治木を拒みましたが、それでも大切な人を守るとする加治木の奮闘っぷりが心に響く。
最後には、ある意味本作に置いて最大の問題であった、ケミーに関する記憶を封じてきた件についても触れられる。二人の記憶はつらい者であってもきちんと残すという選択。ミナト先生もそれを認め、彼自身のつらい過去についても再び拾われ、その夢が宝太郎に託されるという流れもよかったです。
しかし、そんな中、ガエリヤの行動により、今度はすべての封じられていた記憶が復活してしまう様子。ケミーと人との関係を描くうえで避けられない問題であった記憶の書き換え。人とケミーとの関係を決めることにも関わりそうな、最後の戦いが幕を開けるようです。
陰謀論を掲げるようなVtuberが登場してきましたが、陰謀とまではいわないものの記憶操作は実際にあった事。人の悪意がふりまかれ人々は混乱する中、かつての犯罪者たちも再登場。ただ、記憶が戻るということは、ケミーとの良い記憶についても戻るという可能性もありそうで、サボニードルやレスラーGなどと関係してきた人々が逆転の鍵となるのかもしれません。
記憶が戻るラケシス
人間になるため、人だった時の記憶を取り戻そうと動くラケシス。かつての嫌な自分を思い出し、何やら色々言っていましたが、人形であった時の彼女にも当てはまっていそうな要素もあり、割と本質は変わっていなかったのかもしれない。
味覚も戻り、あとは恋とのことで、何やらスパナとの関係が推されそうな感じもありますが、その裏ではグリオンの記憶がフラッシュバック。素直に人間になれてハッピーエンドとは行かなそうな感じもあります。
さて、グリオンというと以前から気になっていたのですが、復活したグリオンは妙にアトロポス達に優しくなっているように見えます。今回も、クロトーによるラケシスが戻ってきたら許してやってほしいという頼みを認めてあげていますし、アトロポスに対しても以前から特別扱い自体はしていた気がしますが、今の父親として接するような態度とはまた違った気がする。
復活する前とはどこか別人らしさも少し感じる今のグリオン。単に目的のために利用しようとしているだけという可能性もなくはないですが、ちょっと気になる要素となっています。
アトロポスの父親を望む願望が復活の際に反映されたなんて可能性もありそうですが、そのあたりも今後触れられることになりそうです。
仮面ライダーガッチャード ライドケミートレカ PHASE:04
ギギストの狙うニジゴンも含まれる新たなレイドケミートレカ。
仮面ライダーガッチャード 毎週日曜9：00放送中
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。
AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか？
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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