2024年8月5日に配信、週刊少年ジャンプ2024年35・36合併号で掲載されたONEPIECE(ワンピース)最新話第1122話『イザッテトキ』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第1122話 イザッテトキ 感想
決意を固めるコビー
今回はエメトを中心とした話が特に印象に残りましたが、個人的には前半のコビーの「あなたの夢を阻止しなくちゃ!!!」という言葉もなかなか印象に残りました。
前回ベガパンクが世界に発信した「ワンピースを手に入れたものに世界の命運が託される」という言葉。それを聞きルフィさんになら世界の運命を託してもよいとはならず、ある意味自分たちがそれを手に入れ、進まなければいけないと覚悟を決めるのは、ある意味ここまでのコビーの大きな成長を描いているようでした。
アルビダの元で働かされていた時に助けられ、海軍大将になるという夢を追い求めるきっかけともなったルフィに呈して、ここまでは、友人・恩人として接していたコビーですが、ここからのワンピース争奪戦においては、海軍として立ちはだかる覚悟を決めたようです。果たしてどのようにルフィと戦う事になるのか、今後かなり気になる展開となりそうです。
ジョイボーイも麦わら帽子
ロジャー・シャンクス・ルフィと続く麦わら帽子の流れ。今回、エメトの過去の回想の中で登場したジョイボーイもまた麦わら帽子をかぶっていたことが描かれる。この麦わら帽子というと、かつてイム様の元に合ったものも麦わら帽子と、やはり話の根幹にもかかわっていそうな点もあります。更に、エメトはルフィの名前の中野Dという部分に何か思うところもあった様子。相変わらず謎が多いDですが、ジョイボーイとの関係も深いのかもしれません。
ジョイボーイは最後にエメトの中に最大限の覇気を残し、その力はルフィたちでは傷つけることのできなかった五老星が撤退せざる負えないほどの力を秘めている。また、覇気でなぜ人が消える!?という反応を見るに、覇気自体が五老星やイム様に対して特別な効果があるようにも見えます。このあたりの描写を見ていると、まだまだ覇気には先があり、五老星やイム様と戦う上では、ルフィたちの力もまだまだ足りていないのかもしれません。
今回はその裏で、イム様もまたそのジョイボーイの覇気を感じ取ったのか悲鳴を上げているのも印象的。果たして、この過去に何があったのか、結局細かい部分は分からないまま話は先に進んでいきますが、この先の展開でどのように触れられるのか気になります。
22年前に愛知県の少年が書いてくれたスモーカーの絵をマネしてみて
そんな今回のお話の扉絵、スモーカー大佐の姿が描かれこれまでの扉絵の話の流れをぶった切るもので、ちょっと疑問に思っていましたが、よく見るとHEROACAの文字が。どうやら、今回同号にて最終回となった『僕のヒーローアカデミア』のお祝いの意味を込めたものだった様子。更に、少し気になってみていたところ、22年前にスモーカーを描いた少年というのが、ヒロアカの作者である堀越耕平さんだったようです。
こちらはワンピース23巻のウソップギャラリー海賊団のコーナーで掲載されたものとのこと。お話的には、まだアラバスタあたりとなっており、だいぶ大分昔。ワンピースの歴史の長さも感じさえるエピソードです。
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